画像遊びの合間をぬって
角川俳句5月号入選句を載せたいと思います
私にしては珍しく写生句を投稿してみました
佳作ながらも上位に採ってもらってますので
写生句も手応えありと自信がつきました~♪
「捨て小船」とは
1乗る人もなく打ち捨てられた小舟。
2 頼りない身、かえりみられることのない身のたとえ。
と辞書にはありました
この画像はコンデジ散策で撮ったものですが
「早春」の季題が句会で出された時
真っ先にこの景が浮かびました
あ、でもこれらの船は決して捨て小船ではありませんよね
舟の持ち主に叱られてしまいますね
さしずめ待機船?でしょうか
でも私には何だか捨て小船に見えたのです
マコさんは詩的な方で俳句にも写真にも
凄いセンスのお持ちの方なんですね。
才能の有る方は同じ時間を生きても全然その味わ
いは違うと思います。
静かだなぁ
ほんの微かに水の波打つ音が気負えるだけ
そんな印象を持ちました。
句会はネット句会にお世話になっていて
毎日ですから訓練になりますよ
なので誰かと連れ立っていわゆる吟行
っていうものに出かけることもありません
それでコンデジを持って散策に出かけるのです
カメラはカメラ俳句は俳句で
二つのことが同時に出来ないので帰ってから
画像を見て作ることが多いですね
「一眼欲しい病」が頭をもたげてきた時は
「俳句」の為のカメラなんだから~
って言い聞かせてなだめていますよ(^_-)-☆
いつか俳句にしたいと残しておいた画像でした
句について言えば
「入り江に捨て小船が浮かんでいました~」
「ああ~そうですか~」
一見してそう言われそうな句ですが
これは
季語「早春」を持ってきたことが功を奏したと思いますね
これが他の季語だったら
「ただ事」俳句で終っていましたね
いや~俳句って楽しい!♪
係留されている舟が持ち主を失った時、舟は少しずつ朽ち荒れていきます。
『主なき 舟は漂う 秋風に』てな感じかな・・。
舟の最後もしっかり考えんといかんですね。
まだ動きますか~
行く場を失ったようにここに肩を寄せ合って
いるようにも見えました
蜆採りの船かも知れませんね
海原に出てその任務を果たしていてくれたら
いいのですが~
また近いうちに立ち寄ってみます
良い句ですね
秋風はちょっと淋しくて
主なき舟とちょっと「付きすぎ」な感じがして
叙情になりがちだと言われるかもしれません
私は好きなんですけどね~
ちょっと添削してみます
勉強させてくださいね
季語をどんと前に持ってきます
『秋風に主なき舟漂へり』ではどうでしょうか
震災の舟を思い起こしますね
早春の入り江と言う静かな景に、忘れられた小舟が一層それを引き立てている様子が浮びます。
また早春と言う希望の中で、何れ終る春に水舟となり、やがて朽ちてしまうと言う無常を感じ
させる一句と、素人なりに詠ませていただきました。
早春=希望
そんな意味を捨て小舟に託してみました~