AI (ええ愛・Atelier Ichien)

ここは、『AI(ええ愛)』のある人たちの自由な空間です。一つ一つの記事に『AI(ええ愛)』が込もっているものばかりです。

その日、届いたサプライズ。 100人の1歩より

2011年11月20日 | うたしやきなお話
一円サンの愛読しているメールマガジンより…お福分けさせて…いただきます…m(__)m…
写真は…浜松のハマちゃんサンの提供です……ありがとう…ございます…m(__)m…

正観サンの四十九日まで…
正観サンの辞世の句とともに…
感謝の言葉を入れさせていただきます…m(__)m…

わが形見
高き青空掃いた雲
星の夜空に
日に月に

わがかたみ
たかきあおぞらはいたくも
ほしのよぞらにひにつきに

正観サン…どうもありがとうございました…m(__)m…


■嬉しい楽しい幸せなお友達からのお願いです。m(__)m

 正観さんに追悼文を

正観さんの四十九日は11月29日。
ありがとう三昧堂 感謝を込めて
メルマガ読者の皆さんとも追悼を捧げたい。

うたし仲間の追悼文で
四十九日を期して墓前に捧げたいと企画。

是非多くの方のご参画を頂きたくご案内いたします。
ありがとう正観さん。追悼文を募ります。

詳しくは 
募集「正観さん四十九日。わたしの追悼文。墓前に捧ぐ」
http://seikan49.exblog.jp/
投稿先やありがとう三昧堂の自己紹介 追悼文例(わたしの投稿)その他詳細。

投稿はまぐまぐフォームを利用。
上記から入れますが念のためこちらにも。

投稿「正観さん四十九日 わたしの追悼文」
http://form.mag2.com/draitriadr


vol.992[その日、届いたサプライズ。]

ゆうです

ワクワクおはようございます♪

いつも読んで頂きありがとうございます☆


昨日は、

大家族主義「星野修」さん
http://merumo.ne.jp/00556024.html


一筆入魂の「しもやん」さん
http://merumo.ne.jp/00564964.html

が沼津に来てくださり、熱く飲ませて頂きました☆


お二人とも魅力溢れる素敵な方です!

ありがとうございます



あっ!今日のお話、感動ですよ♪

行きます!

~~~

NTT西日本コミュニケーション大賞より

藤崎マリア(ペンネーム)作

~~~


【その日、届いたサプライズ。】



「あゆみ、こっち向いて!」 

小さい頃から、振り向くといつも父はカメラを構え、

ファインダーごしの私を見てくれていた。


数々の賞を獲得し、趣味の写真が転じて写真店を始めた父。

父の写真はいつも「人」そのものにスポットを当てた、素晴らしいものだった。


母から聞いた話では、長女の私が生まれたことが相当嬉しかったらしく、

私のアルバムは、

「あゆみ、生後1日目。ザンネン! ついてない!」

のモノクロ写真から始まって、毎日父のコメントとともに、数十冊にもなっていた。


いい加減なところはいっぱいあったけれど、

いつも明るく楽天的な父は誰からも好かれていた。


家族も大切にしてくれ、とりわけ私は子どものころから”パパっ子“で、

大きくなってからも腕を組んで歩くほど父が大好きだった。



「パパ、私が大きくなったら私の花嫁姿の写真は、絶対パパが撮ってね!」


「もちろん、オレの自慢の娘の花嫁写真は、オレが必ず撮ってやるからな。」 


子どもの頃から、この、同じ会話を数え切れないくらいしてきた。



私を「自慢の娘」と言ってくれるパパが、本当に大好きだった。


時が経ち、そんなパパに「この人と結婚します」と紹介する時が来た。


父は、泣きそうな顔をして声を震わせながら、

「幸せにしてもらえ。」

とひと言だけ言ってくれた。



すでに挙式が決まり、案内状を出し終わった頃、母から電話があった。


「もしもし、あゆみ? お父さんが……、

お父さんが脳梗塞で倒れて意識不明なの……」


「えっ……?」


口から心臓が飛び出しそうになりながら病院に駆けつけた時、

ICUの中の父は人工呼吸器でかろうじて命をつなぎとめていた。 


呼びかけても、呼びかけても、ピクリともしない。


「どうして? なんでなの? 私の花嫁姿、撮ってくれるっていったじゃない!

目を覚ましてよ!

パパ、パパ、お願い、ねぇ、パパ、お願い……」


大好きな父と歩くはずだったヴァージンロード……。


最高の写真を撮ってもらえるはずだった私のウェディングドレス姿……。


意識は戻ったけれど、もう、歩くことも、カメラを持つことができない父は、

結局結婚式に出席することはできなかった……。



披露宴当日。

どうしても、父にお礼が言いたかった。


わがままばっかり、心配ばっかりかけてきたことを謝りたかった。


そして、なにより花嫁姿を見て欲しかった。 


祝福の喜びの中で、その場に父がいない淋しさで私は一生懸命涙をこらえていた。


終宴の間近の花束贈呈の時、会場が突然真っ暗になった。


次の瞬間、前方のスクリーンに、病床の父が写し出された。


カメラを手に包帯でくくりつけ、


「あゆみ、結婚おめでとう。」


という父の絞り出すような声に会場がどよめいた。


「パッ、パパ……?」


父の傍らに置いてあるノートパソコンに、花束を持って立つ、私のウエディングドレス姿が映っている。


それは、父との約束をなんとか実現させてやろうと、

夫になる彼が私に贈ってくれた、最高のサプライズだった。 


カメラを持って、Webカメラを覗き込む父が、
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