9月9日(水)
病院にて院長先生の輸液。
月曜の奥さん先生の治療方針を確認したところ、
院長は、
「おかっぱさんの、無理ないペースで来ればいいよぉ。」と言われ、
私のペースでいいのかと、うめの病状のペースで言ってくれと、
イライラした。
まぁ、根を詰めなさんなと言いたいのだろうと思ったが、
毎日のほうがいい?1日置きで大丈夫?死なない?と、
執拗なまでにつっ込んだ。
いつもの事だが、院長は若干引きながら、「1日置き位がいいかねぇ」と
もじょもじょ伝えていただいた。
9月11日(金)
病院にて輸液。
「さっきの21歳の子がねぇ、ステロイド使ったら、すごい食べるようになったって。
うめさんは、どうする?やってみる?」と院長からの提案。
ただし、副作用が出る場合もある。長い期間(3ヶ月以上)は使用できない。
どうにも、切羽詰って、食べて欲しい時には有効。
考えたが、今回は輸液のみでお願いした。
輸液を始めてから、多少元気になってきていると思う。
よって、もう少し、知恵と工夫で食べてもらおう。
9月12日(土)
病院にて輸液。
土日の2日間、輸液を休もうと思ったが、うめの元気が無い&下痢。
やはり病院へ。
「昨日のステロイド、やはりやった方がいいでしょうか?
全然食べなくなっちゃったから。」と院長に告げたが、
「ん~、月曜まで待ってみよう。意識はまだしっかりしてるから。」とのこと。
この一週間の、うめ
〇排尿は、1日に2回。
〇排便は、3日に1回。
・便軟化剤を使用しないと出ないようだが、軟化剤の量のさじ加減が難しく入れすぎると下痢になってしまうから、要注意!
〇食欲は、ムラがある。(ただし、ひたすらオヤツのウェットしか食べない。)
・ドライフードを粉々にして、オヤツウェットと混ぜてみるが、撃沈。
・ウェットタイプの療養食3種類を試すも、やはり撃沈。
・調子のいいときは、ドライを数粒は食べる。
(食べてる子を見て、それにつられて食べているよう。)
〇体重
日に日に、減少。
月曜 3、65kg→ 金曜 3、58kg→ 土曜 3,55kg
うめが不調になって、初めて気付く。
そういえば、うめは昔からあまり強い意思表示をした事が無かったという事を。
数度の引越し、数度のネコ加入、私の仕事や勤務時間の変化などなど。
うめは、どんな時でも、どんと構えていた。
そしてすべて、「受け入れる」という姿勢だった。
だから、私はいつも安心した。
しかし今、改めてうめの心を知ろうとしても、解らない。
苦しいの?どっか痛い?食欲がないの?味が気に入らないの?
なにもかも、解らない・・・
17年間、うめの心を、その声を、丁寧に聞いてきたのか?見てきたのか?
私は今まで何をしていたのだと、自分を責める。
解らないのは今だけじゃない、
私は、ずっとうめの寛大な心に甘えてきたから、今のうめが解らないのだ。
いつも私に安心をくれていたうめが、今私を不安にさせる。
それでいい。うめ、それでいいぞ。
どんどん不安になって、必死になって、泣きながらでも、
あなたの心を、あなたの声を、受け取ってみせるからな!