チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

葉山夏蜜柑  日影茶屋

2016年07月20日 | 日々のこと

雨、26度、96%

 昨日は力仕事最終日、早朝から人の出入りがありました。昼過ぎに一段落、家の中は数日のごたごたで埃っぽく見えます。クリーナーぐらいではすっきりしそうもないのでモップにお雑巾片手に家の中をくるくると回ります。4時少し前、やっといつもの家に戻りました。さてと、遅くなりましたがお三時に。

 2日続けて「とらや」のお羊羹でした。まだ、「珈琲」と「新緑」が残っていますが、これまた大事にとってあった葉山の日影茶屋のお菓子を出して来ました。若い友人の奥様が「真奈さんが気に入る。」とお墨付きのお菓子です。開ける前から重さや形からしてお羊羹かな?と思います。

 葉山の日陰茶屋は昔から続くお料理屋さんです。地の利の良さもあるのでしょうが、レストラン、カフェまで手を拡げていると聞きます。ここのクッキーやセックを頂くことはありますが和菓子は初めてです。表の包装をとると、 やっぱりお羊羹でした。「葉山夏蜜柑」封を切ると爽やかな夏みかんの香りがします。

 いつもはお茶を煎れてからお羊羹を切りますが、どんなお茶が合うかと一口食べてみました。夏蜜柑のピールがいっぱい入っています。そして甘さがぐっと控えめです。緑茶ではなく透き通ったセイロンティーを煎れました。白餡に夏蜜柑のピールが入っているのにお羊羹というより夏みかんゼリーに近い食感です。甘さだけでなく重くないお羊羹、それにしっかりとした夏蜜柑の香り、これは珈琲にも合うお羊羹です。

 3日間お羊羹を食べ続けました。私が生まれ育った福岡にはお隣の佐賀から頂く「小城羊羹」という鄙びたお羊羹があります。鄙びたと思うのは私が小さい頃から身近にあったからでしょう。お羊羹の周りはお砂糖が固まっていてシャリシャリしています。小さい頃はお羊羹が苦手でしたが、このシャリシャリだけは食べることが出来ました。

 餡と寒天で作るお羊羹、随分食べて来たものだと思います。とらやのお羊羹、日影茶屋のお羊羹、思い出にある小城羊羹、お羊羹ひとつとってもその味、そのどっしり感、その香りまでもがこんなに違うとは、この3日続きの三時のおやつお羊羹で知りました。とらやのお羊羹は、甘さといい重みといい究極緑茶がその先にあると思います。日影茶はこの「葉山夏蜜柑」以外の普通のお羊羹も甘さが控えめなのだそうです。

 日本の東西の美味しいお羊羹を堪能しました。日本から離れた香港でこんな贅沢が出来るとは、いつもながら友人達に感謝します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする