幼なじみと安野光雅の絵本展

　「休みが取れたから会いたいな♪」と、34年来の友人…小学校時の幼なじみからメールが来ました。
　まだ小学校2年生の双子を含む三人のお母さんである超多忙な彼女。　たまには一人でゆっくりするとか、学生時代の友人と会うとか、それぞれの子ども達から派生する、いわゆる「ママ友」と会うとかなど、貴重な休みの使い途は色々あるだろうに、私との時間に使ってくれることが嬉しかったです…。　過去ふたりの「庭」(笑)であった横浜で会うことになりました。

　待ち合わせのカフェで近況報告をし合った後「今さ、そごうで安野光雅の絵本展やってんのよ♪」の彼女の提案で、久々に絵画鑑賞まで楽しめました。
　小学校5年生の時に彼女が転校生でやってきて、もう来たその日に電撃的に超仲良しになったのがスタートだけれど、二人とも美術系に進みそっち系の(笑)職業に就いた彼女と私ですから、「旅の絵本」を始め安野氏の作品は私達の小中学校の想い出の中にも大きく占めているものでした。　なので、彼女と鑑賞出来たことがとても意味のあること…。
　なるべく小声で各作品の前で思い出を語り合ったり、今の仕事にリンクするんじゃないか？ってことを話したり、透明水彩画技法の説明をしたり、私達にとって付加価値の多いにある展覧会でした。

　ちょうど今お仕事に絡めて読んでいる本は、馴染みある絵本の解説書…というとカタいけれど、児童文学者の渡辺茂男さんが絵本や親子の在り方の想いを書かれたエッセイです。
　その一冊の中にも遠い昔を思い出す要素がいっぱいあって、そんな最中に幼なじみと、しかも安野氏の展覧会を観られた…。
　絵や子育ての話をしながら創作意欲もむくむく湧いて来て(笑)なんだか色んなことがかみ合って動き出した感じだな～…と思った一日でした。　美樹ちゃんに感謝感謝…。
　明日から10月…。色々やってみようと思います。相変わらずなかなか大きなお金にはならないけど(笑)。　でも心はとても豊かです♪

　安野光雅の絵本展は10月10日まで開催。　びっくりするくらい点数が多く、全体に可愛らしく凝った作りの素敵な展覧会です。　観覧可能な方はぜひ♪