このところ、報道管制が働いているのだろうか。かなり官邸は報道にナーバスになている?と思われる節がある。
歯に衣着せぬ、みのもんた氏のご子息問題による番組出演自粛、上沼みえこさんの番組降板(NHK)、そこまでいっていいんかいのやしきたかじんの病気療養。たもりの笑って良いともの来年3月での打ち切り。人気番組、人気タレントのバッシングともみえる降板。美人女優に悪役をやらせ、美人でないタレントのバラエティー番組でののさばり。よほど美人がお嫌いな女性議員がおられるということか?高い支持率を背景に、暴挙といってよい法案の審議ごり押し。地方選でのこのところの自民苦戦とはうらはらな高支持率は本当なんだろうかと。ふと疑問が沸く。
自民党議員の中にも、一部官邸の人々(といっても2,3人という)による、思い付きでの政策に対する疑問視の声が上がり始めている。
そもそも、アベノミックスとは自民党の総意の元で掲げられた経済政策なのだろうか。
およそ、四半世紀前、当時のレーガン大統領が掲げたレーガノミックスを意識してのことだろうが、アベノミックスの説明で、総理自身が「インフレ率を2、3パーセントに挙げる」と発言されている。が、本来ならば「経済成長率をある程度確保し、賃金その他をアップし、国民の資産を増やし、国民生活を豊かにする。」位の発言が欲しいところだ。このままだと、株価があがり、資産家および大手企業が潤うだけで、国民は置いてけぼりを食らうことになろう。大切なのは、経済を安定化することであり、いたずらにインフレを誘導することはない。現に、物価の中で値上がりしているのは小麦関連の商品だけであり、飲み物は総じてデフレ傾向にある。また一旦あがった食料品もここに来てデフレ傾向に反転している。値上げをしても、消費者からの支持が得られず、むしろ買い控えされてしまう現象が多発しているのだろう。
色々疑問を感ずるが、特定の報道に関する規制がまかり通っているならば、それこそを問題にすべきで、報道機関の毅然たる態度が問われるのではなかろうか。
「言論の自由」を守るのは、マスコミに携わる方々の生命線ではなかろうか。いまそれがないがしろにされ始めているのではないかと危惧するのは、私だけであろうか?