モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

クレーマークイーン

2009年10月02日 | 日々のできごと
お客様ってのは、大切な存在だしありがたい存在なので、こちらとしては親切・丁寧に誠意をもって接するわけですが、だからって「偉い」ってのとはチョット違うよなー・・・と、女王様系クレーマーの対応をしながらぼんやりと思いました。

そのかた、なんかもーとにかく「偉そう」で。
非は間違いなくコチラにある事柄だったので、誠心誠意、応対していたのですが、「だからと言ってこちらをロコツに[下僕的]に扱うのは一般常識的に眺めていかがなものか」と、眉をひそめずにはいられないほどの見事な傍若無人っぷり。
そんなことを頭の隅で考えながらも『今は会社人であるワケで』と、一般常識論は隠しておいて、ともかくもひたすら下手に出てるうちに、こちらも「下僕」「召使」的な気分になり、ちょっとした「メイドプレイ」な具合に。

終盤ではご理解をいただき、その上「あなたに怒ってもしかたないのに、我を忘れちゃってごめんなさいネ」みたいなことを言ってもらえたので、メイドプレイをしてみたのはあながち不正解ではないようである、と手ごたえを感じ、その方の怒りを解けたことに嬉しさも覚えたのですが、ここで発見が。

「お客様」という立場は、簡単に手に入る「特権階級」であるのだと思い至りました。
メイド喫茶やホストクラブが流行る昨今。
なるほど、クレーマーも流行するわけですわ。
商品やサービスを買って「お客様」になれば、誰でも簡単に他人をかしずかせることができる。
そりゃ違うだろ!と思いながらも、その気になってるヒトが多いのなら、応対する側もそのつもりで居らねばならぬのでしょうねぇ。