晴れ、18度、91%
瓶に入った牛乳。牛乳やさんが、小さい頃は配達してくれていました。自転車の後ろに載せた、牛乳瓶の触れ合うガッシャンという音を、床の中で聞いた記憶があります。
今はほとんど紙パック。しかも1リットル入りが主流です。香港だって、同じことです。ただ、1リットルではなく、946ミリリットル入りです。
我が家人、時折、瓶入りの牛乳を買ってきます。理由は簡単、美味しいからです。確かにビールだって、瓶入りと缶入りでは味が違います。
飲み上げた瓶を返すのは私の仕事。そこで知ったのが、瓶入り牛乳、どこにでも売っているわけではありませんでした。スパーには、まずありません。一部のコンビニストアーだけにあるのです。
でも、家人がお好きなのはこちら 離島にある教会が製造元になっています。
香港に25年住んで、未だに解らないことの一つが、地元のメーカーの原乳は、どこから来ているかということです。この香港、乳牛の姿を見かけません。離島の、十字教会に行けば放牧が見られるかと、一度行ったことがあります。乳牛は、一頭もいらっしゃいませんでした。それでも、離島には、道を黒い牛が歩いているのには出くわします。
地元の牛乳メーカーは最大手のデイリーファームをはじめ、4社。ロングライフでない牛乳が、空輸でオーストラリア、アメリカ、マレーシアから入ってきます。日本からは、ロングライフのミルクだけです。
どのメーカーも、主に3種類、普通の牛乳、脂肪をカットしたもの、脂肪が入っていないものと別れています。乳脂肪の表記はありません。どの牛乳も、日本の物に比べると、さっぱりとしています。
家人がお好きな瓶入り牛乳、パック入りよりお味が濃く、牛乳の香りがしました。