【はじめに】
各社の世論調査の結果は、岸田首相にとっては惨憺(さんたん)たる値です。 「支持率が低いから選挙は当分出来ない」と大方の報道機関は予想していますが、私は次の2点の方が自民党にとっては問題だと思います。
《問題点❶ :旧統一教会の支援が得られ無くなっている》 結構沢山の自民党議員は、旧統一教会の熱心な選挙運動支援を受けて当選したと私は見ています。自民党は、旧統一教会に対し『恩を仇で返す』様な言動と政策を進めているので、支援どころか反撃される恐れが有ります。
《問題点❷ :公明党の婦人達》 公明党の婦人達は、「不正に対して厳しい」と思われます。政治資金パーティーの『不正』に関連した議員の選挙に、今までの様な積極的な支援はしなくなる可能性が有る様に思います。
最近、政治と金に関する投稿を続けてきましたが、今回は政党や派閥や議員の支出について私の考えを書きます。
・・・ 政治と金に関する投稿 ・・・
① 政治家が黒い金を集める昔の仕組み :投稿日=24年1月13日
② 政治と黒い金の作り方 :投稿日=24年1月20日
③ 政党、派閥と国会議員の収入 :投稿日=24年2月10日
④ 選挙運動の体験談 :投稿日=24年2月17日
●●● 政党の支出 ●●●
【政党の支出❶ :政党助成金】
ウイキペディアでは、政党助成金は「人件費・光熱水費・備品消耗品費・事務所費・組織活動費・選挙関係費・機関紙誌・宣伝事業費・政治資金パーティー・調査研究費・寄付金等」に使用されると有ります。
政党によっては、政党助成金、献金、会費等を合算した収入の一部を→→特定の政治家個人に渡しているケースも有ります。各党は、「特定の政治家個人に渡し金は、政党助成金からでは無い」と主張していますが、総収入の中から出した事になっているので、苦しい見解です。
選挙の時に配るマニュフェストやチラシは、各党とも党本部が作成して→→各候補者に発送しています。結構な金額になっていると思われます。
【政党の支出❷ :本部と支部の費用】
自民党の場合は、東京の本部の他に、各都道府県に支部『自民党会館』が有るので、人件費や事務所費に多額の金が必要だと思われます。
●●● 派閥の支出 ●●●
【派閥の支出❶ :事務所費など】
自民党は派閥を解散する様です。今までは有力派閥は東京に事務所を構えていました。人件費、事務所費、食事代などに金が必要だったと思われますが、これらの支出は『表の金』で処理して来たのでしょう。 「その金を得る為に政治パーティーが必要だった!」と私は見ています。
【派閥の支出❷ :黒い金】
自民党の派閥では、派閥のメンバーに『餅代と氷代』を毎年・一人100~200万円配っていた様です。その多くは収支報告書に記載されない『黒い金』だったのではと疑っています。
●●● 議員や候補者の支出 ●●●
【議員や候補者の支出❶ :事務所費や秘書費】
殆どの議員は地元と東京に事務所を持っています。東京の事務所を『議員会館』に置けば家賃はタダですが、地元事務所は議員や候補者が、お金を工面して借りる必要が有ります。
衆議院の小選挙区は、有権者数で区割りされますが、選挙運動は選挙区の面積が関係します。 北海道12区の様に、広大な面積が1選挙区の場合は、複数の地元事務所を運営している議員がおられる様です。
前回の選挙で落選して、次回の選挙を目指している政治家(一種の浪人)も地元事務所が必要で、私設秘書を雇う必要が有ります。 議員としての収入は全く有りませんから、党か派閥から金を出してもらうのでしょうか?!
