ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

何か変

2005年01月13日 | ましこノート
1月21日召集される通常国会を前に、様々な政治的動きが報道されている。
今度の通常国会は郵政民営化成立が最大の政策課題であり、小泉改革の本丸とされているが、実はそれを隠れ蓑に日本の平和と安全に関わる重大法案が強引に成立されようとしている事に危惧している。

それは憲法改正の手続きを定める国民投票法案であり、自衛隊の海外派遣のための恒久法案である。戦後60年に当たる今年にかこつけて憲法9条改正や、自衛隊の海外での武力行使を一気になし崩しにやろうという姑息なやり口である。
憲法改正は否定しないが9条は改正しないのが私の立場であり、ましてや憲法改正の中身も分からず充分な審議もせず国民投票法案が先とは間違った手順である。
ましてや中川秀直自民党国対委員長が自分のホームページで、民主党は与党との共同提案しか選択肢はないなどと、とんでもない馬鹿なことを表明している。
何か勘違いをしていると言うより、神経を冒されたとんでもない病気にかかっているのではないのか。
こんな人物が自民党の国会対策責任者なのだから、すでに政権政党の能力はない。