◎2008年12月3日(水)─1人
天気も保証されていたし、代休も残っている。こういう日は休暇をとらないと損な感じ。昨夜の帰りがけ、勤務先から迷惑な連絡が入り、仕事でヘマをしたことを知った。後始末しなきゃならないのだが、休暇を取り消そうかは迷いもしなかった。昨夜のうちに後始末は電話で手配した。取引先の印刷屋次第のこと。自分が出社してどうにかなるわけでもない。そう割り切った。
もともと、六郎地山に行く予定ではなかった。於呂俱羅山か、楽々コースでの高薙山の予定でいた。山王林道の閉鎖は12月15日からとのこと。朝4時に起き、4時半出発。寒々と波立てている中禅寺湖を見送り、男体山は雪を付けている。光徳で右折し、山王林道に向かおうとしたら、そこに立つ看板には、11月25日より閉鎖と書かれている。念のため、そのまま行ってみたら、本当に閉鎖されていた。「12月15日閉鎖」はネット情報で最近得たものだが、配信元は林道入口に建つAホテル。客寄せのためにわざと開通を伸ばしていたとしたら確信犯だ。腹立たしかった。管理している事務所に確認しないで、安易にネット情報で安心していたオレも悪いが。時間はまだ7時前。どうしようか迷った。こんなところにいても寒いだけ。足がガクガク震える。行ったことのない日光周辺の山といったら、六郎地山か。幸いにも、こういうこともあろうかと、「日光南部」の地形図は持っていた。赤沼の駐車場でトイレに寄る。駐車場の路面は凍結し、雪が固まっている。いろは坂を下り、「やしおの湯」の前を通り、林道に入る。切通しの登山口に着いたのは8時。林道には車も通っていない。猿を3匹見た。
取りあえずオニギリを2個食べ、8時10分出発。確か、北側を回りこんで、尾根に取りつくはずだが、駐車地の真上に直登ルートの踏み跡があり、それを登る。特別、急なわけでもない。すぐに973mピークに達した。ヤセ尾根を進む。雑木に覆われ、展望はまったく良くない。踏み跡はついている。一旦下り、登り返す。尾根は広がったものの、退屈な登山道だ。右側に三ノ宿山から大木戸山、丸山、その奥には、女峰山が顔を出しているが、木が邪魔をして、撮影スポットにも事欠く。左後ろには鳴虫山。そのうち男体山が見えるようになった。写真は、雑木が疎らなところからかろうじて撮った日光連山。
落ち葉を踏みながら歩く。この下の土が半分凍っていて、斜面を登る時、頻繁に滑る。今日は3回ほど転んだ。やがて登りきって1,101mピーク。8時45分。ここが中間点あたりになる。相変わらず展望が良くない。少々休憩。これから下ってまた登る。地形図で確認すると、一気に160mも下る。六郎地山への上りもほぼ同じ。行き帰りともにウンザリだろうな。ここから鞍部まで、なぜか錆びついた有刺鉄線が張られていた。やはり予想通りの急坂だった。上り返しでまた転ぶ。ズボンにはかなりの泥が付いてしまった。ようやく登ったはいいが、ここからが長い。いい加減いやになったところで六郎地山頂。9時19分。歩き始めて1時間10分と、あっけない歩き時間だが何だか疲れた。去年、細尾峠から薬師岳を経由して三ノ宿山まで行った時、真向かいに見えた六郎地山が気になっていた。その前、火戸尻山に行った時もそうだ。いざ、登ってみると、こんな山だったのかといった感じ。決していい意味ではない。
長居は無用と10分程度の休憩で下る。ついでに三ノ宿山にでも行ってみるつもりでいる。多少の疲れはあるが、余力はある。ここで、一か所ルートミス。1,101mピークに向かうべく、尾根を右折すべきところをそのまま直進。50mばかり歩いてから気づいた。ネットで見ると、大方の人がここでミスをするようだ。1,101mピークへの登りが応える。今度は転ばなかった。次第に暑くなる。ポカポカ陽気だ。何だか眠い。973mピークから林道を見下ろすと、もう1台、車が駐まっている。後ろドアが開いているから、準備中ということだろうか。駐車地に降り立ったのは10時35分。気さくな感じのオジサンがいた。これから三ノ宿山から大木戸山に行くそうだ。宇都宮ナンバーだから、地元だろう。今まで仕事をしていて、今日は天気が良くて、思い立って来たと言っていたが、夜勤明けということだろうか。話ぶりでは、この辺の山はたいてい歩いているらしい。自分もまだ、三ノ宿山まで行くつもりでいたから、これまで歩いた展望の悪さを話し、三ノ宿山まではどうか?と聞いたら、やはり悪いとのこと。それを聞いて行くのはヤメにした。オジサンが急斜面を登って行った。「お気を付けて」。
林道を元来た方向に下る。また、サル。やしおの湯に入って帰る。何だかぬるい湯だな。身体に色柄模様を施した若いのが入っていた。「お断り」の立札があっても、チェックできないしな。それを見て、印刷屋に確認電話をするのを思い出した。ここいら辺はやはり骨身に染まっている会社人間。やはり、休暇を取り消すまでもないことで進行していた。足尾経由で帰路につく。ここ2回、冴えない山歩きが続いてしまった。パッとした山歩きをしたいが、雪がまだ本格的になるまでは、こういうところを歩いて足が鈍らないようにするしかないようだね。
