小島教育研究所

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数学の段階的発展学習について。

2011-04-14 | 学習一般

学習内容レベルを設定すると以下の通りである。

1.教科書の例のレベル

2.教科書の例題レベル

3.教科書の章末レベル

4.入試の基本レベル  

5.入試の標準レベル    ◎

6.入試のやや難レベル   ◎

7.入試の難レベル

 

難関校といわれる大学であっても、5.6.あたりで勝負がついているのが現状である。

そこで、大切なのは、如何に効率良く学習するかである。

最難間といわれる、東京大学理系数学の問題でも、あくまでも基本事項の積み重ねでしかない。東大の入試問題が優れているのは、単なる暗記学習ではなく、基本事項を基に、それを用いて初見の問題に当たらせ、「問題解決能力を見る。」ところにあると言える。

基本は大事であるのは当然として、それらをどう組み合わせて、当面の問題を解決するか、その処理能力が問われるのが、東大入試問題の本質と言える。

国公立医学部合格レベルと、東大理合格レベルがほぼ等しい現在、医学部受験希望者はぜひ東大の理系問題にチャレンジしてください。きっと学習の参考になります。

東大理系の数学の問題は、東大理学部大学院数理科学研究科の先生方総力を挙げての出題と考えてよい。相手にとって不足はありません。1題1題と真剣に向かいあってください。学習の方策が見えてきます。

高校1年生の諸君は、早く基本事項を手早く学んでください。その際、学校の学習をうま利用して実力をつけること。また、「数学検定」(数検)を受験するなどして、客観的なレベルで、数学実力を養成してください。

 

 

 

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