チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

モモさんの絵

2019年09月28日 | もも

曇、26度、87%

 縦70センチ、横60センチのパグの油絵があります。とてもサイケデリックな色合いのパグの絵です。6、7年前、香港のセントラルのインテリアショップで買い求めました。セントラルからミッドレベルに向かう長いヒルサイドエスカレーターに乗っていると、インテリアショップの3階のウィンドーにこの絵が飾られているのが見えました。他にもチワワなどの犬の絵もありました。主人がある時、「あのパグの絵の値段を聞いて来て。」と言います。このインテリアショップは香港映画でも幾度も使われた建物です。私はこの色彩が嫌いでちっとも欲しいとは思いません。さて、いくらだったか?忘れています。主人が欲しいというので買い求めました。私はヒルサイドエスカレーターに乗って持ち帰りました。

 2年前の帰国の引越し荷物にこの絵を入れるかどうか散々迷いました。とにかく色合いが好きではないのです。でも、主人は大変気に入っています。かなりの大きさです。2階の階段を登り切ったところの壁に掛けました。 香港では床に置いて飾っていました。下から見ると小さく見えますが階段を登りつめると大きなパグに変わります。毎朝、この絵を見上げながら2階の窓を開けに行きます。

 モモさんが逝ってしまって数ヶ月経った頃からでしょうか、この絵を見上げるとこのパグがモモさんに見えるようになりました。主人にそのことを話すと「初め見た時から僕はモモに似ていると思っていたよ。」目の離れ具合がモモさんに似ています。耳の大きさ垂れ具合がモモさんに似ています。

 モモに似ていると思い始めてから、朝、階段を登る時は「モモさん、おはよう。」と声をかけます。どの部屋にもモモさんの写真が飾ってあります。階段を上る間眺めていますから、見つめる時間はこの絵が一番長いかもしれません。あまり好きではなかったこの絵は今ではすっかり「モモさんの絵」です。

コメント
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