たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

黒岩山はやはりオタク系の渋い山だった。

2009年09月23日 | 尾瀬周辺の山
◎2009年9月21日(月)~22日(火)―高木と

 家を朝の4時20分に出て、高木宅から5時に出発。関越の混雑が予想されたが、この早朝の時間帯、車の量はいつもよりも多いが、スムーズに流れている。車の中での話題はクレヨンしんちゃんと乗鞍の熊。沼田から日光方面に向かう車は意外に多い。コンビニに立ち寄り、高木の昼食を調達。尾瀬方面に向かう車が少ないことを願ったが、鎌田で左折する車は多い。残念。尾瀬の草紅葉が始まっているらしい。鳩待峠に行ってもらう分には助かるが、大清水の駐車場が満車ではかなわない。念じた通り、あらかたバスターミナルから鳩待峠に向かうのがほとんど。大清水は、やはり鳩待峠と天秤にかければ、汗をかく分だけ気分も身体も重くなる。大清水には6時40分に到着。運良く、出た車があったのか、手前の駐車場の端に入れられた。500円。1日500円ではなく1回500円。

 6時50分出発。鬼怒沼方面に向かう。相変わらず、だれも歩く人はいない。天気は陽が出ているから、今日は問題ないだろう。むしろ、暑くならなきゃいいが。今日の荷物は重い。2人ともに45~55lのザック。高木は2~3人用のテントを入れているから、オレのよりもかなり重いはず。20kgは超えているかも。この話題にはあまり触れない方がいいだろう。荷物交代になったらしんどい。以前から、高木のテントは余裕があるからと、いつも同じテントに寝ている。水は2人で5l程度。予定は黒岩清水泊だから、途中の小松湿原か黒岩清水で補給したい。ただ、ネット情報では、黒岩清水は涸れているそうだ。水の無駄使いは極力避けたい。そのためにも、かんかん照りだと不安になる。高木は早速、ダブルストックで歩き始めた。オレもサイドに2本結わえたが、結局、最後まで使うことはなかった。

 一昨年の9月の末、1人でこのルート(物見山新道と呼ぶらしい)から物見山、鬼怒沼山に行ったことがある。川を渡ってからの尾根歩きは急でつらい。まして、今日は荷物も重い。早足になりがちな高木に忠告はしておいたためか、ゆっくり歩いてくれて助かる。湯沢出合7時18分。薄暗い尾根に入る。すぐに汗が出た。本当につらい尾根だ。歩き出しから1時間。休憩。高木はキジ打ちへ。結果が良くなかったのか、渋い顔をして戻って来た。やがて右手の視界が開け、四郎岳が見えてくる。あの山を見て、翌年、四郎岳と燕巣山に行ったものだ。燕巣山山頂から、物見山までの尾根を歩けないかと、様子を見たが、あのヤブは手強い。自分にはこの県境ルートは無理だろう。後ろの方には武尊山が構えている。

(右手に四郎岳)


(紅葉の始まり)


(物見山山頂)


 ダラダラ登りが続く。前を歩く木の汗ばんだ身体からは、芳香性の強い匂いが漂ってくる。いつもこうだ。今日も、「オメェはワッキーかよ?」と聞いてしまった。「そうじゃねぇよ」とは答えるが、親しみ感にはなれないものの、長年嗅ぎ慣れた匂いに、特別な嫌悪感は沸かない。こっちもクタクタで、それどころじゃないといったところ。ようやく、燕巣山からの連なりの、ちょうど真上に物見山ピークが見えた時にはほっとした。しかし、まだまだ先は急で長い。何度か休む。高木といっしょに山を歩くと、なぜかタバコの量が増える。決して、健康的な山歩きとはいえない。山頂着10時10分。大清水から休憩タイムを除いて3時間。昭文社版標準タイムが3時間50分だから早い。それに気を良くして、ヘタすれば日帰りが出来るんじゃないかだの、尾瀬沼まで行っちゃうかなんて、軽口の話題がつい出てしまう。しかし、この時点では半ば本気。

