晴れ、3度、85%
一人息子夫婦に女の子が誕生しました。昨日のことです。つまり、私はお婆ちゃんになりました。
2月14日が予定日でした。お嫁さんにその兆候が表れたものの、実際に入院に至ったのは16日になりました。ちょうど日曜日、主人も私も落ち着かない一日をすごしました。かねてから、17日に私の帰京は決まっています。17日の朝になっても、ずっと付き添っている息子からは連絡がありません。初産は時間がかかるものと言われていますが、こんなに長くかかるとお嫁さんの体力が心配です。いくらちゃんとした病院でも、お産にはやはり危険が付きまといます。実は私まで、心配であまり眠れずにいました。飛行機に乗る前、陣痛の促進剤を使うと息子から連絡がありました。香港の、霧がかかったような重苦しい天候の飛行場、飛行機に乗るのは嬉しいときも、心配事を抱えているときも、悲しみのときもあるものだと、昨日は無事な安産を祈りながら機上の人となりました。成田に着くや、携帯のスイッチを入れました。主人から息子から、無事な出産の知らせです。
3402g、立派な女の子です。実はまだ、私は対面していません。写真で見る孫は、主人の母、主人、そして息子にそっくりなすっと切れ上がったような目をしています。女の子らしい優しい泣き声です。長いお産を乗り切ったお嫁さんも、疲れてはいるものの電話では元気な声を聞かせてくれました。3人めの孫になるお嫁さんのご実家のご両親は、本来なら私がすべきところをずっと付き添っていてくださいました。皆さんの温かな目に囲まれての誕生です。
落ち着かない一日をすごした16日、おひな様を出してきました。おひな様を飾りながら。おひな様に無事な出産を祈っていました。
昔から女性が歩む普通の母になる、祖母になるという道を、この私も歩ませてもらっています。普通のことですが、ほんとにありがたいことだと、一晩明けてつくづく感じています。
今日午後2時からの面会時間が、待ち遠しくて仕方ありません。結婚して36年、私たち家族を支えて来てくださった方達に心から感謝いたします。