晴、15度、87%
昨朝9時を回ってすぐに義母の施設から電話がありました。一昨日、ベットの柵で手首を殴打したところが一晩で腫れて皮膚に変色が見られるので、病院へ連れていって欲しいとのことです。胸が塞がる思いで車を飛ばしました。
指は動きますが、痛みが強いらしく顔をしかめて「痛い」と言葉にします。 この1月にも入院していた病院へ向かいました。緊急患者でもなく、予約も入れていないので待合室で2時間待ちました。高齢で疲れが出るので、早く診て欲しいと幾度も頼みましたが、「順番にお呼びします。」の一点張りでした。2日前の日曜日に私が面会に行った時には笑顔も見られました。話し言葉もしっかりしていました。たった1日置いただけなのに、義母はすっかり元気をなくしています。声は聞き取れないほどです。そして幾度も入院していたこの病院を「ここはどこ?」と聞きます。骨折はないだろうけどもし入院となったら、また認知症が進むのではと私は胸を痛めていました。
レントゲンの結果骨折はなく、痛み止めで様子を見ることになりました。赤い腫れは湿布によるかぶれかもしれないと医師は言います。何れにせよ早く痛みが引いてくれることが肝心です。薬をもらい施設に戻るまで4時間、車椅子に座ったままでよく我慢してくれました。
年若い者でも怪我や病気で気が落ち込むことがありますが、高齢になると明らかに反応や言葉数にその傾向が顕著です。何を聞いても答えは返って来ません。目はうつろです。施設に戻り、遅い昼食が出されました。「食べるかしら?」と心配でしたが、お腹が空いていたのでしょう完食しました。ちょっと安心。
考えてみれば、手首を柵に打ち付けてと本人は言うのですが、誰もそれを見ていません。どうした状態でこんなになったのか?骨折はなかったものの心配は尽きません。1月の入院以後、急速に認知症が進みました。入院を避けられたことは幸いです。表情が乏しくなった義母を抱いて、「また来るからね。」と声をかけました。いつもと違い体にも張りがありません。「痛みがなくなれば、元気になるだろう。」と私自身に言い聞かせ帰途につきました。
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