ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

残業代ゼロでいいのか?

2006年12月28日 | ましこノート
残業代ゼロの「ホワイトカラー・エグゼンプション」という
カタカナ言葉の悪法が来年通常国会で成立し導入されそうだ。
成果主義が導入されサービス残業で残業代ゼロになる、
現行の労働規準法では非管理社員を一日8時間、
週40時間を超えて働かせる場合、通常の25%増し、
休日出勤は35%増しの報酬を支払う事になっている。
今回の労働政策審議会報告書は残業代ゼロの
「ホワイトカラー・エグゼンプション」を労使対立のまま導入をきめた。
厚労省は年収1000万円以上経団連は400万円以上を対象と
主張していたが具体的な年収額は決めないままの結論となった。
もっと恐ろしいのは金額を政省令で決めることである。
法律で決めれば国会で審議ができ勤労者の意見も反映できるが
政省令では官僚と経営者側のやりたい放題である。
こんな悪法が導入されたらホワイトカラーは残酷物語
そのもので過労死や自殺が当然のようになって行くでしょう、
まさに悪魔の法律になる。
この悪法を多数決の原理で導入されないように
来年は「ホワイトカラー一揆」を起こして欲しい。

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