
秋雨にイライラしてるライダーの皆さんこんにちは。
「のりもの倶楽部」南信州版でございますよ。
まぁ僕は雨に関係なく家族サービスやら何やらで結局乗る時間無いんですがね。
え~と、今週は仕事が多忙で今週の更新はこれで最後になりそうですが、
今日のお題はタンクの錆取りとコーティングでしたっけ。
もう何回もやってる作業なのでサクサクと終らせました。
まず錆取りから始めるんだけど、
前回書いたように内部の水洗いから。
高圧洗車機があれば一番良いんだけど、そんな物無いって人はホースで洗っても問題ないです。
目的は浮いた錆だけは出しておきたいだけなので、
ここは適当に洗っても良いんじゃないですかね。
そして登場するのが上の写真の錆取り剤。
どこで作ってるか忘れたけどRS-S1000って言う錆取り剤で、
市販で買える物の中では最強だと思います。
僕はひいきの塗料屋さんで無理言って取ってもらいました。
しかし今ではRS-R1000が生産されていないって事で、
写真右のRS-R2って言う錆取り剤を用意。
錆を浮かせる強さは何も変わらないんだそうな。
で、普通の人はここで薬剤を投入してしまいそうなんだけどちょっと待った。
薬剤だけで錆を取れない事もないんだけど、それでは高価な薬剤がもったいないので、
まずはタンクの中にボルトや釘などを入れて栓をしてガシャガシャと振って、
こびりついてる錆をこすり落とします。
そもそもガソリンをを入れたままにしたタンク内部の錆って奴は、
錆とガソリンが化合したような物が内部にへばりついてる事が多く、
それだったらある程度の刺激を与えてやれば簡単に剥がれ落ちる事の方が多いんですねぇ。
中に入れる物は実の事言うと小石でも構わないんだけど、
後で全部出すのはかなり困難なのでオススメしません。
金属なら磁石で拾えるので、当たり前だけど金属を使って作業する事をオススメします。
タンクを振っていると錆がポロポロと剥がれてくると思うので、
ここで栓を取って内部を水洗い。
そしてまた栓をしてタンクを振っての繰り返しでほとんどの錆が取れると思います。
しかしどうしても残ってしまうようだったら、
ここでやっと買っておいたRS-S2の出番。
錆取りに使ったボルトなどは入れっぱなしでも良いので、
内部を洗ってから原液を200ccほど投入し、また同じように振ります。
この薬剤はそこそこ強力なので、これで目に見える範囲の錆はほぼ取れるかと。
でもやりすぎるとタンクが変形したり穴空いたりするので古いタンクなどは慎重に。
それでもまだ心配なので、内部に入れたボルトなどを全部出したら、
また栓をして薬剤を原液で200ccほど投入し様子を見ましょう。
タンクのプレス部分などの狭い所の錆はなかなか落ちないので、
液剤を色んな場所に行き渡らせて、小さいミラーでタンクの中を確認して、
全ての錆が除去できたらひとまずは終了です。
と、まぁ簡単に書いてるけど、やってみるとなかなかの重労働なので、
原液を色んな場所に溜めて浸透させ、少し休みながら作業した方が良いでしょな。
完全に錆が除去できたら最後は綺麗に水洗いをして、
急いでエアーなどを使って脱水し、内部にドライヤーなどを突っ込んで乾燥させます。
錆取り後10分もするとむき出しのタンク内部はあれよあれよと変色するので、
本当に急いで乾かしましょう。
錆取り後は僕も本当に急いでいたので写真撮るの忘れてました…

タンクを乾かしたら急いで内部コーティングにかかります。
僕がタンクコーティングに愛用してるのが上の写真。
POR15 フューエルタンクシーラーです。
これも塗料屋さんで無理言って取ってもらいました。
コーティングのやり方を簡単に説明すると、
ほとんどのコーティング剤はどろどろした液体の塗料みたいな物なので、
それを中に入れて行き渡らせ、余剰分を出して乾燥させる、コレだけです。
しかしこのタンクシーラー、乾燥してカチカチになってしまうと、
この世に存在する溶剤で溶かすのはほぼ不可能なので、
ちっちりとマスキングをして、詰まってはマズイ所など入らないしないとタンクがゴミと化します。
しかしそれだけ信用できるコーティング剤で、
一度コーティングすれば後は絶対錆びないし剥がれないので、
長く付き合うと決めたバイクにならコーティングする事をオススメします。
本当は新車を買った状態でいきなりコーティングしても良いってくらいですから。

