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うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

きくの目

2017年12月23日 | きくの事

いやいやいや、

もう、そんなに経ってるのか・・・

 

おはようございます。

きくが、極楽へ旅立って、もう10週間、経っている。

49日なんて、とっくに過ぎているじゃないか。

何やってたんだろう、私ったら!

 

あっ、子猫とイチャイチャしてたっけ。

 

きくさん、

あんたって猫は、どうして、いつもそうなんだい?

あんたとの生活を思い出そうにも、どういう訳か、

何も、思い出せないんだよ。

 

きくとは、15年を共に生きた。

気難しい三毛猫で、私が、もっとも手こずった猫だ。

そのはずなのに、

何をそんなに手こずったのか、思い出せない。

思い出すのは、

私をジッと見る、あの目だけだ。

何があっても、逸らさない、あの目だけなんだ。

 

私は、まだ、きくが元気だった頃、

我が家のおじさんに言った事がある。

「私はね、きくが逝ったら、一旦ダメになる気がする」と。

そう言わしめる程、

私にとって、きくという猫の存在は、強烈だった。

猫は、可愛いだけの生き物じゃない。

それを、この軽い頭に叩き込んだのが、きくという猫だった。

 

猫を、ナメるな。

猫に、どれだけ舐められても、

人は猫を、ナメてはいけない。

 

これは、私が生きる上での、最も重要な格言だ。

猫を舐めたら、

口の中が毛だらけになるから、ではない。

猫ってのは、

そんなに単純な生き物ではない、という事だ。

 

猫ってのは、

酔っぱらって、上機嫌で帰ってきて、

頭を撫ぜようものなら、バッサリやられる。

 

撫ぜて欲しそうにしているから、

頭を撫ぜようものなら、バッサリやられる。

 

もう、撫ぜてくれよと鳴いてるんだから、

今だろ?今なんだよな?と

満を持して、撫ぜようものなら、バッサリやられる。

 

だったら、いつなんだ?

 

猫ってのは、

ご飯の時間になっても、来ないのもいる。

腹が減ってないのかと思いきや、

そうではない。

「今日から、ここで食べたい」と、

食事の場所を勝手に変える。

その場所が、ベッドの上だ。

おじさんが、まだ寝てる、ベッドの上だ。

 

そして、食べたら、すぐ吐く。

おじさんが、まだ寝てる、ベッドの上でだ。

 

まっいいっか!

 

猫ってのは、

寝ている私に、ようやく甘えに来た時に限って、

なんか、臭い。

寝てる私の顔の上に

置いてる前足が、なんか臭い。

 

ウンチ、踏んだな!

 

猫ってのは、

体調がどうかも、分からない時がある。

痛いのか、苦しいのか、分からない。

ひょうひょうとして見せて、

実は苦しくて、もう限界で、

それでも、凛とした目で、私を見るもんだから、

油断していると、

目を離した隙に、勝手に逝ってしまう。

 

見事に、騙された!

 

そして、

あっという間に見送って、やれやれと思いきや、

また子猫がやって来て、

その子猫ばっかり見ていたものだから、

ダメになる機会を、失った。

 

きく、あんたって、猫は・・・

 

私が、決して忘れる事ができない、あの目は、

ずっと、私を見続けていくだろう。

 

猫をナメるな。

猫は、お前を見ているんだぞ。ってさ。

 

きく「思い出してる暇があるなら、働け!このブサイク豚ゴリラの糞め!」

メスを付けてよ~って言おうと思ったのに、

糞て!糞て!