
【自分というコンテンツを磨こう】5118
立命館アジア太平洋大学学長、出口治明氏の心に響く言葉より…
外に行って誰と会い、どんな人とつながりをつくるのか。
会う人が同年代の人ばかりに偏るのも、逆に「若い人たちと交流しなければ」といって無理に若い人とのつながりをつくろうとするのもどうかと思います。
僕は年齢に価値を置いておらず、年功序列という考え方にもほとんど興味がありません。
基準は面白い人かどうかであって、求めているのは自分に刺激を与えてくれる人。
年を取っていようがまだ若かろうが、そういう人たちとご飯を食べて、ワイワイガヤガヤ議論をしたい。
先日主催した食事会のメンバーはAPUの学生とダンサー、ピアニスト、日本舞踊家、大学教授、企業の社長、社会起業家、音楽家、作家、ジャーナリストそして僕です。
世代も職業もてんでんばらばらです。
この集まりは仕事とは何の関係もありません。
ちょうどその日の夜があいていたので、久しぶりに友人と飲もうと思いつき、その前後に連絡をとった人や「そういえば最近会っていないな」と頭に浮かんだ人にアトランダムに声をかけただけです。
別に深く考えてメンバーを選んでいるわけではありません。
要するに「来る者は拒まず去る者は追わず」で、緩く扉を開いているだけです。
自分にアクセスしてくる人は、自分のことを面白いと思ってくれているのだから、ありがたいと思って受け入れる。
自分から去るということは、その人にとって自分は魅力がないということなので、追いかけても仕方がない。
ずっとそう思ってやってきたので出会いの母数が多くなり、結果として人脈も広くなりました。
「なぜそんなに広い人脈があるんですか」と質問されることがありますが、それは長い間にたくさんの人と会ってきたからというだけのことです。
出会いの母数が多ければ、一定の確率で社会的に高いポストについている知り合いも増えます。
人脈などは意図してつくれるものではありません。
「この人は偉くなるから仲良くなっておこう」と思っても、病気で亡くなってしまうかもしれません。
だから「人脈のつくり方」といった本を一所懸命読むのは、まったく意味がないと思っています。
そんなことはできるはずがないんですから。
その手の本には例えば毛筆で手紙を出すといいなどと書いてあるので、実際に「これからもよろしくお願いします」と毛筆で書いた手紙をいただいたことがありますが、その人とまた会っているかというと、そうではありません。
毛筆で手紙を出そうがなしのつぶてだろうが、面白いと思った人にはまた会いたいと思うのが人情でしょう。
そこは技術論ではなくコンテンツの問題なので、テクニックを弄しても仕方がないのです。
そんなことをしなくても、自分に魅力や面白いところがあれば、人は向こうから集まってきてくれます。
「この人、面白そうだから食事に誘ってみようかな」と。
僕の友人に、仕事をやめたら奥さんに「もう面倒くさいからご飯はつくらない」と宣言された人がいます。
働いているときは稼いでくれたからご飯をつくってあげたけれど、あなたが仕事をやめたのだから私も楽をさせてもらいます、と。
彼は途方にくれて料理学校に通い始めました。
ところが、最初は1ヵ月程度通って、簡単なものでもつくれるようになろうと考えていただけなのに、すっかり料理をつくる楽しさにハマってしまい、1年通い続けました。
美味しい料理をつくれるようになったら、人に食べさせたくなるのが人情です。
彼が手あたり次第に知り合いに「ご飯を食べにいらっしゃい」と声をかけると、みんなワインやチョコレートを手土産にやってきて、料理を振る舞うと「また誘ってください」と喜んでもらえるようになったそうです。
奥さんも三食ご飯をつくってくれると喜んでいます。
彼はたびたび食事会を開催し、「お客さんに囲まれて、いまは毎日が楽しくてしようがない」と自慢していました。
彼のように、その人と一緒にいると面白かったり楽しかったりすると、人は自ずと寄ってくるのです。
『還暦からの底力』講談社現代新書
https://amzn.to/3dUVz9N
面白い人は、肯定的で明るい人だ。
また、好奇心が旺盛(おうせい)で、何でも面白がる人。
面白がることができる人は、人の話をニコニコしながら、聞ける人でもある。
そして、面白い人には、いつも「笑顔」と「ユーモア」がある。
また、話の引き出しが多くあり、更新された新しい情報を持っている。
それらは、年齢を問わず、面白い人と会ったり、新しい場所やスポット、イベントなどにも積極的に参加しているからできること。
また、読書によって常に自分をアップデートしていているからでもある。
自分自身に人をひきつける面白さがなければ、面白い人は集まってこない。
常に、自分というコンテンツを磨き続ける人でありたい。
