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mardinho na Web

ブラジル音楽、その他私的な音楽体験を中心に

宮沢和史atブラジル・フェスティバル2010(2010年9月5日)

2010-09-12 22:41:14 | live
毎年9月に代々木公園で2日間開かれるブラジル・フェスティバルは2010年で第5回を迎えた。Valeなどブラジルの名だたる企業が後援し、シュラスコやカイピリーニャなどブラジル料理の屋台が軒を並べる。日本に住むブラジル人のお祭りである。
2日間の間、ステージではライブやトークショー(ポルトガル語)が続くが、2日目のトリは大物アーティストが登場する。今年の2日目、すなわち9月5日のトリはなんとThe Boomの宮沢和史だった。日本のアーティストがトリをつとめるのは初めて? 宮沢和史はブラジリアン・ロックのCDを編集するなどかなりのブラジル好きで知られる。紙を見ながらであったけれど、美しい発音のポルトガル語で曲を紹介した。ブラジルの曲ではTom JobimのSe Todos Fossem Iguais a Voceなどを歌ったが、やっぱり盛り上がったのは「島唄」、「風になりたい」などザ・ブームのヒット曲だった。


上海JZ Club

2010-08-22 20:48:50 | live
上海で運良く夜更かしする時間の余裕があったら、JZ Clubに行くべし。復興西路46号という並木がきれいな静かな通りに夜な夜な集う美男美女。酒は一杯50元ぐらいからだが、チャージはたったの30元。たしかタダだったこともある。
1930年代のまま立ち枯れた上海を見たければHP飯店の「古いジャズバンド」を見に行くのもいいだろうが、上海の今を知りたければJZ Clubではないだろうか。
8月21日土曜日の午後10時にJZ Clubに行くことを思い立った我々はインターネットで住所を調べてタクシーで到着。すでに最初の出演バンドの演奏は半ばをすぎていた。出ていたのは白人のギタリスト3人+バイオリンの彭飛という組み合わせ。白人3人組は後でJZ Clubのウェブサイトで調べたら"Wayne's Basement"というグループなんだと思う。
しばらくの休憩を挟み、続いてできたのが、Theo Croker(tp)率いるAfro-Beat Band.ギタリストはLawrence KuというH大学のT先生に似た雰囲気の中国人、サックスには前にここを訪れたときに別のバンドで出ていたAlec Haavik。フェラ・クティの曲などアフロ・ポップを中心に、スティーヴィー・ワンダーがマイケル・ジャクソンに提供した曲(題名はよく聞き取れず)、ジャネット・ジャクソンの"Anytime, Anywhere"などボーカル曲は女性歌手のErica Leeが歌った。(写真はErica Lee)
Afro-Beat Bandの演奏は休憩をはさんで2部にわたり、終わったときには2時だった。もう帰ろうと店を出ると、外の黒板に2時からJam Sessionと書いてある。せっかくだからこれも聞いていこうと店に舞い戻り、しばらくするとAlec Haavikら先ほどのバンドの2人と他の2人が登場し、今度は割とオーソドックスなジャズを演奏。すると次の曲ではドラマーが交代し、トランペットのTheo Crokerが加わり、さらに次の曲ではまた別の人がドラムをたたき、ベースはクインシー・ジョーンズ似のスーツ姿の中年男性に交代し・・と一曲ごとに新たな出演者が登壇し、そのうち睡魔に勝てなくなり、3時過ぎに店を後にしたが、演奏はまだ続くようだった。

Cozi/Mue/小向定atSTAX FRED(新高円寺)

2008-04-20 12:50:23 | live
新高円寺の住宅地の狭間、地下にひっそりとライブハウスSTAX FREDがある。
25人も入れば満員のスペースで、ギター弾き語り3人のライブがあった。
Mue(Musey)が目当てで行って、それはもちろん期待を裏切らなかったのだけど、Coziさんのハスキーがかった柔らかい声、小向定(SADAM)さんの体格に似合わない繊細な歌にも引き込まれた。
MueはMy Little Sunday, 東京の夜など新譜の曲のほか、1stアルバムではピアノ弾き語りで歌っていた「話のつづき」をギターにのせて歌い、新鮮だった。
SADAMさんは初めて聴いたが、「日本(愛知)のミルトン・ナシメント」だった!

