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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

フルサイズ一眼レフ

2012-12-18 06:00:24 | いろいろあります
最近になって、価格のこなれたフルサイズ一眼レフ・カメラが、各社から発売されています。周りからも、そろそろフルサイズの一眼レフでしょう。等と言われて、複雑な心境になる事もあります。フルサイズ、元々持っているペンタックスSPにニコンFEの二刀使い。どちらもフィルムカメラですが、一応フルサイズです。

何故複雑な心境になるのかと云うと、周辺画質なのです。昔のレンズも、現代のレンズも、ミラーより中の胴体内に光が散乱しないように、撮像素子やフィルムの大きさギリギリに結像するように、イメージ・サークルを設定しています。マクロ・レンズでは、マクロ領域で多少イメージ・サークルが広くなりますが、その分暗くなりますので、あまり散乱光の心配はないのかもしれません。

イメージ・サークルがぎりぎりと云う事は、ぎりぎりの部分の画質があまり良くないことを意味しているのかもしれません。実際に見てみると、フィルムでは四隅の画質が流れたり、少し暗くなったりしています。そんなこんなで、昔からその怪しい部分をトリミングでカットしていた自分自身があります。

また、今のようにワイド四つ切等と云うサイズは、存在していなかったように感じます。結構もったいないと思いましたが、幅の狭い四つ切サイズに、何とか押し込んでしまうようにトリミングしていました。この様な事があって、フルサイズだと、被写体をあらかじめその枠内に収まるように、小さく写していた感じです。

結論として、うーん。なのですね。むしろ、APS-Cサイズであれば、四隅の画質は切り取られてしまいますので、画面の端から端まで画質が安定しています。ペンタックスさんも645Dの撮像素子サイズは、フィルムの645判より小さかったように感じます。Kシリーズもフルサイズになかなかならない理由が判る気がします。

もし、フルサイズのディジタル一眼レフが発売されても、今までの雰囲気を思い出してしまい、購入には踏み切らないと思います。逆に、撮像素子の小さなカメラである、ペンタックスQには、大きな期待を持っています。持っているレンズは望遠系が多く、背景の圧縮感が好みです。本当は超望遠が欲しいのですが、高くて長くて、暗くて重すぎる特徴を持っていますので、300mmを超えるレンズは、正直言って二の足を踏みます。

撮像素子が小さくなると、換算焦点距離が長く取れますし、レンズの中央付近を使う事になるため、収差の少ない安定した画質が期待できます。もちろん、明るい大口径レンズの恩恵はそのまま受ける事が出来ますので、重いサンニッパ(300mmF2.8)に似せた、すごく軽いサンイッパ(300mmF1.8)も実現できそうです。但し、被写界深度がかなり深くなりますので、背景選びには苦労しそうですが。

ペンタックスQ10も発売されましたので、購入に踏み切りました。400mmタクマーの中古価格よりも安い値段ですので、期待感いっぱいです。後はマウントアダプタを買って、写してみようと思います。

それでは、日曜日に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Takumar 150mmF4
撮影データ:1/200sec F5.6 ISO100
すすきも今では枯れてしまい、殺伐とした印象が強くなります。雪が積もると、埋もれてしまいますので、今の内に撮影します。
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SMC Takumar 150mmF4

2012-12-16 20:03:12 | タクマー・レンズ
ある意味希少品なレンズです。ペンタックスSPを使っていた時には、ほとんど店先にも並んでいなかったように感じます。普及品の135mmF3.5が、かなり安く出回っていた事と、135mmレンズでも盛大に手ぶれに悩まされますので、150mmとなると、正直三脚必須な訳で、売っているのが判っても、たぶん買おうとは思わなかったレンズです。

スーパータクマーの時代から売られていたようなのですが、揃えたのはここ1・2年の間です。スーパータクマーの時代に、一度だけレンズ構成の改良があり、少し後玉の大きさが大きくなって、現在にいたっているようです。ずっと同じレンズ構成であり、タクマー以降も作られていたように感じます。注目度の低いレンズは、この様なものかもしれません。

