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日本の大手電機メーカー7社が束になってもサムスン電子に遠く及ばない

2015-08-01 22:40:19 | 日常
サムスン電子の2015年4-6月期の決算で減益になったというニュースがNHK、日経新聞などで大きく報道された。
韓国や中国の企業のニュースとなるとネガティブなことばかり取り上げるのがこの国のマスコミの習い性となっている。だが、少しばかり注意深く数字を見れば、以前としてサムスン電子は業績が良く、日本の大手電機メーカーが全部束になってもまるでかなわないことがわかる。
4-6月期のサムスン電子の純利益は8%減少したとはいえ、6120億円。
ソニーは前年同期比3.1倍の増益で過去最高だというがそれでも824億円。
パナソニックは57%の増益だがそれでも595億円。
日立製作所は31%の増益だが550億円。
NEC、富士通、シャープはいずれも赤字だった。東芝はまだ発表していないようだが、過去の粉飾分を直すとすると大幅赤字ではないだろうか。
利益の出ている3社の利益額を全部合わせてもサムスン電子の3分の1。
要するに利益額から見ると日本の大手電機メーカー7社が束になってもサムスン電子に遠く及ばない。
「サムスン電子減益」「ソニー最高益」と報じるのは誤りとは言えないが、ベースの知識として彼我の利益額がそもそも一桁違うということを知らない人が見れば事態を見誤る。
いずれ日本の大手企業の事業からの撤退を「転身」、倒産を「玉砕」と報じる日が来るかもしれない。

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