ジョルジ・ベン改めベンジョールが7年ぶりぐらいに来日し、ブルーノート東京で3日間ライブを行う。
前回は代々木公園のブラジル・フェスティバルでの出演のため来日し、私も聞きに行ったが、途中で土砂降りの雨になり、娘にせがまれてやむなく中途で帰らざるをえなかった。
さて、今回は大人の楽園、南青山のブルーノート東京でのライブ。
ジョルジはすでに70歳を超えているはずなので、体力を考えると初日第1回目の公演に行くのがいいだろうと思って、今日(7月21日)の17時からの回に行った。
開始予定時間ピッタリにバンドのメンバーが登場。1970年代にバンドのメンバーだったベースのDadi, パーカッションのNenemもいる。準備が整ったところで、少し猫背気味のジョルジが登場。しかし、精悍な様子、スポーツマンらしい体型には全く衰えが見られない。
それから約70分間、途中まったく休むことなく、ほとんど2曲以上を数珠つなぎにしてエネルギッシュに演奏した。
ジョルジはずっと立ったまま激しくエレキギターをかき鳴らし、叫ぶように歌い、最後は少し声が枯れてきた。
バンドのメンバーも、ジョルジの音楽に心酔しきった様子の若いドラマーから、おそらくジョルジと同じ年代で、いつも満面の笑みをたたえているNenemまでみんな元気よかった。
演奏した曲は以下の通りだった。
Jorge de Capadocia—1975年の超名盤“Salta o Pavão”(孔雀のはばたき)の収録曲
~Domingo 23—1972年のアルバム”Ben”収録曲の歌詞だけ少し
Salve Simpatia—1980年のアルバム”Salve Simpatia”の収録曲
~A Banda de Ze Pretinho—1978年のアルバム”A Banda de Ze Pretinho”の収録曲。2曲を混ぜこぜに
Santa Clara Clareou—1981年の”Bem-Vinda Amizade”の収録曲
~Zazueira
~A Minha Menina この二曲は1973年のアルバム“10 anos depois”に入っているが初出はいつなのかわからない。
Que Maravilha—1971年のアルバム”Negro e Lindo”の収録曲
~Magnolia—1974年のアルバム”A Tabua de Esmeralda”の収録曲
~Ive Brussel—1980年のアルバム”Salve Simpatia”でカエターノ・ヴェローゾと共演した曲
Os Alquimistas estao chegando os alquimistas—1974年のアルバム”A Tabua de Esmeralda”の収録曲。ファンキーなアレンジで。途中でフランス語詞も交えた。
~Alcohol—1993年のアルバム”23”の収録曲
~Miss Simpatia?—Alcoholと同じコード進行でどうやら別の曲も
~バンドのメンバーのソロ
~Eriko?-初めて聞く曲。途中に“さーよなら、ばんざい、どーもありがとう”という歌詞がある。
~Ponta de Lança Africano (Umbarauma)—1977年の超名盤”AfricaBrasil”収録曲
~Filho Maravilha—1972年のアルバム”Ben”収録曲、ただし”Filho Maravilha”とタイトルを変えてからは1983年のアルバム”Dadiva”に入っている。
Por Causa de Voce, Menina—1963年のアルバム”Samba Esquema Novo”収録曲をサルサのタッチで。
~Mas que nada—同じく1963年のアルバム”Samba Esquema Novo”収録曲。トロンボーンとサックスは1963年のアルバムと同じアレンジ。
無線付きエレキギターを弾きながらジョルジ退場。
公演に来た人たちも多くは私と同じようにこの日を待ち望んできたのだろう。大いに盛り上がり、ジョルジが両腕を広げると、司祭に導かれる教徒たちのように高揚感が高まっていった。アンコールを求める拍手が長く続いたが、予定の曲目ですべて燃え尽きたという感じでアンコールはなかった。ひたすらジョルジ・ベンジョールの音楽だけを無駄なく詰め込んだ70分間だった。
前回は代々木公園のブラジル・フェスティバルでの出演のため来日し、私も聞きに行ったが、途中で土砂降りの雨になり、娘にせがまれてやむなく中途で帰らざるをえなかった。
さて、今回は大人の楽園、南青山のブルーノート東京でのライブ。
ジョルジはすでに70歳を超えているはずなので、体力を考えると初日第1回目の公演に行くのがいいだろうと思って、今日(7月21日)の17時からの回に行った。
開始予定時間ピッタリにバンドのメンバーが登場。1970年代にバンドのメンバーだったベースのDadi, パーカッションのNenemもいる。準備が整ったところで、少し猫背気味のジョルジが登場。しかし、精悍な様子、スポーツマンらしい体型には全く衰えが見られない。
それから約70分間、途中まったく休むことなく、ほとんど2曲以上を数珠つなぎにしてエネルギッシュに演奏した。
ジョルジはずっと立ったまま激しくエレキギターをかき鳴らし、叫ぶように歌い、最後は少し声が枯れてきた。
バンドのメンバーも、ジョルジの音楽に心酔しきった様子の若いドラマーから、おそらくジョルジと同じ年代で、いつも満面の笑みをたたえているNenemまでみんな元気よかった。
演奏した曲は以下の通りだった。
Jorge de Capadocia—1975年の超名盤“Salta o Pavão”(孔雀のはばたき)の収録曲
~Domingo 23—1972年のアルバム”Ben”収録曲の歌詞だけ少し
Salve Simpatia—1980年のアルバム”Salve Simpatia”の収録曲
~A Banda de Ze Pretinho—1978年のアルバム”A Banda de Ze Pretinho”の収録曲。2曲を混ぜこぜに
Santa Clara Clareou—1981年の”Bem-Vinda Amizade”の収録曲
~Zazueira
~A Minha Menina この二曲は1973年のアルバム“10 anos depois”に入っているが初出はいつなのかわからない。
Que Maravilha—1971年のアルバム”Negro e Lindo”の収録曲
~Magnolia—1974年のアルバム”A Tabua de Esmeralda”の収録曲
~Ive Brussel—1980年のアルバム”Salve Simpatia”でカエターノ・ヴェローゾと共演した曲
Os Alquimistas estao chegando os alquimistas—1974年のアルバム”A Tabua de Esmeralda”の収録曲。ファンキーなアレンジで。途中でフランス語詞も交えた。
~Alcohol—1993年のアルバム”23”の収録曲
~Miss Simpatia?—Alcoholと同じコード進行でどうやら別の曲も
~バンドのメンバーのソロ
~Eriko?-初めて聞く曲。途中に“さーよなら、ばんざい、どーもありがとう”という歌詞がある。
~Ponta de Lança Africano (Umbarauma)—1977年の超名盤”AfricaBrasil”収録曲
~Filho Maravilha—1972年のアルバム”Ben”収録曲、ただし”Filho Maravilha”とタイトルを変えてからは1983年のアルバム”Dadiva”に入っている。
Por Causa de Voce, Menina—1963年のアルバム”Samba Esquema Novo”収録曲をサルサのタッチで。
~Mas que nada—同じく1963年のアルバム”Samba Esquema Novo”収録曲。トロンボーンとサックスは1963年のアルバムと同じアレンジ。
無線付きエレキギターを弾きながらジョルジ退場。
公演に来た人たちも多くは私と同じようにこの日を待ち望んできたのだろう。大いに盛り上がり、ジョルジが両腕を広げると、司祭に導かれる教徒たちのように高揚感が高まっていった。アンコールを求める拍手が長く続いたが、予定の曲目ですべて燃え尽きたという感じでアンコールはなかった。ひたすらジョルジ・ベンジョールの音楽だけを無駄なく詰め込んだ70分間だった。