makoの喜怒哀楽

俳句は自分史・転記は禁じます

またひとつ昭和の時代が去ってゆく

2018年05月18日 | 日記

今日の1枚

             うつりぎ  ♪

紫陽花って、いろんな花言葉を持っているようです。

 

父がぽつりとこう言った。

「母ちゃんはこの紫陽花が好きやった」

畑の一角に紫陽花が植えられていた。

 

その根本に近いところ、葉っぱの埋まっているところを掘り出した父。

ミミズが固まりになっていた 

そのことが強烈で、紫陽花よりもその場から逃げ出したのだった。

ミミズは釣りの餌であった。

 

荒壁のむき出しになっているままの家に住んでいた。

その壁をくり抜いて半透明のガラスが埋められた。

北窓であったが明かりが入って暗い土間も幾分明るくなった。

その窓の下に板が張られてそこに青竹の筒が置かれた。

紫陽花がポンと一輪無造作に活けられていた。

青竹の花瓶も荒壁のむき出しの家も全てが惨めだった。

父の気持ちを知るよしもない私だった。

母がいないことが全て無であったのだった。

青竹に紫陽花。なんてオシャレな活け方、今はそう思える。

 

そんな思い出のある紫陽花。

今年も撮りにいこう^^!

 

西城秀樹さんが永眠されました。

新御三家の中では郷ひろみさんが好きだった私だけど。

寺内貫太郎一家では貫太郎と大喧嘩する演技が痛快だった。

ある時、友がこう言った。

「西城秀樹に似ているらしいよ、T 君」

「 T 君」とは私の初恋の人のこと。

「へぇ、そうなん、同窓会以来会ってないから知らないナ」

と言う話をしたのも、もうかれこれ30年も前のこと。

はぁ・・・全てが過去を遡ることばかりの昨今。

昭和の時代がまた一つ去って行った。

 

なんて、しおらしいことも書いてみたりするアタクシ^^;

今日も生きさせていただいている。