AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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【他人とちがった人間になれ】人の心に灯をともす 4514より 写真はMさんからいただいたプレゼント...

2021年02月01日 | 
【他人とちがった人間になれ】4514



渡辺和子氏の心に響く言葉より…


ユダヤの古いことわざに、


他人にすぐれようと思うな

他人とちがった人間になれ


というのがあると聞きました。

このような単純な言葉に、言いようのない新鮮さを覚え、日常生活を営んでいく上で励ましを受けるのは、世の中がそれだけ画一化し、人間の価値が比較の中にのみ見出されているからでしょうか。

たしかに比較という要素は、生活する上でなくてはならないものです。

それがあるからこそ、自分が置かれた位置を知ることもでき、また競争心も湧いて、自分の能力の限界に挑むこともできようというものです。


しかしながら、この比較も、人間一人ひとりは決して同じであり得ないという一つの「悟り」にも似たものなしに、ひたすら表面的な優劣に主眼を置くならば、それは、人間個々の可能性を伸ばすという教育の目的から遠く離れてしまいます。


《教育の目的は、一人ひとりが自己の可能性を実現すること。人それぞれちがう存在ということを忘れてはならない》


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金子みすゞさんの『私と小鳥と鈴と』という詩がある。


私が両手をひろげても、

お空はちっとも飛べないが、

飛べる小鳥は私のように、

地面を速く走れない。

私がからだをゆすっても、

きれいな音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のように、

たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、

みんなちがって、みんないい。


我々は、どうしても他の誰かと自分を比較し、一喜一憂してしまう。

「同期なのに、あいつのが先に役職が上になった」「あいつのが幸せそうだ」「あいつのが金持ちだ」…。


特に、SNSが出現してからは、他人の投稿を見て、コンプレックスや敗北感を感じたりしやすくなった。

その元にあるのは、「上か下か」とか「優秀かそうでないか」という優劣の感情だ。

優劣という価値観は人によって違う相対的なものだ。

絶対的な価値観などは存在しない。


だからこそ、「みんなちがって、みんないい」のだ。

他人よりすぐれようと思うのではなく、他人とちがった人間になりたい。






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