 大休止の後、鬼怒沼に向かう。湿原を少し歩いてみるか、と高木に言ってみたが、あまり乗り気ではない。ここで、物見山に向かう熟年カップルに出会う。見るからにノミの夫婦。日光沢温泉から来たそうだ。久しぶりに人に出会った感じがした。湿原入り口には男3人。彼らも日光沢。ちょっとハイキングがてら、湿原まで来てみたが後悔している顔をしていた。しばらく立ち話をしたが、この辺の地理はからきし分かっていないようだ。鬼怒沼山方面からは、結構、人が下りて来る。一昨年、この山に行った時は、何も感動がなかった。立ち寄る必要もないだろう。鬼怒沼山分岐11時8分。ここから、黒岩山方面はオレも未踏。倒木が多く、登山道も一部、不明瞭とのこと。確かにそうだった。倒木を乗り越えてからのルートが分からなくなることが何度もあった。こんなところで遭難していたら、大変なことになる。尾根も広く、形がしっかりしていないから、ガスが出てきたら、かなりやばいかも。

 分岐から20分、右手に青リボンを見つけた。そして踏み跡。これがきっと、スーパー林道のトンネル越えルートの合流点だろう。高木は、本当はこのルートをとりたかったらしい。覗きに行って、すぐに戻って来た。ヤブで林道は見えなかったそうだ。地形図を見る限り、日光沢温泉の方からは近いようだ。トンネル手前で沢筋を尾根に出るらしい。倒木が多くなった。鬼怒沼山までは何とか整備がなされていたが、そこから先はいい加減。踏み跡がしっかりしているだけでも助かる。表示も、鬼怒沼山の分岐表示以来、皆無。展望の無い平坦地を歩いているため、向かいの山も見えず、地形が把握できず、目標もとれない。無論、黒岩山がどっち方面にあるのかも、正直のところあやふや。GPSに示された県境線に沿って、ただ歩いている。「あの山が黒岩山じゃないか」と言ったのが数回。その度に「あの山」が変わる。ここでチョンボ。倒木を高木は迂回したが、オレは踏み越えようとした。太い幹の上を歩き、ちょっとふらつく。隣の幹は腐っていた。これに乗っかったら、折れるということは分かっていたが、荷物の重さで身体のバランスが保てない。いきなり、バリッと折れて、落ちてしまった。転倒の仕方が横からだったため、指の腹を2か所痛めただけで済んだ。危ない、危ない。こんな所でケガをしていたら、目も当てられない。

(小松のチョロチョロ水)


 1人歩きと何回か行き合う。尾瀬沼からだろうか。1人に水場の様子を聞いてみた。「山頂に行かなきゃないですね」という返事。山頂とは黒岩山のことだろうが、山頂に水場があるなんて話は聞いたこともない。かなりの疑心暗鬼。これまでに消費した水もあるし、食事を考えれば、あと3lは欲しいところ。ようやく水場。12時48分。水がちょろちょろ流れている。隣にはテン場。3張といったところか。時間的にここが黒岩清水とばかり思っていたが、後で小松湿原であることが分かった。かなりいい加減な思考になりつつある。高木の4lビニール袋に3.5lほど水を入れる。高木の荷物がまた3.5kg重くなった。昔のことを想い出した。あれは高木の弟を含めて3人で塩見岳に行った時のこと。水汲みをだれがするか、じゃんけんをして高木が負けた。それを見ていた小屋の主人に、「年寄りを水汲みになんか行かせるもんじゃねぇよ」と、オレと高木の弟が怒られた。結果的に高木が行ったのではあったが、今でも笑い話。高木の方がオレよりも4か月若い。

 特別な食事時間をとりはしなかった。休んでいる時に、パンやおにぎり、アミノバイタル、ウイダーインゼリーを適当に食べていた。つまり、腹が空いたら、休憩して食事の繰り返し。荷物もその都度、軽くなるはずだが、肩に食い込んで、もう痛くなってきている。担ぐ時も「ヨッコラショ」と言うのが多くなってきた。黒岩清水を知らぬ間に通過。道がグシャグシャしていたところがあったけど、あそこが黒岩清水だったかもしれない。意識しながら歩かなかったから、テン場の存在は確認しなかった。

 今日の課題は、取りあえず黒岩山。オレだけじゃなくて、高木もくたびれていた。赤安清水でのテント泊を言い出した。仕方がないか。高木の靴は新調。ヒモが頻繁に外れるが、新調ゆえに歩き方にも気も遣ったであろう。今のところいい感じだとは言っていたが。下りでどうなるか。黒岩山分岐14時43分。オレたちと同年代のカップルが休んでいた。黒岩山から下りたところ。昨夜は鬼怒沼の避難小屋、今日は赤安清水だそうだ。2人の話では、黒岩山山頂は紅葉も進み、眺望も良かったとのこと。黒岩山はてっきりヤブ山で展望無しかと思っていたが。この2人、オレは見た瞬間、不倫カップルだと思ったが、高木はそれを打ち消し、夫婦者だと譲らない。どうでもいいことではあったが、刺激のある話題が欲しかったのも確か。ザックを下ろして山頂往復。急に背中が軽くなり、逆に不安定。身体が重荷に慣れてしまっていた。先々でふらつく。

