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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

身近なライカ

2012-06-24 22:21:30 | コンパクトデジカメ
M42マウントの世界にいると、なかなか出会わないレンズがライカ・レンズではないでしょうか。写りに関しては、雑誌に掲載されている写真を見ると、思わず素晴らしいと感じてしまいます。しかし、レンズはライカ・マウントであり、M42に改造されたレンズもありますが、どれも立派な価格設定で、おいそれと購入できるものではありません。

ライカ・レンズの好きなところは、写りだけではなく、レンズのコーティングにもあります。Leitz Wetzlerの古いレンズを見ると、深い海の色のコーティングが施されています。吸い込まれそうな青色のコーティングであり、中古品店に行くと、飽きもせずに見てしまいます。いつかは、買ってみようと考えていますが、おいそれと手が出るような代物でもありません。

今では、コンパクト・ディジタルカメラでもライカ銘を付けたカメラが出てきています。LUMIXがそうなのですが、丁度昔から使っていたコンパクト・ディジタルカメラの調子が悪くなり、探していたところでもありますので、店員さんに無理を云って、電気を入れて、レンズを見せてもらいました。小さいながらも、吸い込まれそうな深い青のコーティングは健在です。もしかしたら、写りもそれなり、と云う期待感も手伝って購入となりました。

ディジタルカメラのレンズ部分には、VARIO-ELMARと書いてあります。白黒で使うと、諧調表現がよくできそうな感じですが、それよりも沈胴エルマーの姿を真っ先に思い出し、どことなく柔らかみのある表現を期待して、試写をしてみました。撮像素子が小さいため、大きなボケを得ることはできませんし、1,600万画素は、少し荷が重い感じがします。しかし、屋外の明るい順光下では解像度の高い絵を吐き出してくれます。加えて、色の階調感もよく出してくれる感じがします。流石ライカです。反対に薄暗い所では、眠たい調子になり、解像感もあまりあがりません。無理をするな、と云うことでしょう。

それでは、連休の時の写真になりますが、


LUMIX DMC-FH5
撮影データ:1/100sec F3.1 ISO100
細かなところまで描写するレンズです。被写界深度が深いので、簡単にきれいな写真が撮れます。


LUMIX DMC-FH5
撮影データ:1/320sec F3.1 ISO100
菜の花の黄色の階調をよく再現しています。タクマーでもなかなか出せない諧調表現です。


もとはと云えば、このコーティングに魅せられてしまったことが始まりです。

今では、コンパクト・ディジタルカメラも、かなり安く手に入れられるようになってきました。昔の値段からは想像ができないような安さです。旅行などの時に気軽に忍ばせておける1台として、活用しています。
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