やっと回復気味。チャリ通だぁ…と思ったら雨。
自転車のBBからの音鳴り。
私も時々悩まされますが、巷では、BB30の音鳴りがヒドイようです。
そんなBB30の音鳴りを抑える為に、巷では、クルマ用のブレーキの鳴きを抑えるWAKOSの「ブレーキプロテクター」を使っている人もいるみたいです。こちら
これが、なんでBB30の音鳴りに効くのか、そしてその対策は正しいのか(主観で)、調べてみました。

まず、この「ブレーキプロテクター」が、如何にブレーキ音を消すかの説明が、カタログに書いてあります。

要するに、「パットとマウントがぶつかるから音が出る。高粘度グリスをダンパーとして音を消す」との思想です。
でも驚くのは、その価格。100gで4515円もします。何が入っているのでしょう?
特許も取っているようなので、その特許を見てみると、「ボロンナイトライド」を入れているようです。ご丁寧に、仕入先まで書いています。
このボロンナイトライド。チェーンオイルの添加剤とのなっていると先に書きましたが、ここでも出てきました。
目的は、高温時、グリスの粘度低下時のダンパー効果の低下を、ボロンナイトライドが担うとの思想のようですが、自転車の場合、高温にはならないので、ボロンナイトライドは不要ですね。
どうでもいいのですが、特許では、この配合とかグリスの粘度を変えた時の、試験結果が載っていますが、驚きは、わざわざ「グリスは一般市販品」と書いていること。
「一般市販品」のグリスにボロンナイトライドを入れただけで、4515円/100g。…ぼってませんか?
まぁ、いいや。
次に、ベアリングと言えばNTN。NTNのカタログを見てみましょう。こちら
BB30の異音は聞いたことがありませんが、きっと「ビシビシ」音でしょう。P4に音の種類とその原因が書いてあります。
この表を見ると、原因は、「はめあい部の滑り」「取付け部のきしみ」「キーなどのきしみ」とあります。
となると、やはり、ペダルからに荷重に対するフレームのしなり(変形)に伴い、取付け部がきしみ、音が出ていると考えられます。
まとめると、
・BB30の音の原因は、ペダリング時のフレームのしなりにより、BB付近がきしみ(隙間ができ)、音が出ると考えられる。
・高粘度グリスは、そのダンパー効果で、音を消すことは可能。(但し、きしみで隙間ができる対策にはなっていない。あくまでも対処策)
・WAKOSのブレーキプロテクターを使うのは、間違っていないが、勿体無い。ボロンナイトライドが高価…らしいので、只の高粘度グリスを探すべき。
うーん、なんだか只のシリコーンでも詰めておけば、BB30の音鳴りは抑えられそう。(取る時、へばり着いているので、面倒くさいけどね)
ただ、根本的に解決するためには、フレームの対策か、ベアリングの外径側で工夫(隙間が出来ないようにする)が必要なんでしょうね。
なんだか、対策が難しそうなので、多分、私はBB30を選ばないでしょうね。
今日はここまで
自転車のBBからの音鳴り。
私も時々悩まされますが、巷では、BB30の音鳴りがヒドイようです。
そんなBB30の音鳴りを抑える為に、巷では、クルマ用のブレーキの鳴きを抑えるWAKOSの「ブレーキプロテクター」を使っている人もいるみたいです。こちら
これが、なんでBB30の音鳴りに効くのか、そしてその対策は正しいのか(主観で)、調べてみました。

まず、この「ブレーキプロテクター」が、如何にブレーキ音を消すかの説明が、カタログに書いてあります。

要するに、「パットとマウントがぶつかるから音が出る。高粘度グリスをダンパーとして音を消す」との思想です。
でも驚くのは、その価格。100gで4515円もします。何が入っているのでしょう?
特許も取っているようなので、その特許を見てみると、「ボロンナイトライド」を入れているようです。ご丁寧に、仕入先まで書いています。
このボロンナイトライド。チェーンオイルの添加剤とのなっていると先に書きましたが、ここでも出てきました。
目的は、高温時、グリスの粘度低下時のダンパー効果の低下を、ボロンナイトライドが担うとの思想のようですが、自転車の場合、高温にはならないので、ボロンナイトライドは不要ですね。
どうでもいいのですが、特許では、この配合とかグリスの粘度を変えた時の、試験結果が載っていますが、驚きは、わざわざ「グリスは一般市販品」と書いていること。
「一般市販品」のグリスにボロンナイトライドを入れただけで、4515円/100g。…ぼってませんか?
まぁ、いいや。
次に、ベアリングと言えばNTN。NTNのカタログを見てみましょう。こちら
BB30の異音は聞いたことがありませんが、きっと「ビシビシ」音でしょう。P4に音の種類とその原因が書いてあります。
この表を見ると、原因は、「はめあい部の滑り」「取付け部のきしみ」「キーなどのきしみ」とあります。
となると、やはり、ペダルからに荷重に対するフレームのしなり(変形)に伴い、取付け部がきしみ、音が出ていると考えられます。
まとめると、
・BB30の音の原因は、ペダリング時のフレームのしなりにより、BB付近がきしみ(隙間ができ)、音が出ると考えられる。
・高粘度グリスは、そのダンパー効果で、音を消すことは可能。(但し、きしみで隙間ができる対策にはなっていない。あくまでも対処策)
・WAKOSのブレーキプロテクターを使うのは、間違っていないが、勿体無い。ボロンナイトライドが高価…らしいので、只の高粘度グリスを探すべき。
うーん、なんだか只のシリコーンでも詰めておけば、BB30の音鳴りは抑えられそう。(取る時、へばり着いているので、面倒くさいけどね)
ただ、根本的に解決するためには、フレームの対策か、ベアリングの外径側で工夫(隙間が出来ないようにする)が必要なんでしょうね。
なんだか、対策が難しそうなので、多分、私はBB30を選ばないでしょうね。
今日はここまで
へ~っと思ってwebでこんなにヒットするとは知りませんでした。
鉄に乗る私は昔ながらの68mmです。
各規格の構造を眺めてみたのですが、
ベアリングを直接圧入するのは問題が多い気がしますがどうでしょう。
BBのベアリングを消耗品として交換を繰り返すなら
スリーブを介する方が良さそうな気がします。
BB86だとBSCと比べてメリットあるんでしょうか。
個人的には、BB付近は変形する箇所なので、BBには軸力が必要だと思っています。
圧入したくなる気持ちも分かりますが、mm単位で動いている所には、やめた方がいいのでは・・・と思ってしまいます。
ベアリングもしかり。これじゃ、消耗品化ですね。
BB386とか、やりたいことは分かりますが(軽さとベアリングの大径化)、圧入式は、ちょっと・・・が正直なところです。
では