しかし、ディジタル一眼レフが登場し、手ぶれ防止の機能がカメラ側に付いた事で、少しずつですが、注目されるようになってきたレンズと云えるのかもしれません。今では、300mmの超望遠域でも、レンズの固定さえしっかりと行えば、手振れのないすっきりとした画像を得る事が出来ます。時代は変わったものです。

150mm良いですよ。と言いたいところですが、ペンタックスSPを使うとなると、三脚に付けて持っていきます。フィルムカメラに手ぶれ補正の付加機能は、今後も付かないと思いますし、三脚に取り付けたペンタックスSPは、威風堂々とした感じになりますので、これもまた、良いものです。

久しぶりに持ち出して、撮影してみました。午前中は、趣味で始めたピアノの発表会がありましたので、午後から撮影行です。SMCタクマーの150mmは、多少線が太く描写される傾向にありますが、しっかりと情景を写し取ってくれます。タクマーの望遠域レンズに見られる色収差は結構出ますので、これを嫌う場合は、背景と被写体の輝度差が少なくなるようにして撮影を行うと、はっきりとした撮影結果となります。

また、SMCのレンズなのですが、レンズの前玉に光が差し込むと、フレア程ではないのですが、うっすら白く、コントラストが落ちてしまいますので、懐の深いフードを取り付けることで、ファインダーを見てわかる程にコントラスト低下防止の効果が出ます。

結構注文が多いレンズですが、条件にばっちりはまると、思わずため息が出るような画像を得る事が出来ます。背景が多少硬く写りますので、背景とする場所が被写体と少し離れている事が、好結果を生むと思います。また、前ボケは結構柔らかく写りますので、前ボケを多く取り入れた構図に持ってくるのも良い方法かもしれません。

いずれにしても、被写体の周りをぐるぐると回りながら、良い場所を見つけていく根気強さが必要なレンズです。

それでは、本日撮影した画像から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Takumar 150mmF4
撮影データ:1/125sec F5.6 ISO400
どうだんつつじの紅葉も、これで最後の葉と思います。赤色と黄色の混ざり具合がとてもきれいで、思わず撮影してしまいました。カメラもフィルムとマニュアルフォーカスのレンズが、そして習っているピアノもアコースティックの昔からあるものが、とても体になじみます。ディジタルの世の中にあっても、アナログの世界は良いものです。
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絞りとその形

2012-12-15 19:41:00 | いろいろあります
中古レンズを買ってくると、レンズや鏡胴の汚れを落として、先ずは持ち歩けるようにおめかしをしてあげるのですが、絞りも動かしたりして、動きや絞った時の絞りの形を見ていたりします。絞り込んだ時の形は、それこそ色々ありますが、五角形が最少で三角形や四角形は、今のところありません。また、現代のレンズでは七角形や八角形がありますが、昔レンズにあるほぼ円形の絞りも少なくなりました。

五角形の絞りは、絞り羽根の数が五つしかないために、絞り込んだ時の点光源ボケが、五角形になってしまうかと云うと、そうでもないような気がします。結構角が取れたボケになりますので、背景ボケが気にならないレンズが多くあります。

しっかりと、絞り羽根の形が決められていて、あまり気にならないようにしてあるのかもしれません。もちろん、うんと絞りこんで撮影すれば、ボケの形も結構角張ってしまうのですが、そうすると画像自体の白黒がはっきりとついた、コントラストの高い画像になりますので、柔らかさを求める我が身としては、いま一つしっくりとは来ません。

また、昔の事になるかもしれませんが、フィルムの紙ケースには、裏側に露出の一覧表が印刷されていたような気がします。曇天時にはF5.6の1/125secとか、海岸の晴天時は、F11の1/500sec等と書いてあったような気がします。晴れた日の海岸風景と云えば、パン・フォーカスで思い切りコントラストを上げたほうが、すっきりと写りますし、反対に曇天では被写体のグラデーションを重視して、少し眠たい画像にする事が多くあります。