政治家は、政治資金パーティーを開くなどして「金集め」が必要なんだと思われます。
(御参考 :武部新衆議院議員) TBSが『実録「政治にはお金がかかる」ある“先生”に密着してみたら…』と言う番組で、日本一広い選挙区・北海道12区の自民党の衆議院議員・武部新氏の日常の活動を紹介していました。 『実録「政治にはお金がかかる」ある“先生”に密着してみたら…』で検索したら、要約記事が読めます。
武部氏は東京事務所、4ヶ所の地元事務所、札幌事務所、合計6ヶ所も事務所を運営していて、公設秘書・3人の他に私設秘書を9人も抱えている様です。
2022年の武部氏の収支報告書では、収入≒9,489万円で、その内・政治パーティーの収入≒4,063万円、寄付≒3,617万円、政党交付金≒1,300万円となっていました。
支出≒8,544万円で、その内・人件費≒2,896万円、事務所費≒1,817万円、後援会運営費など≒1,033万円となっていました。
《北海道12区》 北海道12区は、北海道の北北東・オホーツク海に面した地域、利尻島、礼文島を含む広大な面積(約14,740km2)の選挙区です。海岸線が640kmも有ります。人口は28万人程しか有りません。 面積が広いので、地元事務所を4ヶ所も設けているのだと思われます。
(余談 :私の故郷・和歌山県) 私は和歌山県(面積≒4,700km2)の出身です。 衆議院の小選挙区は、和歌山1区と和歌山2区に区割りされています。和歌山1区は和歌山市周辺の狭い地域で、面積は県の10%程度で、残り90%が和歌山2区です。2区は二階俊博氏の地元です。二階氏は1983年以来、13回も連続当選しています。 2区は広いですが、二階氏の地元事務所は一ヶ所の様です。二階氏は85歳ですから、「広い選挙区を回るのはシンドイのでは?」と推察します。
【議員や候補者の支出❷ :選挙の費用】
選挙には色々金が必要になりますから、議員達は日頃から少しずつ貯蓄していると思います。帳簿に記載出来る金だけで無く、裏金も貯めておく必要が有ります。
公職選挙法は、『秘書』と『法律で選挙時に雇って良いと定められた人』以外は、ボランティアを集めて選挙運動する様に要求しています。自民党以外の政党は、ボランティアを集められる様です。
自民党の党員は100万人以上いる事になっていますが、ボランティアで選挙運動をする人が極めて少ないのでは?と私は見ています。 「その為に、今までは公明党と旧統一教会の支援を受けざるを得なかったのでは?」と思います。
ボランティアを集められない候補者は、『黒い金』で運動員を集めざるを得ません。
(余談 :萩生田光一氏) 自民党の萩生田光一衆議院議員の地元は八王子市(東京24区)です。八王子市には創価大学など創価学会の施設が沢山有って、創価学会にとっては大切な場所です。萩生田氏は公明党の支援を受けて、2003年に衆議院議員になりました。民主党政権が誕生した2009年の選挙で落選し、09年~12年は浪人でした。 その間、萩生田氏は旧統一教会と密接な関係を構築して→→12年の選挙では旧統一教会の熱心な支援を得て→→当選しました。
萩生田氏は、22年までの5年間で政治パーティーの裏金が『2,700万円以上』有った事が明らかになっています。次回の選挙では、旧統一教会の支援は期待出来ません。「公明党の婦人達も選挙運動に参加しないのでは?」と私は予想しています。 「ドンナ選挙運動をするのか?」、「当選出来るのか?」注目しています。
・・・ 金を支払って良い運動員と物 ・・・ 『公職選挙法141条の規定』と『公職選挙法の一部を改正する法律』
公職選挙法等で、選挙の時に日当を払って良い人と日当の上限が決められています。
❶ ウグイス嬢と手話通訳者の日当 ≦15,000円
❷ 自動車の運転手の日当 ≦10,000円 ・・・離島の有る選挙区では船長さんも
