ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

自民党総裁選、候補者出揃う

2006年09月02日 | ましこノート
優等生、やんちゃ坊主、お坊ちゃん。
三人三様の候補者が正式に自民党総裁選に名乗りを挙げた。
今は立場政党が違うが、かつては同じ自民党で活動を
ともにしていたので良く知っている。
1990年代の政治改革には三人とも余り熱心でなかった。
麻生太郎氏とは1番付き合いが長い、自民党青年局で
麻生局長時代私は中央常任委員を努めた。
大財閥の御曹子であり戦後日本を再建し今日の日本を
創りあげた故吉田茂元首相の孫である、
一度落選の経験があり大変人間的魅力に溢れた人物である、
政治経験も豊富で客観的には1番手であろう、
政策はまだ十分に明らかでないが、
やんちゃ坊主の魅力に本当の改革を期待したい。
安倍晋三氏はまさに華麗なる政界のサラブレッドである、
父故安倍晋太郎元外務大臣に薫陶を受けた私は
安倍氏が外務大臣秘書をしていた当時から良く知っている、
特に故岸信介元首相のDNAが政策には強く滲み出ている、
小泉首相の寵愛を受けたが政治経験もいまひとつである、
苦労を知らないお坊ちゃんであるが人気No.1である。
谷垣禎一氏はいつもクラスで1番の優等生である、
政策も1番しっかりしている、性格的も本当に真面目で
品性もある、加藤紘一氏のまな弟子で加藤の乱では
テレビの面前で涙を流した姿は優しさとひ弱さを印象付けた。
党務経験不足があるが政治経験はある。
それぞれ書き述べたが結果はすでに周知の通り安倍氏が
圧倒的勝利をおさめ次期総裁総理になるだろうが
総裁選で国民に向かって徹底的に政策を具体的に示して欲しい。
現時点では残念ながら自民党総裁が総理大臣になる
政治状況である、小泉政治後の国創りに明確な政権構想の
理念政策を打ち出し次期国会や国政選挙で信を問う
論議や選挙をして欲しい。
国民もムードに流される事なく注意深く
自民党総裁選を見つめて欲しい。