今日の1枚
うつりぎ ♪
紫陽花って、いろんな花言葉を持っているようです。
父がぽつりとこう言った。
「母ちゃんはこの紫陽花が好きやった」
畑の一角に紫陽花が植えられていた。
その根本に近いところ、葉っぱの埋まっているところを掘り出した父。
ミミズが固まりになっていた
そのことが強烈で、紫陽花よりもその場から逃げ出したのだった。
ミミズは釣りの餌であった。
荒壁のむき出しになっているままの家に住んでいた。
その壁をくり抜いて半透明のガラスが埋められた。
北窓であったが明かりが入って暗い土間も幾分明るくなった。
その窓の下に板が張られてそこに青竹の筒が置かれた。
紫陽花がポンと一輪無造作に活けられていた。
青竹の花瓶も荒壁のむき出しの家も全てが惨めだった。
父の気持ちを知るよしもない私だった。
母がいないことが全て無であったのだった。
青竹に紫陽花。なんてオシャレな活け方、今はそう思える。
そんな思い出のある紫陽花。
今年も撮りにいこう^^!
西城秀樹さんが永眠されました。
新御三家の中では郷ひろみさんが好きだった私だけど。
寺内貫太郎一家では貫太郎と大喧嘩する演技が痛快だった。
ある時、友がこう言った。
「西城秀樹に似ているらしいよ、T 君」
「 T 君」とは私の初恋の人のこと。
「へぇ、そうなん、同窓会以来会ってないから知らないナ」
と言う話をしたのも、もうかれこれ30年も前のこと。
はぁ・・・全てが過去を遡ることばかりの昨今。
昭和の時代がまた一つ去って行った。
なんて、しおらしいことも書いてみたりするアタクシ^^;
今日も生きさせていただいている。