モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

『のぼうの城』を読み始める

2014年04月15日 | 日々のできごと
やや批判的に眺めていた本屋大賞ですが、ここ数年、「普段本屋さんに行かない人が本屋さんに立ち寄るきっかけになれば良いのかな」と思うようになりました。
書店員だった時、第二回に投票参加してみてピンと来なくて脱退した私ですが(しかも「脱退フォームがサイトにありませんけど?」と主催者に問合せて「失礼しました、早急に作成致します」と返事をもらってしまった私ですが)、自身の書店員時代が遠くなったことで、やや違う視点で見れているのかな、と。

で、今年の本屋大賞。
和田竜氏でしたね。

それをきっかけに『のぼうの城』を読み始めてみました。
友人からずっと借りっぱなしで気になっていたのを、ようやく。

面白いですね。
まだ最初の方しか読んでいませんが、ラノベと歴史小説の間をうまく進んでいる感じです。
唯一気になるのは、読んでいて思い浮かべる映像がアニメになってしまうこと。私だけかなぁ…。
人物の説明表現がラノベ的なのでしょうか?私には分析しきれないのですが、アニメオタクで最近でもラノベも読む私にとってはそれもアリなので構わないのですが、例えば司馬遼太郎が好きな年配の男性がこれを読んでどんな感想を持つのか興味があります。

とはいえ、これをきっかけに歴史小説、時代小説に若い読者がやって来てくれれば御の字なわけで、ぐちゃぐちゃ余計なことは考えず、物語の世界にのめり込もうと思います。
では。