コーティング剤は内部に沈殿しているので、
割り箸などでかき混ぜてからタンクの内部に投入。
液剤が内部に行き渡るようイメージしながらコーティングしていきます。
余った液剤は捨ててしまってはもったいないので、
他のタンクに移してコーティングしたって構いません。
僕は出来るだけ節約してコーティングし、
余ったらまた缶に戻してキッチリ蓋をします。
と言ってもそう簡単に蓋はできないので、
蓋を被せたら缶をひっくり返してから戻し、
内部のコーティング剤で中からコーティングして保管してます。
上の写真の液剤だってもう何回使った事か。
コーティングし終わったタンクですが、
液剤はどうしても中に残ってしまうので、
液剤が残ってもタンク容量はのんなに変わらなくて、
かつ給油口からのぞいて見ても綺麗に見えるように、
僕はいつもタンクの後ろ側を下にして乾燥させてます。
これなら給油口近辺は綺麗にコーティングされてると思いますし。

内部を乾燥させた後に撮影したのが上の写真。
給油口は液剤が行き渡りにくいので筆で塗ってあるけど、
見た目はそんなに悪くないですねぇ。
僕は何台ものタンクの再生をしてきたけど、
これまで書いた方法で錆取りとコーティングをしてあげれば、
これから先は全然問題ないレベルでタンクを使う事ができます。
今まで作業したメグロやCB750K2のような旧車も元気に動いてますよ。
本当はメーカーから出荷される段階でコーティングしておいてほしいくらいなんですが。
まぁ絶対錆びないって言ってもコストはそれなりにかかりそうですがね。
そんな訳でタンクは終ったので、
次はキャブのオーバーホールをして車検整備でもしましょうかね。
また見て下さいな。
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「のりもの倶楽部」南信州版でございますよ。
まぁ僕は雨に関係なく家族サービスやら何やらで結局乗る時間無いんですがね。
え~と、今週は仕事が多忙で今週の更新はこれで最後になりそうですが、
今日のお題はタンクの錆取りとコーティングでしたっけ。
もう何回もやってる作業なのでサクサクと終らせました。
まず錆取りから始めるんだけど、
前回書いたように内部の水洗いから。
高圧洗車機があれば一番良いんだけど、そんな物無いって人はホースで洗っても問題ないです。
目的は浮いた錆だけは出しておきたいだけなので、
ここは適当に洗っても良いんじゃないですかね。
そして登場するのが上の写真の錆取り剤。
どこで作ってるか忘れたけどRS-S1000って言う錆取り剤で、
市販で買える物の中では最強だと思います。
僕はひいきの塗料屋さんで無理言って取ってもらいました。
しかし今ではRS-R1000が生産されていないって事で、
写真右のRS-R2って言う錆取り剤を用意。
錆を浮かせる強さは何も変わらないんだそうな。
で、普通の人はここで薬剤を投入してしまいそうなんだけどちょっと待った。
薬剤だけで錆を取れない事もないんだけど、それでは高価な薬剤がもったいないので、
まずはタンクの中にボルトや釘などを入れて栓をしてガシャガシャと振って、
こびりついてる錆をこすり落とします。
そもそもガソリンをを入れたままにしたタンク内部の錆って奴は、
錆とガソリンが化合したような物が内部にへばりついてる事が多く、
それだったらある程度の刺激を与えてやれば簡単に剥がれ落ちる事の方が多いんですねぇ。
中に入れる物は実の事言うと小石でも構わないんだけど、
後で全部出すのはかなり困難なのでオススメしません。
金属なら磁石で拾えるので、当たり前だけど金属を使って作業する事をオススメします。
タンクを振っていると錆がポロポロと剥がれてくると思うので、
ここで栓を取って内部を水洗い。
そしてまた栓をしてタンクを振っての繰り返しでほとんどの錆が取れると思います。
しかしどうしても残ってしまうようだったら、
ここでやっと買っておいたRS-S2の出番。
錆取りに使ったボルトなどは入れっぱなしでも良いので、
内部を洗ってから原液を200ccほど投入し、また同じように振ります。
この薬剤はそこそこ強力なので、これで目に見える範囲の錆はほぼ取れるかと。
でもやりすぎるとタンクが変形したり穴空いたりするので古いタンクなどは慎重に。
それでもまだ心配なので、内部に入れたボルトなどを全部出したら、
また栓をして薬剤を原液で200ccほど投入し様子を見ましょう。
タンクのプレス部分などの狭い所の錆はなかなか落ちないので、
液剤を色んな場所に行き渡らせて、小さいミラーでタンクの中を確認して、
全ての錆が除去できたらひとまずは終了です。
と、まぁ簡単に書いてるけど、やってみるとなかなかの重労働なので、
原液を色んな場所に溜めて浸透させ、少し休みながら作業した方が良いでしょな。
完全に錆が除去できたら最後は綺麗に水洗いをして、
急いでエアーなどを使って脱水し、内部にドライヤーなどを突っ込んで乾燥させます。
錆取り後10分もするとむき出しのタンク内部はあれよあれよと変色するので、
本当に急いで乾かしましょう。
錆取り後は僕も本当に急いでいたので写真撮るの忘れてました…

