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南信州のりもの倶楽部♪

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タイガーエンジンのオイルフィルターローターの軽量化

2012年04月20日 21時11分43秒 | 輸入横型エンジン編
やぁ、肩の痛みが全然抜けない「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
もうね、ホントに痛い…医者行って注射してもらっても全く良くならないんだもん。
歳取るのがこんなに嫌なもんだとは思わなかったわ。

さて、シャリーを復活させるって事になってエンジンを僕のゴリラから降ろして、
そいつを積む予定なんだけど代わりのエンジンを用意しなきゃいけなくなっちゃって。
ウチには実働のエンジンがあと3機残ってるんだけどその中でも一番ハイパワーと思われる、
タイガーエンジンをまた積む事にいたしまして。

ただし、まだ弄ってない所がたくさんあるので、
まずは軽量化のしがいがあるオイルフィルターローターから始める事にした訳さ。
と言っても昔に軽量化したローターがあったのでそいつを組もうと思ってただけなんだけどね。









まずはクラッチ側のカバーを外したのが上の写真。
あまり走ってないから中は全然綺麗です。









ローターを外してみて初めて知ったんだけど、
同じタイガーエンジンから外したローターと形が違ってて、
左が僕のタイガーエンジンから外したローターで、
右は車種は忘れちゃったけど、山ちゃんのタイガーエンジンから取ったローター。
右の方はすでに軽量化してあってローターの羽の部分が無いのが分かるかな?

この時点で重さはほぼ同じ。
だったらそんなもの装着しても仕方ないので、
オリジナルの物を削って軽量化します。








ウチの卓上旋盤では無理だろうと思ってたけど、
どういう訳かチャックできたので左勝手のチップで少しずつだけど削っていきます。

しかし力の無い卓上旋盤なもんだから一度に0.05ミリしか削れないの。
つまり10ミリ削るって事は… 凄い時間かかるって事だね。

で、2時間ほど格闘の末…







軽量化が終了。

肝心な重さを計るの忘れちゃったけど、
元の重量より30%ほど軽くなったような気がします。

それと、ローターをチャックしてゆっくり回してみた時、
外周がほんの少しだけど振れてる感じがしたので、あちこちサッと削って芯を出してあります。
これをやるだけでも振れは収まるから振動も減るし、回転の上昇もスムーズになるのよね。







こんなに削りカスが出たw

ちなみにこれだけ削るのに三角形のチップ一つ使いきりました…
でも加工屋さんに頼むよりは全然安く済んだので良いでしょ。








早速エンジンに装着してみます。
最初よりは外周が無くなったのでエンジン自体が軽くなったような気がするね。







実は昔、こんな物を加工屋さんに頼んで作ってもらってて。

本来は鉄であるローターをアルミで作ってもらって、蓋の部分はカブ110の部品で、
プライマリクラッチの蓋なんだけど形が似てるから買っておいてあって、
僕が旋盤で削り出して作っておいた物なんだけど、
何と言うか…強度に一抹の不安があったので使いませんでした。
だって毎分一万回転以上回る箇所なのにボルト止めなんだもん。

ボルトが折れれば回転がクラッチに行かなくなっちゃうし、
遠出してる最中に壊れでもしたら情けないじゃんか。
なのでこの部品はもう少し走ってから装着して強度をテストするつもり。

そんな訳でローターの軽量化は終わったんだけどまだまだやる事は残ってる。
このエンジンを買ったのが確か4年くらい前でそこから一気に作ったんだけど、
エンジンを降ろして放置してから時の流れと共にパーツも進化しってて、
このエンジンに付いてるカムはもう一時代前の物になってしまったので、
カムだけ交換してからゴリラに載せてみようかと。

しかしエンジン買ってから4年って…
あの頃からやってること進歩してないじゃん、俺。
しかもこんな歳になって原付弄って喜んでるんだもん。高校生じゃあるまいし…

まぁ軽量化は終わったので、次は久しぶりにヘッド開けてみます。
また見て下さいな。



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