AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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遅刻による屈辱感 人の心に灯をともす 5476より 写真はMさんからいただいたプレゼントです(*☻-☻*)...

2023年09月23日 | 
【遅刻による屈辱感】5476



心理学者、富田隆氏の心に響く言葉より…


団体旅行に行くと、必ず集合時間に遅れる人がいます。

トイレ休憩も、食事も、お土産を買うのも、いつも一番最後。

それもいつも決まった人であることが多く、いくら本人から「ごめん、ごめん」と言葉を尽くして謝られても、たび重なると “またあいつか” と心底腹が立ってきます。

社会人の最低限のマナーは「挨拶」と「時間を守ること」だと言われます。


しかし、時間を守れない人は職業、年齢を問わず多いもの。

遅刻は、待つ人を怒らせたり、予定が狂ったりして、周りの人に多大な迷惑をかけます。

でも実は、それ以上に心理的な問題が潜んでいるのです。


それは、待たされている人の心の中に、 「私は、彼に軽く見られている」という屈辱感を抱かせてしまうことです。

これを「従属の効果」と言います。

「従属の効果」とは、自分が相手に従属させられていることから生じる心の動きを指します。


遅刻を例にとれば、自分はイライラしながらも待たざるを得ない、つまり待つことを強制されている、ということが引き起こす「不当に侮蔑(ぶべつ)されているような感覚」「相手より小物の地位に置かれることに対する屈辱感」の心境が問題なのです。

だから、地位の下の人が待たされているときは、従属の効果はそれほど問題にはならないもの。

問題になるのは、会社の上司や取引先など目上の人を待たせる場合や、会社の同僚、あるいは入社年次が同じ仲間など、地位が対等の人を待たせるときです。

「なんで、私が待たされる立場に置かれなきゃいけないんだ!」 という気持ちを抱かせることになってしまうのです。

その気持ちは、会議が始められないとか、ゴルフのスタートに遅れそうだとかいう実際の迷惑の次元に留まらないのです(もちろんそれだって、大変に大きな問題なのですが)。


だから待たせた側は、その場に到着したらすぐに、「遅れてすみません」と詫びなければなりません。

仕方がない理由があっても、その場で理由を話そうとするのは逆効果です。

とにかく「待たせてごめんなさい」と心から謝って、従属の効果によって生じた 負の感情を、いち早く打ち消さなくてはなりません。


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多くの遅刻常習者は、「自分が待たされるのが嫌だ」という感情が強い。

「早く行きすぎると損をする」と思うからだ。

それがため、ギリギリに行くことになる。

ギリギリに出発すると、ちょっとした交通渋滞や、行く直前に思わぬ電話や来客、電話などがあったりして、かなりの確率で遅刻することになる。


つまり、遅刻常習者は損得勘定が強く、自己中心的だということ。

自分が待たされると「イラっと」するのに、自分が相手を待たせて「イラっと」させてしまうことに気づかないからだ。


どんなときも、人を待たせない人でありたい。





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