タンクを乾かしたら急いで内部コーティングにかかります。
僕がタンクコーティングに愛用してるのが上の写真。
POR15 フューエルタンクシーラーです。
これも塗料屋さんで無理言って取ってもらいました。
コーティングのやり方を簡単に説明すると、
ほとんどのコーティング剤はどろどろした液体の塗料みたいな物なので、
それを中に入れて行き渡らせ、余剰分を出して乾燥させる、コレだけです。
しかしこのタンクシーラー、乾燥してカチカチになってしまうと、
この世に存在する溶剤で溶かすのはほぼ不可能なので、
ちっちりとマスキングをして、詰まってはマズイ所など入らないしないとタンクがゴミと化します。
しかしそれだけ信用できるコーティング剤で、
一度コーティングすれば後は絶対錆びないし剥がれないので、
長く付き合うと決めたバイクにならコーティングする事をオススメします。
本当は新車を買った状態でいきなりコーティングしても良いってくらいですから。

コーティング剤は内部に沈殿しているので、
割り箸などでかき混ぜてからタンクの内部に投入。
液剤が内部に行き渡るようイメージしながらコーティングしていきます。
余った液剤は捨ててしまってはもったいないので、
他のタンクに移してコーティングしたって構いません。
僕は出来るだけ節約してコーティングし、
余ったらまた缶に戻してキッチリ蓋をします。
と言ってもそう簡単に蓋はできないので、
蓋を被せたら缶をひっくり返してから戻し、
内部のコーティング剤で中からコーティングして保管してます。
上の写真の液剤だってもう何回使った事か。
コーティングし終わったタンクですが、
液剤はどうしても中に残ってしまうので、
液剤が残ってもタンク容量はのんなに変わらなくて、
かつ給油口からのぞいて見ても綺麗に見えるように、
僕はいつもタンクの後ろ側を下にして乾燥させてます。
これなら給油口近辺は綺麗にコーティングされてると思いますし。

内部を乾燥させた後に撮影したのが上の写真。
給油口は液剤が行き渡りにくいので筆で塗ってあるけど、
見た目はそんなに悪くないですねぇ。
僕は何台ものタンクの再生をしてきたけど、
これまで書いた方法で錆取りとコーティングをしてあげれば、
これから先は全然問題ないレベルでタンクを使う事ができます。
今まで作業したメグロやCB750K2のような旧車も元気に動いてますよ。
本当はメーカーから出荷される段階でコーティングしておいてほしいくらいなんですが。
まぁ絶対錆びないって言ってもコストはそれなりにかかりそうですがね。
そんな訳でタンクは終ったので、
次はキャブのオーバーホールをして車検整備でもしましょうかね。
また見て下さいな。

運命か(笑)南信州のりもの倶楽部の
サイトに着きました。
また、メールさせて頂きます。
とくに錆取りとコーティング、中華エンジンにハイカムを組む記事は人気があります。
よろしければ試してみて下さいね。