最初に、このメモが万一役立つのであれば大歓迎ですが、適当に作業しているので、このメモを鵜呑みにして作業をした結果、装置を壊したり、事故の原因になっても私は責任とりません。あくまでも参考ということを念頭に自己責任でお願いします。
本当に誰得なメモですが、DIのD3100の粗動機構に使われているステッピングモータはX,Y,Zの3軸とCCDカメラのフォーカシング用の合計4つです。本体背面のパネルをぱかっと開けるて(多分勝手に開けちゃうと保証が効かなくなると思われるので注意。でも蓋を明けなければ十分なサポートをしてくれるかはなはだ疑問ですね>ブルカーエイエックスエスさん)裏から正面方向に覗き込んだ時、左奥にあるボードと、右壁面に付いているボードがモータ制御用のボードです。あとはモーターから伸びているケーブルをたどっていくとモーターとコネクタの対応がわかります。
X,Y方向のモータに対応するコネクタには5個の電極がありますが、テスターで通電を確かめていくと、通電する2組の電極とどこにも通じていない1個に分類できます。通電する電極間の抵抗は実測で3オームぐらいです。このあたりからバイポーラのモーターだとわかります。
Z方向とCCD用のモーターは6電極ありまして、3極間で通電する2組であることが通電チェックからわかります。さらに通電する電極間でも18オームで接続されている組みと36オームになる組みがあります。これからユニポーラのモーターだとわかります。電圧はやっぱり5Vのようです。
とりあえずバイポーラのドライバを持っていなかったのでTA7279APとPIC16F88を組み合わせて簡易にドライバを作って見ました。結果としてはそれを使ってX,Yステージを動かせたのでまあ良しとします。ただ、5Vで3オームということは1.3Aぐらい電流を飲むわけで(実測でもそうでした)、数分も動作させるとTA7279があつあつになりました。TA7279は一応1AくらいまでならOKで、瞬間的には3Aくらいまで絶えるようですが、放熱対策はマストでしょう。
それかもっと大きな電流に耐えられるようにFET辺りでドライバを組めばいいんでしょうが、バイポーラはHブリッジを作らなきゃいけないからマンドクセ。しかも2種類のドライバを2個づつ作るとなると時間がジャブジャブかかる・・・。市販品か秋月のキットで対応できないかしらん。