この街が大嫌いだ

連休明け、いつも通りの朝。
マンション併設の駐輪場に向かうと、そこにあるはずの私の自転車が、無い。
どうやら、自分ちの駐輪場で盗まれたようだ。
その事実に愕然とする。
自分ちでまさか盗難なんてと油断し、鍵を掛けていなかった私がバカだった。

この街に住んでもうすぐ２年。その間に盗難に遭ったのは、
下着、車のステッカーに引き続き３回目。
２年で３回。多すぎやしないか？

新婚当初は亀戸で３年、その後蒲田で３ヵ月暮らしていたけれど、
こんな目に遭ったことはもちろん無かった。
どうやらこの街では、今までと同じ防犯意識では暮らせないようだ。
トシチャンが「この街は住むの人のレベルが低い」と、
何度となくぼやいていたのを思い出す。

私は、家族・友人・会社とどれをとっても本当に恵まれた環境にいる。
毎日正しく一生懸命生きることで、
このありがたい環境に感謝の意を現しているつもりだった。
それなのに、なぜこんな目に遭うのか。残念で悔しい気持ちでいっぱい。

「だから言ったろ。鍵くらいかけとけって。
ま、神様が”危ないからいい加減自転車乗るの止めろ”って言ってるんだよ。」
と、トシチャン。

さすが神様（と、トシチャン様）。
腹ぼてだろうが、いつまでも自転車に乗り続けようとする私の性格を、
よ～くご存知なようだ(苦笑)