モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

視覚障害者向けイベント「サイトワールド」に行ってみた

2012年11月02日 | 日々のできごと

「サイトワールド」とは、視覚障害者向けの最先端の技術・機器や日常用品等の展示会です。
(その他、講演やイベントもあるらしい)
サイトワールド公式ページ→ http://www.sight-world.com/index.htm
本日、行ってみました。

・・・福祉かぶれの暇人ですかねぇ。
私は視覚障害者ではないですし、近しい人に障害者がいるわけでもないですし。
「視覚障害者向け」と謳っているイベントに行ってなにか得るものはあるのだろうか、と、我ながら思いつつの道中でした。

それでもわざわざ行ったのにはそれなりに理由がありまして、
一つは、「拡大読書器」や「デイジー図書」や「音声読上げ機」など、「読書」に関わる器具の実物を見てみたかった。
一つは、ガイドヘルパーの仕事を見てみたかった。
それとついでに、盲導犬を(邪魔にならないよう遠くから)眺めてキュンキュンしたかった。

目的は、全ておおよそ達成することができました。

会場は想像以上に賑わっていて、「閑散としててブースの人からアツイ視線が来たりする雰囲気だったら辛いな」と思っていたのですがそれは全くの杞憂。
地元神社の夏祭り程度に賑わっていました。
しかし通路は広く取ってあるので、眼が見えづらい人があんなに沢山集まっているのに、ぶつかったりする姿は特に無く。
健常者の一人モンでも居心地の悪さは全く無く、雑踏に紛れてブースを観て回れました。

実際手に取って説明を受けたのは、とある拡大読書器会社の1ブースのみでしたが(だって、主役はやはりそれをホンキで使おうと思ってる人達なわけで、「ひやかし」と言えなくもない私が占領してしまっては申し訳ないわけで)、その他の目当てのものも、試している様子を横から見ることができておおよそ満足。
デイジー機器との連携が新商品アピールのポイントになっていたり、業界の流行というかメインの流れというかを垣間見た気がしました。

ガイドヘルパーさん達の仕事ぶりも、「なるほど、このようなものなのね」という雰囲気を実際に見る事ができて満足。
もちろん、あそこでの様子は提供サービスのごく一部なのでしょうけれど、普段ガイドヘルパーさんを見かけることはごく僅かなチャンスしかない私にとって、先輩方の仕事ぶりを数多く見学できたのは、短時間であっても非常に参考になるものでした。
(こっそり観察させてもらっちゃってゴメンナサイ。後輩育成ってことで・・・。)

盲導犬のブースもありました。
長机で仕切られた向こうに、数頭の盲導犬さんがごろごろと横たわっていました。
思い思いに過ごしているカンジではなく、「なにか指示があって横たわり姿勢で寝てる」という雰囲気。
視覚障害者の方へは「盲導犬体験できますよ」と声をかけていらっしゃったので、そのための待機の状態だったのでしょうか。
ちなみに、実際に体験してらっしゃる場面に遭遇しました。
「トレーニング中」とベストに書かれた盲導犬さんでしたが、ちゃんとエスコートしつつ廊下を進んで行っていました。

盲導犬については、その頭数不足についてをよく聞きます。
少しでも多くの新たなペアが生まれることを願って、チャリティグッズを買ってきました。



(分かりづらい写真でスミマセンが)
服を着てハーネスを付けてる黒ラブさんの、ストラップマスコット。
早速、ケータイに装着。
手触りが良くて、しっぽや耳をいじり続けてしまいます。



サイトワールド。
錦糸町駅南口出てスグの「丸井 錦糸町店」の8階にて。
改札を出たところに数人の展示会スタッフが居るので、駅まで行けば安心です。
開催は、明日3日土曜日まで。



♪いいね!と思ったら♪
♪ポチリお願いします♪