九州ロードレース選手権第7戦JSB(連れ)

2018-10-08 23:47:00 | レース・サーキット走行のお手伝い
10月7日にオートポリスで開催された九州ロードレース選手権第7戦(最終戦)に、連れがJSBクラスに出場しました。
連れは、4年ぶりのレース(SPA直入)、初めてのAPでのレース、そして選手権デビューレースですkirakira

車両は2009年式のYZF-R1。同爆の初期型、北米仕様で、以前はツーリングにも使っていた正真正銘のストリート車です。
レース出場にあたって改造したのは、保安部品を外し、FRPカウル、バックステップ、フルエキマフラー、520サイズのチェーンとスプロケ、知人からお借りしたレース用フロントインナーキットのみです。
コンピュータ関係はノーマルのままですし、ブレーキホースはゴムホースです(笑)。セッティングパーツ(スプロケやサスなど)もありません。




この1ヶ月、ドライでまともに走れたのは1日だけ、という雨に呪われたまま迎えたレースウィーク。
台風が近づく中、一縷の望みをかけて5日金曜日からAP入りしました。



今回のレースは、JSBと250ccの4耐だけという、こじんまりなエントリー台数なので、1台1ピットという贅沢なピット割でした。

朝いちの路面はウェット。連れはレインタイヤ未経験なので、朝いち9時の枠から、レインタイヤでコースインします。


その後、路面がかなり乾いてきていたので、ドライタイヤに交換してスタンバイ。

が、いい感じに乾いてきたところで、パラパラっと雨。そしてウェット路面へ...を繰り返すこと2回。
結局ドライでは走れないまま1日が終了。
山の天気を信じてはいけないようですyellow4

荷物を置いて一旦帰宅。


6日土曜日。天気予報では台風が最も接近する日です。

強風は吹きすさんでますが、路面はうっすらウェット。圧倒的に練習量が足らない連れなので、とにかく走るべく、コースイン!


めちゃくちゃ風が強く、ピットロードを横断してると本気で飛ばされそうになります
コース上でも、ピットビルの影から出たところでハンドルが振られたり、100Rでアウトに押し出されたりと、波乱万丈なコース状況だったようですase2

昼過ぎから、さらに風も強くなってきたので走行は2本目の途中で終了。

受付し、車検も無事合格。



ゼッケンとステッカーを貼ると少しは選手権車両っぽくなりましたsmile

さてホテルへ帰ろうか、と外を見ると、いつもの白いアレ。


だけならいいのですが、かなりの暴風雨。シャッターががったんがったん揺れてます。yellow7
こんな中を移動するのは危なすぎるのでしばらく待機。ダベりタイムです。



夕方、風が少し収まったので無事ホテルへ撤収することができました。


翌7日、日曜日。

やっぱりいつのも白いアレ。前日の暴風がウソのように風は収まりました。


自撮りする連れ。


予選は8時から。

モニターにもしっかり映ってました^^


予選結果は、国内クラス7台中6番手、11番グリッドからのスタートです。


決勝に向けて、タイヤを新品レインタイヤに交換。


今回のレースでは、いつも仲良くさせていただいている豊後なしかレーシングの皆さんをはじめ、多くの方がお手伝いや応援にきてくださいました!私だけではタイヤ交換すらできませんでした。本当に感謝ですm(_ _)m


そして決勝。
(グリッドの写真がないっase2ase2 撮ってる人ください!)

11番グリッドから、普通に?スタート!
1コーナー立ち上がりですぐ前の人が転倒し、その隙に抜かれて最下位に転落。
が、1周目は1人抜いて帰ってきました!(後で聞いたら250R~2ヘアで抜いたらしい。)

レースは、上位陣が次々と転倒やトラブルで離脱する波乱の展開。

連れは、序盤は少し前とは離れてしまいましたが、レース中盤以降、前の人との差が少しずつ縮まってきました!

行っけー!!!

ラスト2周?3周?のストレート、前の人、連れ、最初に抜いた人の3台がほぼテールtoノーズの状態で駆け抜けていきます!

そして1コーナー、連れがインから前の人をパス!!

そのまま後ろを抑えてゴール!!




何と何と、国内クラス3位表彰台獲得です!!




国内クラス7台中、予選6番手スタート→上位2台が転倒→1台抜いて→3位です!


R1は記念写真を撮らずに車に積んでしまったので、ライダーとトロフィーだけでイエイ!


家に帰ってゆっくりと記念撮影しましたsmile



以前から仲間内ではよく冗談で言ってた連れのJSBへの参戦ですが、今年はST600のシーズンが9月で終わったということで、ようやく実現しました(笑)

今回、いつもとは立場が逆転してサポートに回り、サポートってこんなにバタバタ忙しい、ということを今更ながら知りました。しかもメカ的なことは何もできず、金曜日はゴウさん、土曜からイワナミさん、日曜日には紋ちゃんとマツモトさんも加わって手伝ってもらってこのバタバタさ。いつもはほぼ全てをひとりでしてる連れのすごさ、ありがたさを改めて実感しましたm(_ _)m


最近の九州ロードのJSBクラスは本当にエントリーが少なく、国際、国内合わせても2ケタに乗るかどうかの寂しい台数。
今回は、600からの転身組が2人がいたり、国際クラスのエントリーもそこそこいたりして、先頭集団、中盤グループ、後方グループと、各地で競り合いの多い、見てて面白いレースでした。

連れは、レースエントリーの時点で、スリックタイヤ未経験、自己ベストは2分6秒台、バイクは9年落ちのストリート車、セッティングパーツなし、予備ホイールなし、という状態。

しかも、レース前の1ヶ月間で走り込むつもりが、走行枠の少なさと呪われた天気のせいで、ろくに練習ができないままレースを迎えるという、さらにチャレンジングな状況。

本人は相当緊張していたと思います。

でも、そういう状態でも、エントリーをしたからこそ、棚ボタ感はありますが、デビューレースで表彰台に立つことができました。

誰だって最初はコワイし緊張する。分からないこともたくさん。

今後、もっともっとエントリーが増えて、レース全体が盛り上がっていってほしいと思うし、こんなへなちょこでもごくごく微力でも力になることができれば、と思います。


最後になりましたが、今回の出場にあたり、多くの方に本当にお世話になりました。
デーククラフト井上さん、ゴウさん、岩波さん、松本さんご夫妻、紋ちゃん、岩本先生、二郎さん、山口くん、他にも、応援にきてくださった方々、関わってくださった方々全てに、連れ共々深く感謝いたします。