❸ 事務員の日当 ≦10,000円
❹ 選挙カー/船のレンタル料
❺ 選挙事務所 :候補者一人につき1ヵ所(選挙区が広い場合は、政令で衆議院は3ヵ所、参議院は5ヵ所まで認められます。)
・・・ ボランティアが行う仕事 ・・・・
選挙運動でドンナ仕事が有るのかについては、24年2月17日に投稿した『選挙運動の体験談』に書きました。是非読んで見て下さい。
❶ ポスター貼り :候補者ポスター掲示板にポスターを貼る仕事など
❷ ポスティング
❸ 公選はがきの宛名書き
❹ 電話掛け
❺ 街頭演説の場所確保と旗立てなど
❻ チラシやマニュフェスト配り
❼ 個人演説会場の設営
【議員や候補者の支出❸ :法律違反の支出】
自民党が立ち上げた『政治刷新本部』で、「『黒い金』を何に使ったのか?」(公表は出来ないでしょうから)秘密裏に調査すべきです。予想外の使途が有るかも知れません。 私が予想する使途を列記しておきます。
❶ 選挙の人件費 :ボランティアが行うべき仕事の対価
❷ 党員の会費の立替 :買収の一種です。
❸ 買収 :地方議員の囲い込みの為に金を渡すのは買収の一種です。
❹ 高級料亭やクラブでの散財 :政治資金で遊んだら法律違反です。
❺ 女遊び、買春
《 票の買収 》
現在は『票の買収』は殆ど行われていないと思います。 然し、候補者が→→金を渡して→→地方議員に票の取りまとめを依頼するのは一種の買収です。
残念ながら、21世紀になっても買収する政治家は、完全には無くなっていません!
★ 2019年 :河井夫妻選挙違反事件
★ 2023年 :柿沢未途選挙違反事件
私が子供の頃、国会議員や県知事選挙になると、1票・3,000円~5,000円で買収していました。私の住んでいた集落に買収して回る人がいました。投票日の前日か前々日の夜に、提灯を持って話の付いている家を回るのです。川向うの集落を回っている時、私は「金を受け取っている家」が分かりました。当時は大家族制でしたから、一軒で3~4票買えたのです。 私の父は、選挙が有ると『開票立会人』をやっていたのですが、父は「誰が買収されて投票したか?分かる」と言っていました。田舎だったので、「分かったのだ」と思います。
《 高級料亭やクラブでの散財 》
2005年に杉村太蔵氏が衆議院議員になった時、「料亭、行きてぇ!」と言って有名になりました。杉村氏が当選した頃には、闇献金の時代は終わっていたので、多分・超高級料亭の多くは店仕舞いしていたと思われるので、杉村氏の願望は実現しなかったでしょう!?
超高級クラブや超高級レストランはまだ存在している様です。政党交付金は論外ですが、政治パーティーで得た金で、超高級店を利用するのは止めて欲しいです!
(余談) 九州に政党を転々と変わった、当選回数11回の衆議院議員(S氏)がいました。(2018年に亡くなられたので、書いても良いかな?!) S氏は芸者遊びが大好きで、国会が開催されている日でもお構いなしで、二、三カ月に一度は京都の祇園で遊んでいました。お金は『黒い金』では無く、利害関係の全くない某社の社長が出していたので、問題では有りません。
多分、国会が開催されている日に、祇園に出掛ける時は『病欠届』を出して、JRの無料パスで新幹線のグリーン車に乗って、京都での宿泊費は『黒い金』で支払っていたのでは?と思われます。何故か?週刊文春も週刊新潮も取り上げませんでした。
《 女遊び 》
「英雄色を好む」と言います。 1989年にわずか70日間ほど総理大臣を務めた宇野宗佑氏は、『英雄』とは呼べない人物でしたが、色を好んだと思われます。 「政治活動に使う」と言って集めた金で、女遊びをするのは犯罪です。 テレビ出演料や著作権料として得た金なら、私は許します。
浮気が止められない議員もいると思われます。元衆議院議員の宮崎謙介が典型例です。彼は、厚顔無恥なのか?、今でもテレビに登場しています。
