この正月のNHK-BSでのもう一つの収穫は「ソウル・ディープ」である。
BBCが制作した、ソウル・ミュージックの歴史を紹介する6回シリーズだった。
第1回はレイ・チャールズを中心に、R&Bとソウルが誕生した経緯を紹介した。黒人音楽はもともとRace musicと呼ばれていたが、これではあんまりだと考えたビルボード誌の編集者たちが一晩考えてつけた呼び名がリズム・アンド・ブルース(R&B)だった。ジャズやR&Bといった世俗の音楽に、教会のゴスペルの要素を盛り込んだのがレイ・チャールズだった。
第2回はサム・クックを中心に、さらにゴスペル色が強くなったソウルを紹介した。
第3回はモータウン・レコードの話。売上を拡大するには白人にもアピールするようなソウルを目指したモータウンが、その尖兵として売り出したのがシュープリームスだった。だが、シュープリームスの3人はその路線が好きになれず、ダイアナ・ロスはとても冷淡に歌った。それが大ヒットした。
第4回は、メンフィスを中心とする南部のソウルの紹介で、その中心がオーティス・レディングだった。友人がベーシストとしてレコード会社に売り込みに行くのに付き合って、そこで自分の歌を聴いてほしいと訴えてデビューにこぎつけたとのこと。
第5回は、ジェームズ・ブラウンを中心にファンクの興隆を描いた。ファンクが興隆した時代はアメリカ各地で黒人暴動が頻発した時代で、ファンクは「ブラック・パワー」を鼓舞する音楽だった。コンサート会場で熱くなって今にも革命を起こそうと興奮する観客たちをジェームズ・ブラウンがなだめて、ここはコンサートなんだ、と諭しているシーンも面白かった。
第6回は残念ながら見逃したが、メアリーJブライジを中心にヒップホップを紹介したようだ。
第6回だけは知らないアーティストばっかりだったが、第1回~第5回はたいへん楽しみ、かつ勉強になった。
BBCが制作した、ソウル・ミュージックの歴史を紹介する6回シリーズだった。
第1回はレイ・チャールズを中心に、R&Bとソウルが誕生した経緯を紹介した。黒人音楽はもともとRace musicと呼ばれていたが、これではあんまりだと考えたビルボード誌の編集者たちが一晩考えてつけた呼び名がリズム・アンド・ブルース(R&B)だった。ジャズやR&Bといった世俗の音楽に、教会のゴスペルの要素を盛り込んだのがレイ・チャールズだった。
第2回はサム・クックを中心に、さらにゴスペル色が強くなったソウルを紹介した。
第3回はモータウン・レコードの話。売上を拡大するには白人にもアピールするようなソウルを目指したモータウンが、その尖兵として売り出したのがシュープリームスだった。だが、シュープリームスの3人はその路線が好きになれず、ダイアナ・ロスはとても冷淡に歌った。それが大ヒットした。
第4回は、メンフィスを中心とする南部のソウルの紹介で、その中心がオーティス・レディングだった。友人がベーシストとしてレコード会社に売り込みに行くのに付き合って、そこで自分の歌を聴いてほしいと訴えてデビューにこぎつけたとのこと。
第5回は、ジェームズ・ブラウンを中心にファンクの興隆を描いた。ファンクが興隆した時代はアメリカ各地で黒人暴動が頻発した時代で、ファンクは「ブラック・パワー」を鼓舞する音楽だった。コンサート会場で熱くなって今にも革命を起こそうと興奮する観客たちをジェームズ・ブラウンがなだめて、ここはコンサートなんだ、と諭しているシーンも面白かった。
第6回は残念ながら見逃したが、メアリーJブライジを中心にヒップホップを紹介したようだ。
第6回だけは知らないアーティストばっかりだったが、第1回~第5回はたいへん楽しみ、かつ勉強になった。