晴れ、29度、82%
おたまやフライがえし、毎日普通に台所で使うものです。普通に使っているということは、違和感がないから普通です。食堂でもありませんから、数だってひとつずつ。意識も無くふっと取って、お味噌汁をすくいます。
二か月ほど前、道に面した店でふと目に留まって買ったのが、 この3つのおたまです。注ぎ口が付いたおたま、楕円の穴空きおたま、楕円のおたま。香港$20ですから、300円もしません。中国製ですが、欧米向けの輸出用だと思われます。数年前、コンランショップで見たものにそっくりです。注ぎ口が付いたおたまが以前から欲しかったもののひとつです。穴空きは、茹で卵をすくうとき用。穴なしは、私の味見用、などと思いながら買いました。
新しく買ったものは、毎日使ってみたくなります。ゆで卵でなくても、グリーンピースを湯がいて穴空きを使います。この3つ、何に使ってもなんだか馴染みません。使い慣れてないからかな?まずは、柄の長さ、小さい私には持て余し気味の長さです。その上やや重めに出来ています。
この2本は30年ほど前に日本で買った、海外製です。これと、比べると柄の長さは同じです。このフーク状のものは、お肉を焼く時に威力を発揮します。穴空きは、専ら中華風炒めもの用です。柄の長さが使い辛さではないようです。
見出し写真は、私が実家をでて初めて自分の台所を持った時に買ったおたまとフライがえしです。もう40年連れ添っています。使い慣れたというか、もう私の腕の延長線にあるおたまとフライがえしです。新しく買ったものと、以前から使っているものどこかが違います。写真は、出来るだけ同じ角度から撮りました。見比べてみると、新しいおたまは、古い物に比べておたまの付き具合の角度が90度に近く作られています。それに比べて、スプーン状のものは、柄の延長、角度がほとんどありません。どうも、この角度が私には災いしているようです。
これは、香港の雑貨屋で買ったものです。右はご飯をてんこもりに盛りつけるしゃもじ。左は、豆腐花といって甘い豆腐をすくうおたまです。これはたまの部分が薄く出来ています。柄は、普通のしゃもじほどの長さ、私は煮物を盛りつけたりする時に使います。
新しく仲間入りした三本、角度の違いにも負けずに慣れるまで使ってみようと思っています。でも、40年使ったおたまもフライがえしも、普通のものですが使い易い、これは私が日本人だからでしょう。