最近になってかなり海外フィルムの認知が進んできて、ネット・ショップを調べてみると黒白フィルムの占める欄が多くなってきています。国内フィルムはというと、現行生産を終了して在庫のみとなってしまったネオパンアクロスが有るのみですが、次期に生産を検討しているフィルムに期待したい所です。
昔はフィルムになかなかお金を張れない学生の、お楽しみ的な要素が強かった黒白フィルムなのですが、今ではディジタルカメラやスマートフォンで簡単にカラー撮影が行えて、撮影したカラー画像をモノトーン化する事も簡単に行えますので、黒白フィルムは写真部のお定まりの使用フィルムではなくなってしまいました。
しかし、現代でも黒白フィルムは生き残っていますし、何かしら購入する人も増えているような印象です。カラーネガ・フィルムもこれで無くなってしまうのかと思いましたが、若い方を中心に購入される方が増えてきているそうです。昔のかご盛フィルムの印象はなくなってきて、結構フィルムのコストも上がってきているのですが、それでも購入される方が増えているような印象です。
黒白フィルムの個性、即ち色による感度特性はフィルムによって違いますし、トーンの出方もまるで違います。暗部がスコッと抜けてしまうフィルムも有れば、逆に暗部のトーンが良く出てきて、メリハリが出せる特徴や、少し薄暗い部分のトーンを良く出してくれるフィルムも有ります。被写体の色合いによっても出てくるトーンが違いますから、黒白フィルムは毎回新しい描写を期待する感じです。
多くのフィルムは紫外線領域にも少し感度を持っていますが、赤色から赤外光にいたる領域の感度が各々のフィルムで違っています。赤色に反応しないフィルムや、緑と青色を良く捉えるフィルムなど、様々に有りますが赤外光まで感度が伸びているフィルムは、見た目と多少違った印象に写せる特徴を持っています。
可視光域をカバーするフィルムにはパンクロマチック特性のフィルムがありますが、製造するフィルムメーカ各社の味付けで、各々のフィルムで同じ被写体を移したとしても、トーンの出方に微妙な違いが有ります。ですので、毎回の撮影でトーンの出方が微妙に違ってきて、新鮮な驚きと期待感を持つ事ができます。
フィルム自体の粒子感も違いますし、硬調や軟調の違いもありますからレンズとの組み合わせも多数存在します。このフィルムであればこのレンズと言い切れない面白さがありますので、どんどんフィルムの沼にはまり込んでいく事になります。現像条件でもかなり変わってきますので、結構予測をしながら撮影を行なうのですが、毎回新鮮な驚きがあります。
前回フィルム撮影を行なってから1ヶ月近くたってしまいましたので、勘を戻す意味からも黒白フィルム撮影を再開します。寒いこの時期は現像液の温度を上げるのにも苦労するのですが、しっかりとトーンが出てくると安心できる感じです。少しずつ撮影と現像作業を行いながら春の撮影シーズンに向けて勘を戻していこうと考えています。
それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。

AsahiPentax ME SMC Takumar 35mmF2
撮影データ:1/125sec F3.5 Fomapan200
お正月の間に暮れに積もった雪が溶けて、公園の地面が冬枯れ状態になります。今年は根雪になっていないので、暖冬の影響と思っています。
昔はフィルムになかなかお金を張れない学生の、お楽しみ的な要素が強かった黒白フィルムなのですが、今ではディジタルカメラやスマートフォンで簡単にカラー撮影が行えて、撮影したカラー画像をモノトーン化する事も簡単に行えますので、黒白フィルムは写真部のお定まりの使用フィルムではなくなってしまいました。
しかし、現代でも黒白フィルムは生き残っていますし、何かしら購入する人も増えているような印象です。カラーネガ・フィルムもこれで無くなってしまうのかと思いましたが、若い方を中心に購入される方が増えてきているそうです。昔のかご盛フィルムの印象はなくなってきて、結構フィルムのコストも上がってきているのですが、それでも購入される方が増えているような印象です。
黒白フィルムの個性、即ち色による感度特性はフィルムによって違いますし、トーンの出方もまるで違います。暗部がスコッと抜けてしまうフィルムも有れば、逆に暗部のトーンが良く出てきて、メリハリが出せる特徴や、少し薄暗い部分のトーンを良く出してくれるフィルムも有ります。被写体の色合いによっても出てくるトーンが違いますから、黒白フィルムは毎回新しい描写を期待する感じです。
多くのフィルムは紫外線領域にも少し感度を持っていますが、赤色から赤外光にいたる領域の感度が各々のフィルムで違っています。赤色に反応しないフィルムや、緑と青色を良く捉えるフィルムなど、様々に有りますが赤外光まで感度が伸びているフィルムは、見た目と多少違った印象に写せる特徴を持っています。
可視光域をカバーするフィルムにはパンクロマチック特性のフィルムがありますが、製造するフィルムメーカ各社の味付けで、各々のフィルムで同じ被写体を移したとしても、トーンの出方に微妙な違いが有ります。ですので、毎回の撮影でトーンの出方が微妙に違ってきて、新鮮な驚きと期待感を持つ事ができます。
フィルム自体の粒子感も違いますし、硬調や軟調の違いもありますからレンズとの組み合わせも多数存在します。このフィルムであればこのレンズと言い切れない面白さがありますので、どんどんフィルムの沼にはまり込んでいく事になります。現像条件でもかなり変わってきますので、結構予測をしながら撮影を行なうのですが、毎回新鮮な驚きがあります。
前回フィルム撮影を行なってから1ヶ月近くたってしまいましたので、勘を戻す意味からも黒白フィルム撮影を再開します。寒いこの時期は現像液の温度を上げるのにも苦労するのですが、しっかりとトーンが出てくると安心できる感じです。少しずつ撮影と現像作業を行いながら春の撮影シーズンに向けて勘を戻していこうと考えています。
それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。

AsahiPentax ME SMC Takumar 35mmF2
撮影データ:1/125sec F3.5 Fomapan200
お正月の間に暮れに積もった雪が溶けて、公園の地面が冬枯れ状態になります。今年は根雪になっていないので、暖冬の影響と思っています。