 黒岩山は確かにヤブだ。悪路。狭い道に草木が覆い、倒木もある。そしてニセピークが2つ。結構、きつい。20分もあれば着くかと思ったが、25分かかった。山頂までの紅葉、特に赤が素晴らしい。狭いところで、危なっかしく何度も山頂に向けて写真を撮った。山頂14時12分。確かに360度の展望。ほとんどの山が見える。日光、会津、尾瀬の山並み。そして、はるかに物見山から続く尾根。よく歩いたものだと感心した。北西方面に福島・栃木の県境ルート黒岩新道があるはずだが、ハイマツとシャクナゲのヤブがずっと続いていて、踏み跡はない。歩くのがいるのかな。今日は晴天で良かった。今回のルート、季節的なものなのか、花に出会うということはなかったが、山頂もまさにそうだ。花好きな人が歩くには、ためらいがあるだろう。ところで、山頂の水場はどこにあるのやら。どこを探しても水の匂いはしない。あの彼氏は、どういうつもりで、あんなことを言ったのだろうか。ああいうウソはつくもんじゃないな。

(黒岩山山頂から)


 14時43分、分岐に戻る。ちょうど1時間。せっかく汲んで運んだ水を盗まれはしないかと不安だったが、その心配以前に、歩く人はだれもいない。どっちから来ても、黒岩山を素通りする人はいないだろう。ザックを担いで、ようやくバランスがとれた。時間はもう3時。8時間歩いている。5時半までに小淵沢田代は無理。やはり、赤安清水でテント泊をするしかない。だらだら続くアップダウン。もう飽きた。笹が多くなった。赤安山への登り。登山道はうまく山頂を巻いてくれた。16時25分頃、赤安山の直下を通過。翌日の袴腰山もそうであったが、標示板がないのはずっと続いているが、コース上にそれぞれの山頂に向かう踏み跡がない。登る人がいないということだろう。

 足裏も痛み出し、そろそろ限界に近づいた頃、ようやく赤安清水に到着。16時57分。何とか日没に間に合った。例のカップルのテントがあった。高木がテントに声をかけたが、返事がない。オレたちがテントを張っている間に、ヤブから2人が現れた。聞けば、水汲みに行っていたそうだ。かなり下らしい。小松湿原で補給しておいて良かった。早速、晩餐の用意。先ずは一番しぼりのロング缶1本ずつ。これが、どういうわけかおいしく感じない。身体が疲れているせいか。ペットボトルに移し替えて持参したウイスキーもしかり。つまみは魚の缶詰とソーセージ。次第に暗くなってきた。月も星も出ていない。ヘッデンの明かりが頼り。気温も10度を切った。α米と棒ラーメンで食事。高木がベイシアから買って来た特製レトルトカレーは、正直のところまずかった。高木はテント泊に慣れている。感心する。サンダル持参だ。オレは仕方なく、登山靴のまま。食料も随分と出てきた。あれでさらにテントを入れて担いで来る芸当はオレにはできないな。隣でもヘッデンの明かりの中から、ラーメンをすすっている姿が浮き出てきた。隣のテントまでは15mほど離れているのだが、向こうの声が大きいためか、うるさいぐらいだ。特に女の声が。

(赤安清水のテン場)


 7時のニュースを聞きながら横になる。靴下を脱いでシュラフに入った時、本当に安堵した。何だか、シュラフの中が臭い。ウチの飼い犬のシャンプーをしばらくしないと、やがてこんな臭いがしてくる。今日の身体の汚れはこの臭いに凝縮されているのだろう。我が身のこと、高木のことは言えない。余談ながら、風呂に入って家に帰ったのに、娘に「ケモノくさい」と言われてしまった。疲れすぎて、寝付きが悪いのじゃないかと心配になる。高木のラジオは雑音だらけ。ソニーの山用ラジオだそうだ。山名に合わせると、チャンネルをキャッチするやつ。オレもこれを買って失敗した。普通のラジオの方が感度がもっといいし、チャンネル合わせも融通がきく。何のメリットのないラジオ。オレは携帯ケースまで付けて買ったから、なおさら損をしてしまった気になっている。隣のテントからはまだ声が聞こえる。夜中にパラパラと雨が気まぐれであたって目が覚めた。まだ12時。すぐに明け方まで寝てしまった。