昔・取引の有った中小企業の社長が、二号さんを囲っていました。商談の途中でコーヒーブレイクになり、同僚が「二号さんの相場は?」と質問すると、「男の収入に寄るが、大阪近辺で、僕くらいの所得だったら年間1,000万円くらいだ」と答えました。
各社の世論調査の結果は、岸田首相にとっては惨憺(さんたん)たる値です。 「支持率が低いから選挙は当分出来ない」と大方の報道機関は予想していますが、私は次の2点の方が自民党にとっては問題だと思います。
《問題点❶ :旧統一教会の支援が得られ無くなっている》 結構沢山の自民党議員は、旧統一教会の熱心な選挙運動支援を受けて当選したと私は見ています。自民党は、旧統一教会に対し『恩を仇で返す』様な言動と政策を進めているので、支援どころか反撃される恐れが有ります。
《問題点❷ :公明党の婦人達》 公明党の婦人達は、「不正に対して厳しい」と思われます。政治資金パーティーの『不正』に関連した議員の選挙に、今までの様な積極的な支援はしなくなる可能性が有る様に思います。
最近、政治と金に関する投稿を続けてきましたが、今回は政党や派閥や議員の支出について私の考えを書きます。
・・・ 政治と金に関する投稿 ・・・
① 政治家が黒い金を集める昔の仕組み :投稿日=24年1月13日
② 政治と黒い金の作り方 :投稿日=24年1月20日
③ 政党、派閥と国会議員の収入 :投稿日=24年2月10日
④ 選挙運動の体験談 :投稿日=24年2月17日
●●● 政党の支出 ●●●
【政党の支出❶ :政党助成金】
ウイキペディアでは、政党助成金は「人件費・光熱水費・備品消耗品費・事務所費・組織活動費・選挙関係費・機関紙誌・宣伝事業費・政治資金パーティー・調査研究費・寄付金等」に使用されると有ります。
政党によっては、政党助成金、献金、会費等を合算した収入の一部を→→特定の政治家個人に渡しているケースも有ります。各党は、「特定の政治家個人に渡し金は、政党助成金からでは無い」と主張していますが、総収入の中から出した事になっているので、苦しい見解です。
選挙の時に配るマニュフェストやチラシは、各党とも党本部が作成して→→各候補者に発送しています。結構な金額になっていると思われます。
【政党の支出❷ :本部と支部の費用】
自民党の場合は、東京の本部の他に、各都道府県に支部『自民党会館』が有るので、人件費や事務所費に多額の金が必要だと思われます。
●●● 派閥の支出 ●●●
【派閥の支出❶ :事務所費など】
自民党は派閥を解散する様です。今までは有力派閥は東京に事務所を構えていました。人件費、事務所費、食事代などに金が必要だったと思われますが、これらの支出は『表の金』で処理して来たのでしょう。 「その金を得る為に政治パーティーが必要だった!」と私は見ています。
【派閥の支出❷ :黒い金】
自民党の派閥では、派閥のメンバーに『餅代と氷代』を毎年・一人100~200万円配っていた様です。その多くは収支報告書に記載されない『黒い金』だったのではと疑っています。
●●● 議員や候補者の支出 ●●●
【議員や候補者の支出❶ :事務所費や秘書費】
殆どの議員は地元と東京に事務所を持っています。東京の事務所を『議員会館』に置けば家賃はタダですが、地元事務所は議員や候補者が、お金を工面して借りる必要が有ります。
衆議院の小選挙区は、有権者数で区割りされますが、選挙運動は選挙区の面積が関係します。 北海道12区の様に、広大な面積が1選挙区の場合は、複数の地元事務所を運営している議員がおられる様です。
前回の選挙で落選して、次回の選挙を目指している政治家(一種の浪人)も地元事務所が必要で、私設秘書を雇う必要が有ります。 議員としての収入は全く有りませんから、党か派閥から金を出してもらうのでしょうか?!
