晴れ,27度、86%
お羊羹三昧。とらやの京都限定版のお羊羹に始まって、葉山の日影茶屋の甘夏のお羊羹、日本から離れた香港でそんな贅沢な時間を過ごします。お羊羹も様々だなと思いながら、主人は芋ようかんが好きなのではないかなと思ったり、私が14歳の時に逝った父は大の水ようかん好きだったなあと思い起こします。亡くなった母は餡ものが大好きで、その母を見舞う時には香港で和菓子を作ってそれを持って飛行機に乗りました。飛行場から直行で母に届けます。その母にも、もちろん随分前に亡くなった父にも私が作る水羊羹だけは食べさせてあげれませんでした。水羊羹は冷凍出来ません、日持ちがよくありません。
簡単な和菓子がすぐ作れるように、冷凍庫には三種類のあんこの作り置きがあります。漉し餡、粒あん、白餡。漉し餡と寒天と少しの葛があれば水羊羹は出来上がります。寒天ですから常温で固まります。お昼前に作って三時のおやつには充分冷えた水羊羹の出来上がり。モモさんにも上げたいし、沢山食べたいので甘さは控えめに作ります。
友人が教えてくれた冷たく冷やした水で点てたお抹茶と一緒です。 水羊羹の面にスプーンやお皿の銀線が写り込んできれいです。手を付ける前にそんな水羊羹を見ながら父にも母にも食べさせて上げたかったと思います。こんなお茶の時間もいいものです。
お羊羹三昧。これでお仕舞いと言いたいのですが、実は超大物がまだ控えています。いずれまた。