酒田市に行き、数時間空いている時間があったので、近くを流れている最上川べりを河口の方へ散策していった。水量豊かな最上川が海に尽きたとき、何となく"dead end"という言葉が頭をよぎった。海に向かって突き出ている砂州では、平日の昼間なのに多くのおじさんたちが釣りに興じていた。
北には鳥海山が、頭に雲を乗せながら優美な姿を見せている。南西には月山があったはずだが、どれが月山なのかよくわからなかった。鳥海山と月山に抱かれ、最上川の流れる庄内平野は米どころとして知られる。今年から新品種の「つや姫」が発売される。酒田市の名所の一つ「山居倉庫」も訪れた。明治時代に作られた米の倉庫で今も現役である。何棟も立ち並ぶ倉庫の奥には「庄内米歴史資料館」がある。そこで江戸時代の「米券」をみた。倉庫に米を納めると入庫票が発行されるが、10石(1500㎏)に達すると米券に換えることができる。米券は一種の証券として売買でき、担保物件としても利用されていたという。なるほど江戸時代は「米本位制」だったわけだ。
北には鳥海山が、頭に雲を乗せながら優美な姿を見せている。南西には月山があったはずだが、どれが月山なのかよくわからなかった。鳥海山と月山に抱かれ、最上川の流れる庄内平野は米どころとして知られる。今年から新品種の「つや姫」が発売される。酒田市の名所の一つ「山居倉庫」も訪れた。明治時代に作られた米の倉庫で今も現役である。何棟も立ち並ぶ倉庫の奥には「庄内米歴史資料館」がある。そこで江戸時代の「米券」をみた。倉庫に米を納めると入庫票が発行されるが、10石(1500㎏)に達すると米券に換えることができる。米券は一種の証券として売買でき、担保物件としても利用されていたという。なるほど江戸時代は「米本位制」だったわけだ。