政治家は、政治資金パーティーを開くなどして「金集め」が必要なんだと思われます。
(御参考 :武部新衆議院議員) TBSが『実録「政治にはお金がかかる」ある“先生”に密着してみたら…』と言う番組で、日本一広い選挙区・北海道12区の自民党の衆議院議員・武部新氏の日常の活動を紹介していました。 『実録「政治にはお金がかかる」ある“先生”に密着してみたら…』で検索したら、要約記事が読めます。
武部氏は東京事務所、4ヶ所の地元事務所、札幌事務所、合計6ヶ所も事務所を運営していて、公設秘書・3人の他に私設秘書を9人も抱えている様です。
2022年の武部氏の収支報告書では、収入≒9,489万円で、その内・政治パーティーの収入≒4,063万円、寄付≒3,617万円、政党交付金≒1,300万円となっていました。
支出≒8,544万円で、その内・人件費≒2,896万円、事務所費≒1,817万円、後援会運営費など≒1,033万円となっていました。
《北海道12区》 北海道12区は、北海道の北北東・オホーツク海に面した地域、利尻島、礼文島を含む広大な面積(約14,740km2)の選挙区です。海岸線が640kmも有ります。人口は28万人程しか有りません。 面積が広いので、地元事務所を4ヶ所も設けているのだと思われます。
(余談 :私の故郷・和歌山県) 私は和歌山県(面積≒4,700km2)の出身です。 衆議院の小選挙区は、和歌山1区と和歌山2区に区割りされています。和歌山1区は和歌山市周辺の狭い地域で、面積は県の10%程度で、残り90%が和歌山2区です。2区は二階俊博氏の地元です。二階氏は1983年以来、13回も連続当選しています。 2区は広いですが、二階氏の地元事務所は一ヶ所の様です。二階氏は85歳ですから、「広い選挙区を回るのはシンドイのでは?」と推察します。
【議員や候補者の支出❷ :選挙の費用】
選挙には色々金が必要になりますから、議員達は日頃から少しずつ貯蓄していると思います。帳簿に記載出来る金だけで無く、裏金も貯めておく必要が有ります。
公職選挙法は、『秘書』と『法律で選挙時に雇って良いと定められた人』以外は、ボランティアを集めて選挙運動する様に要求しています。自民党以外の政党は、ボランティアを集められる様です。
自民党の党員は100万人以上いる事になっていますが、ボランティアで選挙運動をする人が極めて少ないのでは?と私は見ています。 「その為に、今までは公明党と旧統一教会の支援を受けざるを得なかったのでは?」と思います。
ボランティアを集められない候補者は、『黒い金』で運動員を集めざるを得ません。
(余談 :萩生田光一氏) 自民党の萩生田光一衆議院議員の地元は八王子市(東京24区)です。八王子市には創価大学など創価学会の施設が沢山有って、創価学会にとっては大切な場所です。萩生田氏は公明党の支援を受けて、2003年に衆議院議員になりました。民主党政権が誕生した2009年の選挙で落選し、09年~12年は浪人でした。 その間、萩生田氏は旧統一教会と密接な関係を構築して→→12年の選挙では旧統一教会の熱心な支援を得て→→当選しました。
萩生田氏は、22年までの5年間で政治パーティーの裏金が『2,700万円以上』有った事が明らかになっています。次回の選挙では、旧統一教会の支援は期待出来ません。「公明党の婦人達も選挙運動に参加しないのでは?」と私は予想しています。 「ドンナ選挙運動をするのか?」、「当選出来るのか?」注目しています。
・・・ 金を支払って良い運動員と物 ・・・ 『公職選挙法141条の規定』と『公職選挙法の一部を改正する法律』
公職選挙法等で、選挙の時に日当を払って良い人と日当の上限が決められています。
❶ ウグイス嬢と手話通訳者の日当 ≦15,000円
❷ 自動車の運転手の日当 ≦10,000円 ・・・離島の有る選挙区では船長さんも
❸ 事務員の日当 ≦10,000円
❹ 選挙カー/船のレンタル料