 翌日、高木から聞いた話だ。オレが寝入るとすぐにイビキを立てたため、高木はうるさくて寝られず、しばらく外でタバコを吸っていたそうだ。イビキは外まで聞こえたらしいが、それ以上に隣の話し声が筒抜けだった。お2人ともに、どこかの同じ山歩きの会に入っていて、今回の山行は抜け駆けだったそうだ。それぞれの家族には、山仲間と尾瀬ということにしているのであろう。つまり、オレの想像どおり、やはり不倫山行だったわけだ。人生いろいろだから、山でも何でもありか。実は、高木の耳に入った話の内容はまだまだすごいものあったようだ。ヤツは寝られなかったんじゃないか。まっ、オレのイビキを理由にはしているが、実の所、最初から耳がピクピクしていて、オレが寝るのを待っていた可能性はある。しかし、不倫山行で黒岩山をセレクトするなんて、中々、粋だね。


 日付変わって2日目。どんより曇り空。本日の降水確率20%。昨夜の食べ残しが朝食代わり。高木はカレー、オレはパンと味噌汁にご飯混ぜ。つまり猫マンマ。お隣も準備中。女の方は正座して化粧をし、男は朝食の準備。今日は沼山峠に下るそうだ。起き抜けに高木の話を聞いてしまったから、やはりなぁといった感じが追いついてくる。6時30分出発。お隣はまだのんびりしている。笹を刈った後がすこぶる歩きづらい。滑る。その間に大きな石がごろごろしている。今日の最初の関門は袴腰山トラバースまでの上り。もう、汗が出てきた。もちろん、袴腰山に登るつもりはない。山頂は100mほど上か。しばらく下って、7時15に送電鉄塔。そして電発記念碑。左右に巡視路が通っている。左に行けば、スーパー林道に出て、大清水に出られるのではないだろうか。ここで、上からポツリポツリ。とうとう雨か。ザックカバーを付ける。雨はすぐに止んだが、ゴミ袋をザックに結わえていたため、ぶらぶらしてうっとうしかった。ザックカバーがちょうど押さえの役目になってくれたから、カバーはそのままにした。昨日に比べて、荷物が軽い。水も今や、2人合わせて2l程度。テントもさほど水を含んでいない。昨日から、高木の杖の先が、土に埋まっては探し出してはめ込むのを繰り返していたが、とうとう、笹の間で見つけられずにあきらめてしまった。

(小淵沢田代)


 中ノ岐沢分岐7時33分。ここで沢伝いに下るか迷ったが、尾瀬沼経由が無難だろう。小淵沢田代7時41分。ようやく尾瀬に至った。見事な草紅葉。だれも歩いている人はいない。尾瀬沼からここまで歩くのもいないのだろう。おそらく、昨夜は長蔵小屋も混んでいたと思う。それなのに、ここはひっそり。ずっと木道が続いている。このまま平坦に尾瀬沼に出られるんじゃないかと思い込んでいたが、正面の山への登りがあった。残念。第二の関門。登り切り、しばらく下りが続く。右手に湿原、しばらく行くと沼が見えてきた。ここも、だれも歩いていない。キャンプ場。そこそこにテントが張られていた。板の上でさぞ快適だろう。長蔵小屋に8時29分。草紅葉が確かに盛りだ。ハイカーも多い。ハイカーは皆スマートで、オレ達はどう見ても異質な存在。大きなザックを背負っているようなハイカーはだれもいない。そして、山の中でたった1泊しただけで汚れた顔。高木がコーラを飲みたがったが、浮浪者みたいだから、売店に行くのはやめておけよと水で我慢させた。

(尾瀬沼)


 ちょっと休憩する。傍らで読書をしているのがいる。文庫本。ここまで来て読書というのも、相当に、ストレスを抱えた生活をしているのだろうか。燧ガ岳も至仏山も、山頂は雲。沼山荘8時59分。いよいよ下る。三番目の難所として三平峠があるが、尾瀬ヶ原から鳩待峠への登りに比べたら、労苦は半分にも満たない。どんどん人が入って来る。9時19分、三平峠。また休み。大清水から3人組が登って来た。この三平峠の看板の前で、カメラ1台で交代交代に撮っている。それを見ていたらイライラしてきた。つい、撮ってあげましょうかと声をかけ、3人まとめて撮ってやった。お礼にもらったすっぱいアメ。すっとして気持ちが良かった。ここからはずっと下り。見かけた花はトリカブトだけ。