黒船レディと銀星楽団at阿佐ヶ谷バルト(2007年10月26日)

2007-10-27 22:11:09 | live
阿佐ヶ谷のまちじゅうジャズでおおわれる「阿佐ヶ谷ジャズストリート」が今年は10月26日、27日に開かれた。通し券を買ってあちこちライブをハシゴと行きたいところだけど、実際にそれができたのはこの10年で2-3回ぐらい。今年も通し券を買うのは断念したが、阿佐ヶ谷バルトで開かれた黒船レディのライブに行った。
行くたびに新曲が2-3曲増えている気がする。「あなたの横顔」は初めて聴いたけど、転調をくり返すすてきな曲だ。
11月17日には5周年記念音楽会が横浜で開かれる。5周年ということは、私は3周年から見てきたわけか。「古本屋のワルツ」や「ボンジュール街角」は最初に行ったときから今日まで登場しなかったときはなかった気がするけど、3分の2ぐらいのレパートリーは入れ替わったのではなかろうか?
2年前はレトロなジャズの曲が多かったのが、だんだんサンバ(オリジナル曲のGumboやHaroldo LoboのTristeza)とか他のジャンルの曲が増えてきた。会場では、黒船レディとものすごい銀星楽団のコンサートを収録したDVDも販売されている。さっそく入手し、皆さんのサインをいただいた。ありがとうございます!
ライブの後は、森谷マスターのおいしい料理をいただきながら、常連のD兵衛さんと四方山話。阿佐ヶ谷地元民の皆さんとも盛り上がって、酔って帰った。

趙・可能性(Possicobilities) at 横浜Jazz Promenade 2007

2007-10-07 00:45:42 | live
上海JZ Clubで見たCocoこと趙可がなんと来日した。
彼が率いるのは中国語で趙・可能性、英語でPossicobilitiesという5人組だ。
横浜ジャズ・プロムナードでの演目は、上海の1930年代のジャズ(「得不到的愛情」等)、趙可とバイオリニストの彭飛(Peng Fei)の共作によるオリジナル曲数曲、スタンダードではWhat's Newをやった。趙・可能性は、みんなが順番にソロを披露していくタイプのジャズではなくて、ボーカルの趙可とバイオリンの彭飛の存在感が突出している。趙可は、日本で言うと小林桂みたいな優しげな声だが、多くのオリジナル曲を中国語で歌うところが相違点か。
バイオリニストの彭飛(Peng Fei)もすばらしかった。弓での演奏はもちろん、かすれた効果音を加えてみたり、ギタリスト並みのテクニックでバイオリンを指でつま弾いてみたり、そのどれもが音楽的想像力が豊かである。

Extreme Trio at 横浜Jazz Promenade 2007

2007-10-07 00:29:27 | live
横浜で10月6日と7日の2日間にわたりすごい規模のジャズフェスティバルが開かれる。題して横浜Jazz Promenade。
といっても出演者の多くは知らないミュージシャンなのだけど。Extreme Trioもまったく予備知識なかった。このトリオはドイツで活動していて、ピアノのレジーナ・リトヴィノヴァはロシア人で、ベースとドラムズはドイツ人。
レジーナは、数々の名作曲家とクラシックの名ピアニストを生んだ国の人という先入観のせいか、タッチの美しい端正な演奏である。若くて眼鏡をかけた女性で、女ブーニンといった様子だ。作風はチック・コリアとハービー・ハンコックを彷彿とさせる。
このトリオの特技は、演奏しながらリズムをグッと加速したり、息を合わせて拍子を変えてしまったりするところだ。ドラムズのクリスチャン・ショイバーは和太鼓まで叩いていた。

Festival Brasil 2007, Neguinho da Beija-Flor

2007-09-16 15:40:09 | live
9月9日、ブラジルフェスティバルの2日目の最後、トリを務めるのはエスコーラ・ジ・サンバの名門Beija FlorのボーカリストNeguinho da Beija-Flor。2日間のなかで最大の大物がタダで聴けるとあって、自転車をこぎこぎ代々木公園まで行った。
昨日と違って、会場は人でいっぱいで、ステージの周りにはぎっしりと人が詰まっているだけでなく、出店の裏や間にも敷物を広げて座り込み、ビールを傾ける人が多くて、会場全体が熱気ムンムンであった。ちなみに、前の通りには違法駐車がぎっしりで、警察が摘発にこれ努めていた。
Neguinho da Beija-Florのステージはすばらしかった。ほとんど黒人のパーカッション部隊を従え、ところどころではカルナバルの衣装に身を包んだブラジル人ダンサーが登場する。夏冬逆のリオのカルナバルの季節とはほぼ半年ずれているが、汗が飛び散るこの熱気はたぶんカルナバルの盛り上がりなのだろう。もちろんサンバが中心で、アルシオーネの"Nao deixo samba morrer"ほか、途中ではフォロー風の曲が数曲、Jorge BenのTaj MaharとBanda de Ze Pretinhoがまぜこぜのソウル・サンバ的な曲も数曲交えた。最後は日本人のサンバ・パーカッション部隊も舞台下に集結して加勢し、サンバ化したブラジル国歌まで飛び出した。盛り上がったため、結局終了予定時間の18:00を30分前後オーバーして終了。
残念なことが一つ。こういうタダの音楽に時々出現する「傍若無人ギャル」がすぐ後ろにいたことだ。このギャルたちは、演奏が続く間、小さなビキニからはみ出るかのようなダンサーの肉体のことを「おっきー!」「いいなー!」と興奮しながら大声で話題にし続けた。もちろんサンバは大人しく聴くような音楽ではなく、聴衆は踊り、歌い、叫びを上げているのだけど、リズムにあった騒音は気にならなくても、リズムを乱す、この醒めていて、下品なコメントが周りの感興を殺いでいることをお気づきでないらしい。しょうがないので、だんだん前へにじり出て傍若無人ギャル達から離れた。

