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不満は、何もせずに放っておくこと 人の心に灯をともす 5603より 写真はMさんからいただいたプレゼ...

2024年02月01日 | 
【不満は、何もせずに放っておくこと】5603



心理学者、内藤誼人(よしひと)氏の心に響く言葉より…



心理学の古い理論に、「カタルシス理論」というものがあります。

心の中に不満や鬱憤が溜まってしまったら、それを外に吐き出したほうがスッキリするよ、という理論です。

不満を溜めこまず、外に吐き出せばラクになるというのは、なんとも理論的であるように思われますが、これはまったく効果がないことがわかっています。


アイオワ州立大学のブラッド・ブッシュマンは、カタルシス理論に基づけば、イライラしたときには、モノを殴ればスッキリするはずだと考えました。

ブッシュマンは、悪口を言われた人に、パンチング・バッグ(サンドバッグみたいなもの)を殴らせて、どれくらい怒りが減るのかを調べてみました。

ところが、怒りはまったく減らなかったのです。

カタルシス理論など、現実には見られないインチキ理論だったのです。


では、不満や怒りが溜まったときには、どうすればいいのでしょうか。

ブッシュマンによると、「何もしないで2分間、放っておけばいい」ということらしいです。

イライラしたとしても、2分間、静かに待っていれば怒りは落ち着きます。



「え!?私なんて、2分経っても、全然怒りが収まらないのですが...」

ハーバード大学の脳神経科学者ジル・ボルト・テイラーによると、怒りの化学物質が血流から消えるまでの時間は、90秒くらいだそうです。

90秒が過ぎてもまだ怒っているのなら、それは「怒りの回路を使いつづけるように、自分で選択している」から。

つまり、頭の中でムシャクシャしたことをいつまでも考えているから、怒りの化学物質が消えないだけなのです。


ちょっとくらい不満なことがあっても、「ま、いいか」と気軽に受け止めて忘れてしまうのが正しいやり方です。

いつまでも頭の中で悶々と考えつづけていると、怒りは消えません。


また、不満などを日記やブログで発散したほうがいいというのも、ウソです。

そん なことをすると、余計にイライラが募っていきます。

イライラは静かに放っておくのが正解であって、カタルシス理論が言うように、外に出そうとすると、いつまでも消えてくれません。


《不満を感じても、「何もせずに放っておく」のが正解》


『おもしろいほど やる気になる本』明日香出版社
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「アンガーマネジメント」という1970年代にアメリカで始まった心理トレーニングの方法がある。

これは、怒らないことではなく「怒りをコントロールすること」であり、「怒りと上手につき合うこと」。

それはたとえば、「衝動をコントロール」すること。


衝動をコントロールするとは、「最初の6秒をやりすごす」こと。

よく、「腹が立ったら十、数えよ」などといわれるが、間を置け、ということ。


漫画家の弘兼憲史(ひろかねけんし)氏は人生の支えにしている言葉があるという。

それが、「まあいいか、それがどうした、人それぞれ」。


怒りや不満がわき起こってきたら、「まあいいか、それがどうした、人それぞれ」とやりすごす。

『不満を感じても、「何もせずに放っておく」のが正解』という言葉を胸に刻みたい。







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