mardinho na Web

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中年からの自動車運転④~仮免技能試験に挑戦する日々

2007-06-22 08:13:26 | 中年若葉日記
仮免技能試験に最初に挑戦したのが3月22日、6回目の挑戦でようやく合格したのは6月15日で、苦節3ヵ月の浪人生活が続いた。
最初の試験に落ちて実力不足がわかり、教習に行こうとしても春休み中はいっぱいだと言われて予約が取れない。春休みが終わると、今度は自分の仕事が入ってきて教習も試験もなかなかできない。
ともあれ3回の教習を経て4月13日に2回目の仮免技能試験に挑戦した。
前の受験者は60歳代後半の男性で、中高年仲間同士話し込んだ。彼いわく「もう40年も車に乗ってきたのに前回不合格になっちゃったよ」。何でもアメリカでずっと運転していて、日本での免許を取るために受けたら「運転技術はいいけど、法規の理解はめちゃくちゃだ」と言われて不合格を食らったとのことだ。
ちなみに彼は2回目の挑戦で無事合格した。
しかし私は2回目もダメだった。S字カーブを抜けたところで、後輪が道路を少しはみ出して路肩に乗り上げたのが致命傷だった。またもやクランクに到達せずに終わってしまった。
まだ実力不足だろうと思って、もう3回教習に通った。3回目には教官も「もう合格するでしょう」とお墨付きをくれた。
そして5月17日、仮免技能試験に3回目の挑戦をした。その日は大雨だった。
初心者には運転するのが怖いが、教官によると雨の場合は採点が甘くなりがちだとのこと。実際、順番が前の若い女性は合格した。
ところが拙者はまたも不合格。「右折するなら早めに右車線に移っておけ」という教えが頭にこびりついていたのが災いだった。さっさと右車線に移ったら、そこは進入禁止の白いシマシマの標示があることに気づき、慌てて戻った。今まで何気なくできていたことができない、というのはショックが大きい。
試験官の講評は、「標示の確認が重要。あとは良いです」とのことだけど、この次は標示を見逃さないようにしさえすれば合格するという自信よりも、今までできたことができないのではないかという不安の方が強かった。


中年からの自動車運転③~仮免受験編

2007-06-20 00:47:31 | 中年若葉日記
警視庁が運営する府中運転免許試験場に赴き、仮免の技能試験を受けた。
教官の見立て通り、結果は不合格。
後から思い出そうとしても緊張していたせいかどうやって走ったか思い出せない。試験後に、試験する警察官が短い講評をしてくれるのだが、彼曰く「あなたはスピードが遅すぎる。途中など止まりそうだった。」
スピードが遅いのが問題だとは思わなかった。試験コースのなかにS字にくねくね曲がるカーブと、90度の曲がりを2回行うクランクがあるはずが、クランクを走った記憶がない。減点が多すぎて途中で試験が中止になってしまったのだ。
試験に落ちると、次回の受験料として4400円也の印紙を買って申込書に貼って提出しなければならない。落胆のせいか、せっかく買った印紙を申込窓口に持っていく途中で落としてしまった。(後で見つけたが。)

中年からの自動車運転②~教習実技編

2007-06-17 22:23:00 | 中年若葉日記
Oのような非公認の自動車学校の場合、試験場で仮免の学科試験をパスしてから実技の教習が始まる。
O自動車学校は、事務所こそ駅前にあるが、驚いたことに練習コースは高速道路にものって50分ほどかかるさいたま市にある。23区内のコースに比べて広いのは恵まれているけれど往復にけっこう時間がかかる。
そこで90分の教習が11回あった。ほぼ毎回先生が替わってしまうのが戸惑ったが、だいたいは優しい先生だった。だが、6回ぐらいやって何となく運転は面白いなと思い始めた頃、若い鬼教官にあたった。発進の直後から合図(ウインカー)を出していない!と怒鳴られ、それから90分の間狭い車内で怒鳴られ続けたのはなかなかこたえた。
11回目の教習は、試験に受かるかどうかの見極めだったが、教官の見立ては「最低あと3回の練習の必要あり」だった。「もう試験を予約してしまったんです」というと、「じゃあ試しに受けたら」ということだったが、後から考えると受けなければ良かった。

中年からの自動車運転①~教習編その1

2007-06-17 00:44:56 | 中年若葉日記
42歳にして突然運転免許をとることを思い立った。
普通の人は学生時代に取得する。だが当時の拙者には金がなかった。それよりも、空気を汚し、事故を引き起こす、こんなものは最少必要な程度に留めればよいのだ、と思っていた。
就職後はお金もできたが、生活するうえで自動車がどうしても必要と感じることもなく、免許取得に気持ちが向かわなかった。
それがなぜ免許をとる気持ちになったのかはよくわからない。何年も前から新しいことを学びたいという雰囲気が拙者のなかに渦巻くなかで、仕事仲間であるL氏が30代後半で何年か前に免許を取ったということが刺激になったのかもしれない。

幸いにして仕事は比較的時間の融通が利く。平日に教習する代わり休日に働いても誰にも文句は言われない。
自動車教習を受けよう。選択肢としては、いつも利用する駅前にあるO自動車学校と、駅からバスで15分ぐらいのところにあるN自動車学校の2つがある。Oは授業料が18万円~、Nは27万円~とあり、これは便利さといい、安さといい、どう考えてもOでしょ、と思いこんだのは、後から考えれば浅はかであった。

実はこの業界には2種類の教習所があり、一つがいわば高校卒業の資格を与えられる高校だとすれば、もう一つは大検の受験のための予備校か塾のようなものである。Nが前者、Oが後者である。
運転免許を取得するためには、技能試験を2回と学科試験を1-2回受けなければならないが、Nのような「公認自動車学校」では学校で技能試験を受けることができるのに対し、Oのような私塾では警察がやっている自動車免許試験場で試験を受けなければならない。
いつも練習している練習場で、いつも教わっている教官に試験されるのと、見知らぬ試験場で、怖そうな警察官に試験されるのは、(前者を体験していないので実際のところどうかわからないが)緊張の度合も違うし、噂では後者の方がかなり難しいらしい。
公認自動車学校と違って、Oでは学科の授業なんかなくて、好きな時間に来てDVDを見ておいてくださいと言われるだけだ。全部見ても5時間ぐらいだから、だいぶ時間の節約になったかもしれない。