国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

苦境1(四重苦)

2015-11-20 | 結婚@NYまで
一部は少し先走って書きますが、私たちの最終目的である(この時点ではボリビアでの)結婚と日本での同居をここまで困難にした理由を整理してみると以下に分類されます。それらはまさに「四重苦」として私たちに重くのしかかってくることになりました。

1.Lindaの米国でのオーバーステイ(不法滞在)
2.Lindaの在留許可証明書申請手続きの繁雑さと必要書類の多さ
3.私がボリビアで結婚するための手続きの(以下同)
4.Lindaの日本への入国ビザ申請手続きの(以下同)

うち最初のオーバーステイ問題の直接的影響は「米国を出たら最後、二度と入国できなくなる」ということです。ことの重大さをLindaは最初よく解っていなかったようですが、そのため仮に在ボリビア日本大使館に申請した入国ビザが出発前に発給されたとしても、先日述べたように私と同じ便で日本へ来ることは不可能になりました。(それを知って少し落胆していました。)米国滞在は当然としても乗り継ぎによる入国ですら拒否されてしまうからです。それ以前にアメリカ電子渡航認証システム(ESTA)を申請したとしてもおそらく通らないでしょう。

K君もそれには気が付いており、メキシコかカナダ経由にしたらどうかと助言してくれました。けれども、調べてみたら運賃は前回「思っていた」と書いたぐらい、あるいはそれ以上になってしまうし(加えて決して安くはないキャンセル料も必要)、所要時間もずっと長く、とくに前者は1泊しなければならないということで諦めました。

なお、これは地元で外国語による礼拝も行っているキリスト教会の牧師さん(日本人)から聞いた話ですが、そちらに来られている南米出身の方々は近年米国での審査が厳しくなっているため、祖国との往復にはカタール経由を選ぶ人が多いそうです。

ということで、オーバーステイのために様々な制約がかかってくる訳ですが、それは決して対応不可能ということはない。その後次々と明らかとなる困難の序の口に過ぎませんでした。
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