1ヶ月の予定でフランスのリヨンに来て2日目。街のレコード屋Fnacに立ち寄ってブラジル音楽のコーナーをチェックしたら、レニーニが2004年4月にパリで行った公演のDVD"In Cite"が出ていた(上記写真)。そのパッケージにはレニーニが11月からフランスツアーを開始したことが書かれていたので、ひょっとしてリヨンにも来るかな、と思っていたら、なんと3日後にはリヨンのオーディトリアムでコンサートがあった。
DVDの方はギターとボーカルのレニーニ、キューバの女性ベーシストのYusa(シンガーソングライターでもある)、アルゼンチン人のパーカショニストRamiro Musottoという面白い顔合わせで割とシンプルで落ち着いた構成であるが、リヨン公演ではレニーニ、ベース(Dira)、ドラムス&パーカーション、そして様々な音響効果を駆使するギタリスト(Gotoy)という構成で、かなり派手な音になった。
DVDでの落ち着いた様子とは違って、リヨン公演でのレニーニは舞台を右に左に駆け回り、ギターのネックをふり、激しくシャウトした。だが、レニーニの音楽の特徴であるクールさは始終失われない。
1時間半にわたって20曲ぐらい演奏しただろうか。独特のギターのリズムの刻み方、曲の作り方などどこを切ってもレニーニらしい。考えてみればマルコス・スザーノとの"Olho de Peixe"(魚の眼)以来、けっこうレニーニのCDは買ってよく聞いているはずなのだけど、何となく聞いているせいか、コンサートでは余り知っている曲がなかった。それでも初めて聞いた気がしないのは、どの曲も「レニーニ節」で一貫しているからだ。
レニーニ節とは何か? ブラジル北東部の伝統で育った人が北東部の楽器を使ってロックを演奏した感じだ。レニーニ自身はガット・ギター(ないしガット・ギター風の電気ギター)しか弾かないのだけど、出てくる音はロックっぽい。"Olho de Peixe"はスザーノとの共演のせいかブラジル音楽の色彩が濃厚なのだが、今回のライブではもっとロック寄りになった感じだ。
レニーニはフランスではけっこう人気があるようで、人口40万人のリヨン市でも2000人は入りそうなオーディトリアムの3分の2ぐらいは埋まっていた。演奏の合間にはけっこう達者なフランス語で曲を紹介して冗談も交えた。観客も熱狂していた。
DVDの方はギターとボーカルのレニーニ、キューバの女性ベーシストのYusa(シンガーソングライターでもある)、アルゼンチン人のパーカショニストRamiro Musottoという面白い顔合わせで割とシンプルで落ち着いた構成であるが、リヨン公演ではレニーニ、ベース(Dira)、ドラムス&パーカーション、そして様々な音響効果を駆使するギタリスト(Gotoy)という構成で、かなり派手な音になった。
DVDでの落ち着いた様子とは違って、リヨン公演でのレニーニは舞台を右に左に駆け回り、ギターのネックをふり、激しくシャウトした。だが、レニーニの音楽の特徴であるクールさは始終失われない。
1時間半にわたって20曲ぐらい演奏しただろうか。独特のギターのリズムの刻み方、曲の作り方などどこを切ってもレニーニらしい。考えてみればマルコス・スザーノとの"Olho de Peixe"(魚の眼)以来、けっこうレニーニのCDは買ってよく聞いているはずなのだけど、何となく聞いているせいか、コンサートでは余り知っている曲がなかった。それでも初めて聞いた気がしないのは、どの曲も「レニーニ節」で一貫しているからだ。
レニーニ節とは何か? ブラジル北東部の伝統で育った人が北東部の楽器を使ってロックを演奏した感じだ。レニーニ自身はガット・ギター(ないしガット・ギター風の電気ギター)しか弾かないのだけど、出てくる音はロックっぽい。"Olho de Peixe"はスザーノとの共演のせいかブラジル音楽の色彩が濃厚なのだが、今回のライブではもっとロック寄りになった感じだ。
レニーニはフランスではけっこう人気があるようで、人口40万人のリヨン市でも2000人は入りそうなオーディトリアムの3分の2ぐらいは埋まっていた。演奏の合間にはけっこう達者なフランス語で曲を紹介して冗談も交えた。観客も熱狂していた。