すっきりとパン・フォーカスに写す時には、被写体にあまり近寄りませんので、そもそも背景ボケは発生しないようですし、反対に曇天の場合には、被写体に近寄って被写体をぼけている背景から浮き上がらせるように配置しています。

結構、フィルムの紙ケース裏に記載してある露出表を参考にすると、それなりの画像を得やすくなります。ちょっとした事なのですが、なるほどと思ってしまいます。被写体と背景の距離差や、背景のざわつき感、そして光の強さによって、背景ボケの状況が変わります。柔らかく溶ける様にぼけたり、ざわざわしてあまりぼけなかったり、距離や絞り込みの深さが、仕上がりに大きく影響しているように感じます。

これもレンズの持っている癖と云えそうですね。大抵は撮影行に行った時に、最初の数枚を撮影すると、レンズの癖を思い出して、好みの画像になるように、合わせ込んでしまうと云う動作を行っているように感じます。

絞り輪の形状はあまり気にしない方が良いのかもしれません。それよりもしっかりと目標の状態になるように絞り込んで、自分の好みにあった絞り値を設定していくのが良いと思います。

それでは、日曜日に撮影した画像を掲載します。


PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 50mmF4
撮影データ:1/125sec F5.6 ISO400
どうだんつつじの葉が落ちて、新芽が顔を見せています。しばらくすると、少し茶色がかってくるのですが、葉が落ちたころの淡いピンク色が、暖かさを感じて好感が持てます。
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大口径レンズと向き合う事

2012-12-13 20:52:16 | いろいろあります
単焦点レンズの良さに惹かれて、色々な昔レンズを買っているうちに、気付く事があります。どのレンズも、ズーム・レンズと違って設計が行い易いためでしょうか、大口径であり、そして明るいレンズが多い事です。

ズーム・レンズと比べても、2~3段は明るいレンズが多い訳です。最初の内は、暗いところでも写す事が出来るレンズとして、色々と撮影していました。ズーム・レンズは開放F値が高く、暗いレンズが多いために、必然的に背景ボケが固くなり、常用していたころはこの位のボケ量が普通だと思い込んでいました。

明るい大口径単焦点レンズを使うようになって、難しいと感じた事は背景のボケ量です。とにかく大きくぼけてしまう事で、背景に何が存在したのかが判らなくなってしまいます。カメラのファインダーでは、多少ボケ量が小さく見えてしまうので、これで良いだろうと思ってしまいますが、大伸ばしをして鑑賞すると、背景が何か判らなくなってしまいます。

人間の目は、瞬時にピントを合わせてしまいますので、背景や被写体が何であるかを判別して、程良い雰囲気で理解が出来るのであろうと思います。カメラの場合は、あくまでも被写体と背景の距離によって、そしてレンズの焦点距離と絞り値によって、一意的に決まった値のボケ量しか取りようがありません。

何が後ろにあるのかな。色々見えているのではないかな。どの場所で撮影したのかな。鑑賞する人に想像をさせるような写真には、ついつい見とれてしまいます。つまり、程良いボケ量が必要ではないかと思うのです。最近の撮影行では、そこそこ背景が見えているように、ボケ量をコントロールしている事を強く感じます。

大口径レンズを、ただ明るいレンズとして使うのではなくて、ボケ量の変化が広く、そしてゆるやかに変化する特徴を活かして、被写体の解像感を上げながら背景のボケ量をコントロールして、鑑賞する時に色々な想像が出来る写真に仕上げる事が必要だと感じています。

難しいものですね。昔レンズと使いながら、この様な事を教えてもらったような気がします。やはり、銘玉とよばれるレンズは、使う事によって色々な事を表現しながら、撮影者に教えてくれるのかもしれません。銘玉恐るべしです。