天気も保証されていたし、代休も残っている。こういう日は休暇をとらないと損な感じ。昨夜の帰りがけ、勤務先から迷惑な連絡が入り、仕事でヘマをしたことを知った。後始末しなきゃならないのだが、休暇を取り消そうかは迷いもしなかった。昨夜のうちに後始末は電話で手配した。取引先の印刷屋次第のこと。自分が出社してどうにかなるわけでもない。そう割り切った。
もともと、六郎地山に行く予定ではなかった。於呂俱羅山か、楽々コースでの高薙山の予定でいた。山王林道の閉鎖は12月15日からとのこと。朝4時に起き、4時半出発。寒々と波立てている中禅寺湖を見送り、男体山は雪を付けている。光徳で右折し、山王林道に向かおうとしたら、そこに立つ看板には、11月25日より閉鎖と書かれている。念のため、そのまま行ってみたら、本当に閉鎖されていた。「12月15日閉鎖」はネット情報で最近得たものだが、配信元は林道入口に建つAホテル。客寄せのためにわざと開通を伸ばしていたとしたら確信犯だ。腹立たしかった。管理している事務所に確認しないで、安易にネット情報で安心していたオレも悪いが。時間はまだ7時前。どうしようか迷った。こんなところにいても寒いだけ。足がガクガク震える。行ったことのない日光周辺の山といったら、六郎地山か。幸いにも、こういうこともあろうかと、「日光南部」の地形図は持っていた。赤沼の駐車場でトイレに寄る。駐車場の路面は凍結し、雪が固まっている。いろは坂を下り、「やしおの湯」の前を通り、林道に入る。切通しの登山口に着いたのは8時。林道には車も通っていない。猿を3匹見た。
取りあえずオニギリを2個食べ、8時10分出発。確か、北側を回りこんで、尾根に取りつくはずだが、駐車地の真上に直登ルートの踏み跡があり、それを登る。特別、急なわけでもない。すぐに973mピークに達した。ヤセ尾根を進む。雑木に覆われ、展望はまったく良くない。踏み跡はついている。一旦下り、登り返す。尾根は広がったものの、退屈な登山道だ。右側に三ノ宿山から大木戸山、丸山、その奥には、女峰山が顔を出しているが、木が邪魔をして、撮影スポットにも事欠く。左後ろには鳴虫山。そのうち男体山が見えるようになった。写真は、雑木が疎らなところからかろうじて撮った日光連山。
落ち葉を踏みながら歩く。この下の土が半分凍っていて、斜面を登る時、頻繁に滑る。今日は3回ほど転んだ。やがて登りきって1,101mピーク。8時45分。ここが中間点あたりになる。相変わらず展望が良くない。少々休憩。これから下ってまた登る。地形図で確認すると、一気に160mも下る。六郎地山への上りもほぼ同じ。行き帰りともにウンザリだろうな。ここから鞍部まで、なぜか錆びついた有刺鉄線が張られていた。やはり予想通りの急坂だった。上り返しでまた転ぶ。ズボンにはかなりの泥が付いてしまった。ようやく登ったはいいが、ここからが長い。いい加減いやになったところで六郎地山頂。9時19分。歩き始めて1時間10分と、あっけない歩き時間だが何だか疲れた。去年、細尾峠から薬師岳を経由して三ノ宿山まで行った時、真向かいに見えた六郎地山が気になっていた。その前、火戸尻山に行った時もそうだ。いざ、登ってみると、こんな山だったのかといった感じ。決していい意味ではない。
長居は無用と10分程度の休憩で下る。ついでに三ノ宿山にでも行ってみるつもりでいる。多少の疲れはあるが、余力はある。ここで、一か所ルートミス。1,101mピークに向かうべく、尾根を右折すべきところをそのまま直進。50mばかり歩いてから気づいた。ネットで見ると、大方の人がここでミスをするようだ。1,101mピークへの登りが応える。今度は転ばなかった。次第に暑くなる。ポカポカ陽気だ。何だか眠い。973mピークから林道を見下ろすと、もう1台、車が駐まっている。後ろドアが開いているから、準備中ということだろうか。駐車地に降り立ったのは10時35分。気さくな感じのオジサンがいた。これから三ノ宿山から大木戸山に行くそうだ。宇都宮ナンバーだから、地元だろう。今まで仕事をしていて、今日は天気が良くて、思い立って来たと言っていたが、夜勤明けということだろうか。話ぶりでは、この辺の山はたいてい歩いているらしい。自分もまだ、三ノ宿山まで行くつもりでいたから、これまで歩いた展望の悪さを話し、三ノ宿山まではどうか?と聞いたら、やはり悪いとのこと。それを聞いて行くのはヤメにした。オジサンが急斜面を登って行った。「お気を付けて」。
林道を元来た方向に下る。また、サル。やしおの湯に入って帰る。何だかぬるい湯だな。身体に色柄模様を施した若いのが入っていた。「お断り」の立札があっても、チェックできないしな。それを見て、印刷屋に確認電話をするのを思い出した。ここいら辺はやはり骨身に染まっている会社人間。やはり、休暇を取り消すまでもないことで進行していた。足尾経由で帰路につく。ここ2回、冴えない山歩きが続いてしまった。パッとした山歩きをしたいが、雪がまだ本格的になるまでは、こういうところを歩いて足が鈍らないようにするしかないようだね。
私は寒さに弱いので、しばらく冬眠しています。過酷な雪山の報告を待ちます。