 尾瀬に皿伏山というのがあるが、ここには行ったことがない。高木もそうらしい。真正面にこれを見た時、機会があったら行ってみたいなとさらに思った。紅葉は所々。あと2週間ぐらいだろうか。上の山の方は1週間というところか。沢沿いの紅葉は見事だろう。雪の塊が林の中にあった。高木が発見したのだが、ほとんどの人は気付かないだろう。一ノ瀬休憩所10時8分。大清水からやって来る人も、この時間になると、どんどん軽装になり、中には、ペットボトル1本だけというのもいる。こういう人たちには、自然、コンニチハの挨拶も縁遠くなる。長い退屈な林道。足裏が痛い。家族3人連れに声をかけられる。ここから先は長いのかと聞いてきたから、どこに行きたいのか確認したら尾瀬沼だそうだ。老夫婦に孫だろうか。特別に行かせてやりたい気分になるが、3人ともにハイキングスタイルの手前レベル。どこまで行けただろうか。ようやく大清水。10時57分。よく歩けたものだ。天気のせいか、昨日に比べて活気がない。

(大清水)


 車の所で、高木が大声を出したのでびっくり。近所のオヤジがいたらしい。家族連れ。これから登るらしいが、小さい子を連れて、時間的にも大変だね。相変わらず天気はぱっとしない。高木が知っているという白沢の米山の湯に立ち寄って、休憩する。今回はオレの運転で来たから、高木が目の前で、風呂上がりのビール、それも泡がほとんど立っていない冷たいのを飲んでいるのを見て、つい、ヨダレが出てしまった。コノヤローだな。
 関越はこれからの混雑か。それでも追越車線の意味がなくなっている。平均80km/h。嵐山から事故渋滞。関係なし。高木を下ろし、土産に高木ファームの里芋をもらって帰る。

コメント (6)    この記事についてブログを書く
« 羽賀場山から天気山 | トップ | 出張ハイキング大台ケ原 »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぶなじろう)
2009-09-23 22:22:52
今晩は。
高木さんとのコンビは飄逸でありながら、痛快です。たそがれオヤジさんの文章力のせいでしょうか。
ナゲキの数々も、一々うなずけます。
黒岩山は、お疲れ様でした。
古いガイド本には、尾瀬の入山ルートとして(日光沢から)紹介されていましたが、この記事からは随分難路となっているようですね。いつか行ってみようとは思っていましたが、少々覚悟も必要なようですね。
返信する
Unknown (ぶなじろう)
2009-09-23 22:29:07
「お気に入り」に入れさせていただきました。
返信する
Unknown (たそがれオヤジ)
2009-09-25 17:39:03
ぶなじろうさんには、いつもお出でいただきありがとうございます。スーパー林道ルートは、取り付きが問題じゃないでしょうか。後は沢伝いに、尾根を目指す。地形図を見る限りはそうですけどね。難路というよりも、ヤブに参るでしょうね。
返信する
 (俺だ)
2009-09-26 17:50:23
筋肉痛は無かったが、やはり、次の日に腫れてきた。テント山行のあとはいつもそうだが、今回は1日で退けた。あれでも軽かったほうだ。たそがれオヤジと俺とでは、今回がはじめてのテント本格山行だったが、及第点だったと思う。あえて言えば、風呂上りのビールがうまかったが、申し訳なかった。次のテント山行ではI男君にも是非、参加してもらいたいね。不倫山行のことを女房に話したら、「あんたには全然心配ない」と言われた。
返信する
俺だへ (たそがれオヤジ)
2009-09-27 10:52:59
足が腫れるとは意外とヤワじゃねぇか。オレは何ともなかった。前日の渋山歩きの下地があったからだろうな。もっとも、俺だの荷物の目方がオレよりもかなりあったから、無責任なことは言えないが。カミさんにもなめられたもんだな。「山歩くような女はいないみたい」とでも言っておいてやるか。しかしなぁ、「今日はがんばったから、ご褒美あげるね」なんてのは、殺し文句だよな。男じゃなくて女のセリフだったもんな。今度は、不倫山行でも計画立ててくれよ。
返信する
興味津々 (I男)
2009-09-28 21:57:13
たそがれさん。俺ださん。お疲れ様でした。いろいろと想像しながらブログ読ませて頂きました。俺ださん、テント泊はめちゃくちゃ興味津々です。スケジュールが合えば次回、参加を希望します。
返信する

コメントを投稿

尾瀬周辺の山」カテゴリの最新記事