結構このネタでひっぱっていますが、この時期家庭菜園できゅうりがばかすかできるのでなんとか大量消費できないかという苦肉の実験なのです。
まず、その1、その2ではきゅうりを干したものを材料に使っていますが、干すことなく醤油漬けにできないかというのが今回のテーマです。
干さずにどうするかといえば、ゆでて絞って水分を減らすという作戦を用います。
まずフライパンにきゅうりが浸かるくらいの深さに水をいれ沸騰させます。そこにきゅうりを投入して5分ほどゆでてしんなりさせます。余熱でさらにしんなりするように茹で上がり後はお湯だけすてて、きゅうりを水冷しないようにしました。熱いまま(でなくともいいと思いますが)とりあえず2~3mmくらいの厚みになるように輪切りにします。輪切りにしたら布巾をつかってきゅうりをかなりしっかり絞ります。正直きゅうりの水分が不要だからやっているので、きゅうりの形さえあればよいので、体積で半分くらいをめざします。これが終わった時点できゅうりはへにゃへにゃふにゃふにゃになります。
味付けは前回とおなじで、きゅうり8本に対してしょう油80ml, 酒80ml, 砂糖50g, 酢50ml、生姜の千切り少々、鷹の爪1本を鍋に入れてひと煮立ちさせ、しょう油の角がとれ、アルコールが飛ばします。味が落ち着いたと思ったら絞ったきゅうりを投入して2,3分軽くにます。その後放置してさまします。最後に汁を絞りごまでもふりかければ市販のキューリのきゅーちゃんに引けをとらない物ができます。きゅうり8本で丼1杯くらいのしょう油漬ができます。
このレシピで生姜もいい味になるので、生姜を気持ち多めにして、辛いのが少し苦手なので鷹の爪は半分に折って種を出したものを投入する程度にしています。またきゅうりの絞りがたりなくて、なんか水っぽいという時にはきゅうりだけを一旦引き上げて、汁を煮詰めて再度きゅうりを投入という作業を1,2度繰り返して味のシミ具合と歯ごたえを加減することもできます。
干したきゅうりと茹でたきゅうりのちがいですが、干したほうが青臭さが減り歯ごたえが増します。一方で茹でた方はきゅうりの匂い(青臭さ)がのこりますし、歯ごたえも少しやわらかいです。市販品のキューちゃんは後者ですが、タクワンよろしくバリボリ食べたいなら前者というような気持ちでいればいいと思います。