最近、CCSCモデルというものを知りました。これは境界潤滑状態(機械のオイルを介した摩擦状態)で面圧が数千MPaの強度のある鉄鋼が数十MPaしか耐えられないのはナノレベルではグラファイト片がダイヤモンドになることを報告したもので C.C.yang and S.Li: J. Phys. Chem. C 112, (2008), p.1423-1426. などを根拠にラマン分光測定結果などを理由にしているものだ。もしこれが本当だったら、ナノレベルのダイヤモンド生成の抑制方法を緻密に制御すれば、高面圧に耐えられる機械ができる可能性を示唆していることを意味している。
なり、機械の摩擦損傷が激しくなるのでロボットは巨大化できないとする原因を解明したことになる。これは博士の開発した新合金Xに付帯されている低フリクション性のメカニズムを追及してきた結果できた機械摩擦理論である。
これに従えば、ダイヤモンドをつくらないトライボシステムを界面に設計することでガンダムみたいな巨大モビルスーツが出来る可能性があることになる。