❺ 選挙事務所 :候補者一人につき1ヵ所(選挙区が広い場合は、政令で衆議院は3ヵ所、参議院は5ヵ所まで認められます。)
・・・ ボランティアが行う仕事 ・・・・
選挙運動でドンナ仕事が有るのかについては、24年2月17日に投稿した『選挙運動の体験談』に書きました。是非読んで見て下さい。
❶ ポスター貼り :候補者ポスター掲示板にポスターを貼る仕事など
❷ ポスティング
❸ 公選はがきの宛名書き
❹ 電話掛け
❺ 街頭演説の場所確保と旗立てなど
❻ チラシやマニュフェスト配り
❼ 個人演説会場の設営
【議員や候補者の支出❸ :法律違反の支出】
自民党が立ち上げた『政治刷新本部』で、「『黒い金』を何に使ったのか?」(公表は出来ないでしょうから)秘密裏に調査すべきです。予想外の使途が有るかも知れません。 私が予想する使途を列記しておきます。
❶ 選挙の人件費 :ボランティアが行うべき仕事の対価
❷ 党員の会費の立替 :買収の一種です。
❸ 買収 :地方議員の囲い込みの為に金を渡すのは買収の一種です。
❹ 高級料亭やクラブでの散財 :政治資金で遊んだら法律違反です。
❺ 女遊び、買春
《 票の買収 》
現在は『票の買収』は殆ど行われていないと思います。 然し、候補者が→→金を渡して→→地方議員に票の取りまとめを依頼するのは一種の買収です。
残念ながら、21世紀になっても買収する政治家は、完全には無くなっていません!
★ 2019年 :河井夫妻選挙違反事件
★ 2023年 :柿沢未途選挙違反事件
私が子供の頃、国会議員や県知事選挙になると、1票・3,000円~5,000円で買収していました。私の住んでいた集落に買収して回る人がいました。投票日の前日か前々日の夜に、提灯を持って話の付いている家を回るのです。川向うの集落を回っている時、私は「金を受け取っている家」が分かりました。当時は大家族制でしたから、一軒で3~4票買えたのです。 私の父は、選挙が有ると『開票立会人』をやっていたのですが、父は「誰が買収されて投票したか?分かる」と言っていました。田舎だったので、「分かったのだ」と思います。
《 高級料亭やクラブでの散財 》
2005年に杉村太蔵氏が衆議院議員になった時、「料亭、行きてぇ!」と言って有名になりました。杉村氏が当選した頃には、闇献金の時代は終わっていたので、多分・超高級料亭の多くは店仕舞いしていたと思われるので、杉村氏の願望は実現しなかったでしょう!?
超高級クラブや超高級レストランはまだ存在している様です。政党交付金は論外ですが、政治パーティーで得た金で、超高級店を利用するのは止めて欲しいです!
(余談) 九州に政党を転々と変わった、当選回数11回の衆議院議員(S氏)がいました。(2018年に亡くなられたので、書いても良いかな?!) S氏は芸者遊びが大好きで、国会が開催されている日でもお構いなしで、二、三カ月に一度は京都の祇園で遊んでいました。お金は『黒い金』では無く、利害関係の全くない某社の社長が出していたので、問題では有りません。
多分、国会が開催されている日に、祇園に出掛ける時は『病欠届』を出して、JRの無料パスで新幹線のグリーン車に乗って、京都での宿泊費は『黒い金』で支払っていたのでは?と思われます。何故か?週刊文春も週刊新潮も取り上げませんでした。
《 女遊び 》
「英雄色を好む」と言います。 1989年にわずか70日間ほど総理大臣を務めた宇野宗佑氏は、『英雄』とは呼べない人物でしたが、色を好んだと思われます。 「政治活動に使う」と言って集めた金で、女遊びをするのは犯罪です。 テレビ出演料や著作権料として得た金なら、私は許します。
浮気が止められない議員もいると思われます。元衆議院議員の宮崎謙介が典型例です。彼は、厚顔無恥なのか?、今でもテレビに登場しています。
昔・取引の有った中小企業の社長が、二号さんを囲っていました。商談の途中でコーヒーブレイクになり、同僚が「二号さんの相場は?」と質問すると、「男の収入に寄るが、大阪近辺で、僕くらいの所得だったら年間1,000万円くらいだ」と答えました。