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立命館アジア太平洋大学学長、出口治明氏の心に響く言葉より…
外に行って誰と会い、どんな人とつながりをつくるのか。
会う人が同年代の人ばかりに偏るのも、逆に「若い人たちと交流しなければ」といって無理に若い人とのつながりをつくろうとするのもどうかと思います。
僕は年齢に価値を置いておらず、年功序列という考え方にもほとんど興味がありません。
基準は面白い人かどうかであって、求めているのは自分に刺激を与えてくれる人。
年を取っていようがまだ若かろうが、そういう人たちとご飯を食べて、ワイワイガヤガヤ議論をしたい。
先日主催した食事会のメンバーはAPUの学生とダンサー、ピアニスト、日本舞踊家、大学教授、企業の社長、社会起業家、音楽家、作家、ジャーナリストそして僕です。
世代も職業もてんでんばらばらです。
この集まりは仕事とは何の関係もありません。
ちょうどその日の夜があいていたので、久しぶりに友人と飲もうと思いつき、その前後に連絡をとった人や「そういえば最近会っていないな」と頭に浮かんだ人にアトランダムに声をかけただけです。
別に深く考えてメンバーを選んでいるわけではありません。
要するに「来る者は拒まず去る者は追わず」で、緩く扉を開いているだけです。
自分にアクセスしてくる人は、自分のことを面白いと思ってくれているのだから、ありがたいと思って受け入れる。
自分から去るということは、その人にとって自分は魅力がないということなので、追いかけても仕方がない。
ずっとそう思ってやってきたので出会いの母数が多くなり、結果として人脈も広くなりました。
「なぜそんなに広い人脈があるんですか」と質問されることがありますが、それは長い間にたくさんの人と会ってきたからというだけのことです。
出会いの母数が多ければ、一定の確率で社会的に高いポストについている知り合いも増えます。
人脈などは意図してつくれるものではありません。
「この人は偉くなるから仲良くなっておこう」と思っても、病気で亡くなってしまうかもしれません。
だから「人脈のつくり方」といった本を一所懸命読むのは、まったく意味がないと思っています。
そんなことはできるはずがないんですから。
その手の本には例えば毛筆で手紙を出すといいなどと書いてあるので、実際に「これからもよろしくお願いします」と毛筆で書いた手紙をいただいたことがありますが、その人とまた会っているかというと、そうではありません。
毛筆で手紙を出そうがなしのつぶてだろうが、面白いと思った人にはまた会いたいと思うのが人情でしょう。
そこは技術論ではなくコンテンツの問題なので、テクニックを弄しても仕方がないのです。
そんなことをしなくても、自分に魅力や面白いところがあれば、人は向こうから集まってきてくれます。
「この人、面白そうだから食事に誘ってみようかな」と。
僕の友人に、仕事をやめたら奥さんに「もう面倒くさいからご飯はつくらない」と宣言された人がいます。
働いているときは稼いでくれたからご飯をつくってあげたけれど、あなたが仕事をやめたのだから私も楽をさせてもらいます、と。
彼は途方にくれて料理学校に通い始めました。
ところが、最初は1ヵ月程度通って、簡単なものでもつくれるようになろうと考えていただけなのに、すっかり料理をつくる楽しさにハマってしまい、1年通い続けました。
美味しい料理をつくれるようになったら、人に食べさせたくなるのが人情です。
彼が手あたり次第に知り合いに「ご飯を食べにいらっしゃい」と声をかけると、みんなワインやチョコレートを手土産にやってきて、料理を振る舞うと「また誘ってください」と喜んでもらえるようになったそうです。
奥さんも三食ご飯をつくってくれると喜んでいます。
彼はたびたび食事会を開催し、「お客さんに囲まれて、いまは毎日が楽しくてしようがない」と自慢していました。
彼のように、その人と一緒にいると面白かったり楽しかったりすると、人は自ずと寄ってくるのです。
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面白い人は、肯定的で明るい人だ。
また、好奇心が旺盛(おうせい)で、何でも面白がる人。
面白がることができる人は、人の話をニコニコしながら、聞ける人でもある。
そして、面白い人には、いつも「笑顔」と「ユーモア」がある。
また、話の引き出しが多くあり、更新された新しい情報を持っている。
それらは、年齢を問わず、面白い人と会ったり、新しい場所やスポット、イベントなどにも積極的に参加しているからできること。
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