Festival Brasil 2007 ブラジルフェスティバル

2007-09-08 22:11:39 | live
9月8-9日、代々木公園で「ブラジルフェスティバル」が開かれた。
ブラジル料理(シュハスコ、カイピリーニャ、パステスなど)の出店と、ブラジルにまつわるいろいろなグッズ店、ステージでは1日5組のミュージシャンがライブをする。
シュハスコはシンプルでおいしい。フェイジョアーダはブラジルで食べるものに比べるとだいぶ薄味だった。ブラジルで食べるとけっこうしょっぱい。
ライブは、日本最高のパゴージ音楽家と紹介されたDENさん。カバキーニョ&ボーカルのDENさん以外は、パーカッションが3人とベースが一人というパゴージらしい簡単な構成だ。
ブラジルフェスティバルは、在日ブラジル人とブラジル好き日本人が集う場所で、DENさんの歌に大いに盛り上がった。

JZ Club, Shanghai

2007-09-03 14:43:12 | live
上海の夜にはジャズが似合う。
復興西路の静まりかえった並木道で、夜な夜な退廃的に盛り上がる場所、それがJZ Clubである。
いわゆるコンサート会場式ではなくて、バーの作りだが、2階席もあって、けっこう収容能力はある。上海在住のジャズメンが日替わりに登場するほか、時々遠来のミュージシャンも出るらしい。
私が行った8月31日金曜日にはLatin Bandという常連のバンドが登場した。いかにもどうでもいいようなネーミングで、様々な出自の人たちの混成部隊なのだろう。ドラムス、ベース、キーボード、トランペット、サックス、トロンボーンのセクステットを基本に、そこに二人の歌手とコンガとが加わる賑やかな構成。アメリカ人、コロンビア人、キューバ人などで、トロンボーンの人だけ上海人だ。モンゴサンタマリア風のラテンジャズと、サルサとで、なかなか素晴らしいステージだった。
お客は中国の美女たちと、上海在住の外国人たち、そして欧米からの旅行客とおぼしき人々が中心だ。東京ではジャズは男がひっそり一人で聞きに行くパターンが多いと思うけど、ここでそういう人は私だけで、他はだいたいワイワイやっている。演奏が始まろうが終わろうがワイワイやり続ける人もいる。演奏をよく聞こうと、奥のカウンター席から前へ移動して立って聞いていたら、中国美女とおしゃべりする外人にちゃっかり席を奪われた。インストのところはBGM扱いで、しかめ面でジャズを聞く東京とはだいぶ違う。だが、歌が入るとだんだん盛り上がってきた。
BGM扱いされている割にステージ施設は本格的でPA機材なんかもちゃんとしている。
演奏開始時間は遅くて、ホームページでは22時と書いてあったが、着いてみると22:30開始と表の黒板に書かれ、実際に始まったのは23時頃だった。(多分メンバーの誰かが遅刻したのだろう)第1部のステージが終わったのが24時。もう一回ステージがあるというが、たぶん第2部は1時~2時。仕事で来ているので、なかなか最後までつきあう時間的・体力的余裕が生まれない。
なお、常連バンドの場合はチャージはなくて飲み物代だけでOK。もっとも、ビール中ジョッキが50元もする。もっとも、これでピーナツもつくので日本円に換算するとめちゃ安いことになるが。

La Folle Journee au Japon 2007, ビルバオ交響楽団+児玉桃

2007-05-08 13:06:09 | live
5月2日、丸の内の東京国際フォーラムで開かれているクラシックの祭典「ラ・フォル・ジュルネ」の出し物の一つ、ビルバオ交響楽団+児玉桃(ピアノ)のコンサートに行った。
曲目はみなラヴェルの作品で、亡き王女のためのパヴァーヌ、ピアノ協奏曲ト長調、ボレロの3曲。
今回の祭典のテーマは民族性ということらしい。ラヴェルはフランス人ではあるが、出身地は大西洋岸のどん詰まり、スペイン国境に近いところなので、ビルバオ交響楽団にとって「地元の作曲家」ということになるのかな?
ピアノ協奏曲はアルゲリッチ演奏のレコードを持っていながらも余り聞いていなかったので、第2、第3楽章が別の曲のように新鮮に聞こえ、児玉桃さんのピアノもよかった。
ボレロは、実際に演奏しているのをみると、オーボエ、サックス、フルート+トランペット、トロンボーンと順にメロディーを演奏していくんだとか、舞台の中央にマーチドラムが位置するとか、銅鑼ほか数名の打楽器奏者は一番最後までヒマだとか、いろいろ発見があって面白かった。反面、トロンボーンの人がかなり目立つとちり方をした。FM等で聞くライブでもだいたいあの辺でよくとちるようだ。難しいんだろうか。