この様な事が判ってきて、昔レンズでは無理に絞り開放にしなくなりました。やはり、解像感のある被写体と、雰囲気の想像できる背景がマッチする絞り値に合わせているような気がします。そのような被写体と背景の距離を覚えていて、立ち位置を考えさせてくれるレンズには脱帽してしまいます。そのようなレンズでも、中古価格では1万円未満と、なんともやるせない気がします。

M42ねじマウントの昔レンズは、そのような銘玉が多いと感じています。

それでは、日曜日に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 50mmF4
撮影データ:1/250sec F5 ISO100
むらさきしきぶの実も少なくなって、少し涸れたような雰囲気が今の季節にマッチします。実が少し暗めになるように、背景に明るい地面を取り込んでいます。
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ピントリングのこだわり

2012-12-10 20:38:54 | いろいろあります
M42のねじマウント・レンズを好みで使用している理由が、これだったりします。マニュアル・フォーカスのレンズは、とにかく自分自身でピント位置を追いこまなくてはならないので、ゆっくりと被写体の輪郭がはっきりとしてくるようでないと、目ではなかなか合わせられないものです。

オート・フォーカスで合わせれば、と云うと被写体のここだと云う位置に、ピントがなかなか合ってくれません。ピントを合わせてくれるセンサの位置もまばらなので、センサの働く場所に被写体を持ってこなくてはいけませんし、ピントを合わせ込んでいく段階では、すでに大体の構図を決めている訳ですから、画面を動かすのがおっくうになります。

それでは、置きピンではどうでしょうか。予め目算で大体の距離に合わせておいて、撮影するのですが、カメラを三脚に固定してあれば、距離も同じですので、あそこでは○m、ここでは△mだから、ここにしてみようと、合わせる事が出来ます。しかし、大雑把な目算ですから、絞りこんで被写界深度をある程度確保しなくては、ピンボケしてしまいますし、絞り込むことで背景が固くなってしまいます。

やはり、正確に合わせ込む時には、ゆっくりとマニュアルで、ピントリングを回していくことが必要な訳です。それでも、被写体が動いていたり、動物であったりした場合は、オート・フォーカスが頼りとなる事も多くあります。相手が植物や風景の場合は動きませんので、ゆっくりとピント合わせを行えます。

ピント位置をゆっくりと合わせる際に、気になる事があります。それが、ピントリングの動作感です。ゆっくりと合わせている時には少し軽めになり、そして早回しをする時には少し重くなると云った、贅沢な感覚を求めるようになります。昔のレンズは、グリースの硬さで、絶妙な気持ちよさを味わう事が出来ました。

いまは、グリースでピントリングの操作感をコントロールしているレンズは少なくなったように感じています。代わって出てきているのがゴムの抵抗を使って、操作感を得ているレンズでもあるように感じます。無印のAFニッコールでは、グリースを使っているようななめらかさを感じる事が出来るのですが、Dタイプ以降のレンズではなめらかさが少なくなって、ピントが合わせづらくなっているように感じます。

なめらかさにむらがあったり、引っかかりのあったりするような操作感では、なかなかピント合わせが行い難いものです。特に、最近のオート・フォーカスレンズでは、その傾向が強くなっているような感じです。

贅沢な悩みですが、ねじマウントのM42レンズでは、不思議と操作感の悪いレンズに出会った事がありません。やはり造りがしっかりしていて、グリースによる操作感が加味されて、絶妙の操作感が得られていると思います。

それでは、日曜日に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 50mmF4
撮影データ:1/125sec F5.6 ISO400
わびすけのつぼみが膨らんできました。例年赤色と白色の花を一本の木で咲き分けてくれますので、今からどの様に咲くか、楽しみにしています。
明日からは出張に出かけますので、今日の内に投稿します。週末にはまた、投稿したいと考えています。
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