和食が、長い歴史に培われた食文化として、変化しながら完成したのと同様、
他の環境で育まれた食文化にも、きっとそういう過程があるはず。
どこかで、修道院の長い歴史と自給自足の生活について読んだとき、これは調べてみたい、と思いました。
年明けに、図書館へ行ったら、ちゃんとありましたねぇ。
中世の修道院が、大地主であり自給自足の生活を、一定の規律の中でしていた。
でも、その中には、厳しい規律もあれば、飽食に走る修道院だってあったでしょう。
そうした想像を、この本が裏付けてくれました。
ヨーロッパにおける嗜好品で、修道院を起源としないものなどない、そうです。
修道院と言うと、「禁欲的」「厳格」というイメージですが、
ワイン、ビール、チョコレート、ウィスキーを初め、シャンパン・・あのドン・ペリニヨンは、
その名前の修道士が、偶然に作り出したものなのです。
また、食に関する決まり事で見ると、健康に良い食べ物、食べ方で、
今の栄養学と対比させても、合理的で理に適っています。
*食べ物があることに感謝せよ。
*食べ過ぎるな。
*食事と断食を繰り返すことで、バランスが取れる。
*与えられた食べ物を、協力し更に満ちたものにせよ。
こういう基本の規律に則って、調理する者たちの工夫と、情報の共有、歴史の積み重ねで、
豊かな食文化が作り上げられてきたようなのです。
中葉ヨーロッパの、都市や村の住民の寿命が40歳くらいだった頃、
修道院の人々の寿命は、70歳だったと言われています。
規則正しい生活に、正しい食事(内容・量)が伴った結果、
抵抗力も向上していたという事でしょう。
昼食にでも、ワインやビールを飲んでいたことも、「特筆」すべきことです。
今も綿々と続く、修道院の食文化。
学んでいきたいと思います。
他の環境で育まれた食文化にも、きっとそういう過程があるはず。
どこかで、修道院の長い歴史と自給自足の生活について読んだとき、これは調べてみたい、と思いました。
年明けに、図書館へ行ったら、ちゃんとありましたねぇ。
中世の修道院が、大地主であり自給自足の生活を、一定の規律の中でしていた。
でも、その中には、厳しい規律もあれば、飽食に走る修道院だってあったでしょう。
そうした想像を、この本が裏付けてくれました。
ヨーロッパにおける嗜好品で、修道院を起源としないものなどない、そうです。
修道院と言うと、「禁欲的」「厳格」というイメージですが、
ワイン、ビール、チョコレート、ウィスキーを初め、シャンパン・・あのドン・ペリニヨンは、
その名前の修道士が、偶然に作り出したものなのです。
また、食に関する決まり事で見ると、健康に良い食べ物、食べ方で、
今の栄養学と対比させても、合理的で理に適っています。
*食べ物があることに感謝せよ。
*食べ過ぎるな。
*食事と断食を繰り返すことで、バランスが取れる。
*与えられた食べ物を、協力し更に満ちたものにせよ。
こういう基本の規律に則って、調理する者たちの工夫と、情報の共有、歴史の積み重ねで、
豊かな食文化が作り上げられてきたようなのです。
中葉ヨーロッパの、都市や村の住民の寿命が40歳くらいだった頃、
修道院の人々の寿命は、70歳だったと言われています。
規則正しい生活に、正しい食事(内容・量)が伴った結果、
抵抗力も向上していたという事でしょう。
昼食にでも、ワインやビールを飲んでいたことも、「特筆」すべきことです。
今も綿々と続く、修道院の食文化。
学んでいきたいと思います。