台南の街は、スクーターで移動してしまうことが多く、
何度も行っている割には、あまり歩いたことがありません。
旅行って、自分で地図を見ながら歩かないと、
街のスケールも方角もなかなか頭に入りにくいものです。
少しずつでも歩いてみようと、まずは“神農街”辺りをてくてく。
ここ“神農街”は、近年注目されているスポットらしいけれど、
何度行っても、観光客らしき人には会いません。
古い街並みが残っていて静かで雰囲気の好い一角です。
この通り、かつては港に隣接する運河だったそうです。
運河は埋め立てられましたが、両脇の建物はそのまま残されています。
海上貿易が盛んだったころは、にぎやかだったのでしょう。
当時の家屋は、一階は商売用で、二階は倉庫。
船の積荷は運河から直接、二階の倉庫に運びあげられていたそうで、
建物の二階に扉が残されています。
この街の雰囲気に惹かれてか、若いアーティストが
集まり始めているとか‥
この建物は、通りに面してギャラリーがあり、
奥は木工のアトリエになっていました。
他に、何軒か雑貨ショップなどがありましたが、
まだまだこれからという感じ。
カフェでもあれば寄ろうと思って探しましたが、
まだ無さそうです。
次回はまた様子が変わっていそうな街です。