【殖やさなければ減るのがお金】5455
渡部昇一氏の心に響く言葉より…
ロックフェラーといえば金持ちの代名詞になっているような大富豪だが、彼にはモットーがあった。
それは、 「うんと稼ぎ、うんと貯め、うんと寄付せよ」 という言葉で表現される。
これが彼の一生を貫いたモットーであったから、ロックフェラーは、月給が二十五円のころから月々キチンと貯金をし、それと同時に毎週二銭ずつ教会に寄付することを忘れなかった。
彼は一生で五十億円(昭和八年の貨幣価値で)稼ぎ、そのうちの三十億円を寄付し、財産は二十億円ぐらいあったといわれている。
貯めたお金よりも寄付をしたお金のほうが多かったのである。
彼が石油業を始めて間もなくのころ、ハンティングトンという兄弟の屋根葺き職人が、ロックフェラーの石油タンクの屋根をつくった。
そのとき、その代金の支払方法で問題が起こった。
ロックフェラーは兄弟に一つの提案をした。
「現金で払ってあげてもいいけれど、それではすぐになくなってしまうから、それだけの 額面の石油会社の株をあげよう」
ところが職人の兄弟は、喉から手が出るほど現金が欲しかったから、この申し出を断った。
しかし、ロックフェラーは真剣に真面目に兄弟に説いた。
「金は儲けたらすぐ貯めることを考えなきゃ駄目ですよ。いいですか。殖やさなければ減るのが金の性質なんですよ」
あまりロックフェラーがしつこくいうので、兄のジョンのほうはとうとう口説き落とされて、渋々株を受け取ることを承知した。
だが、弟のハッフは激しい口論ののち、ついに頑張り通して現金を受け取った。
それから二十年が過ぎた。
現金を受け取った弟のハッフはいつまでたっても昔のままの屋根職人であったが、兄のジョンはすでに百万長者になっていた。
お金とは実に不思議なものである。
同じ年に入社した社員に同じように給料をもらっていても、十年、十五年、二十年と時間が経過すると、ある人は家を建てているし、ある人は貯金もなくていつもピーピーしている。
結局のところ、ロックフェラーの指摘するように、お金というものは黙って何もしないでいれば減っていくのがその性質のようである。
殖やそうとしなければ減るものなのである。
このロックフェラーの教えを知ると知らないとでは、その人の人生は大きく姿を変えることになるだろう。
貴重な教えとして耳を傾けたいものである。
《殖やさなければ減るのが金の性質である》
■ロックフェラー/アメリカの大富豪。一会社員から身を起こして世界の石油王になる。幼少より信仰に篤く、 公共事業等に多大な貢献をなした。 (1839~1937)
『人生を創る言葉』致知出版社
https://amzn.to/3TxYOEO
「入(い)るを量(はか)りて出ずるを為(な)す」
という言葉がある。
収入の額を計算して、それに見合った支出を心がける。
つまり、収入以上にお金を使ってはダメだということ。
あたりまえの話だが、どんなにたくさん稼(かせ)いだとしても、それ以上に使ってしまったら、お金はたまらず、借金が増えるばかりだ。 これは、個人でも会社でも同じことが言える。
とかく、我々は、どうしても欲しいものがあったとき、それ以上に稼げばいいと思ってしまう。
しかし、それは順序が逆なのだ。
「殖やさなければ減るのがお金」という言葉を胸に刻みたい。
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渡部昇一氏の心に響く言葉より…
ロックフェラーといえば金持ちの代名詞になっているような大富豪だが、彼にはモットーがあった。
それは、 「うんと稼ぎ、うんと貯め、うんと寄付せよ」 という言葉で表現される。
これが彼の一生を貫いたモットーであったから、ロックフェラーは、月給が二十五円のころから月々キチンと貯金をし、それと同時に毎週二銭ずつ教会に寄付することを忘れなかった。
彼は一生で五十億円(昭和八年の貨幣価値で)稼ぎ、そのうちの三十億円を寄付し、財産は二十億円ぐらいあったといわれている。
貯めたお金よりも寄付をしたお金のほうが多かったのである。
彼が石油業を始めて間もなくのころ、ハンティングトンという兄弟の屋根葺き職人が、ロックフェラーの石油タンクの屋根をつくった。
そのとき、その代金の支払方法で問題が起こった。
ロックフェラーは兄弟に一つの提案をした。
「現金で払ってあげてもいいけれど、それではすぐになくなってしまうから、それだけの 額面の石油会社の株をあげよう」
ところが職人の兄弟は、喉から手が出るほど現金が欲しかったから、この申し出を断った。
しかし、ロックフェラーは真剣に真面目に兄弟に説いた。
「金は儲けたらすぐ貯めることを考えなきゃ駄目ですよ。いいですか。殖やさなければ減るのが金の性質なんですよ」
あまりロックフェラーがしつこくいうので、兄のジョンのほうはとうとう口説き落とされて、渋々株を受け取ることを承知した。
だが、弟のハッフは激しい口論ののち、ついに頑張り通して現金を受け取った。
それから二十年が過ぎた。
現金を受け取った弟のハッフはいつまでたっても昔のままの屋根職人であったが、兄のジョンはすでに百万長者になっていた。
お金とは実に不思議なものである。
同じ年に入社した社員に同じように給料をもらっていても、十年、十五年、二十年と時間が経過すると、ある人は家を建てているし、ある人は貯金もなくていつもピーピーしている。
結局のところ、ロックフェラーの指摘するように、お金というものは黙って何もしないでいれば減っていくのがその性質のようである。
殖やそうとしなければ減るものなのである。
このロックフェラーの教えを知ると知らないとでは、その人の人生は大きく姿を変えることになるだろう。
貴重な教えとして耳を傾けたいものである。
《殖やさなければ減るのが金の性質である》
■ロックフェラー/アメリカの大富豪。一会社員から身を起こして世界の石油王になる。幼少より信仰に篤く、 公共事業等に多大な貢献をなした。 (1839~1937)
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「入(い)るを量(はか)りて出ずるを為(な)す」
という言葉がある。
収入の額を計算して、それに見合った支出を心がける。
つまり、収入以上にお金を使ってはダメだということ。
あたりまえの話だが、どんなにたくさん稼(かせ)いだとしても、それ以上に使ってしまったら、お金はたまらず、借金が増えるばかりだ。 これは、個人でも会社でも同じことが言える。
とかく、我々は、どうしても欲しいものがあったとき、それ以上に稼げばいいと思ってしまう。
しかし、それは順序が逆なのだ。
「殖やさなければ減るのがお金」という言葉を胸に刻みたい。
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